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苦手なりの受験英語

 

2016年5月23日

雑談:英語公用化をうたった会社の現在と、よくいる親

 社内英語公用化をうたった大手会社の出来事が少し前に話題となった。英語を社内で公用化すると宣言したのはずいぶん前。この会社が英語を公用化するという取り組みは当時ニュースになった。どこかの大学の英語の入試でも「日本の会社が英語を公用化することで得られる利点」などを説明する長文問題が出題された。また2012年度のセンター試験(第2問A)にもわざわざ関連する英文が載った。


 先ごろ、その現状を伝えた話がニュースサイトに載っていた。その会社の海外部門は赤字なんだそうだ。現時点では「ざまあ見ろ」と言えなくもない、ただこのグループ全体としては黒字。海外部門だけ考えとお粗末だが、全体としては成功と言えなくもないだろう。なにより、こんな短期間で効能が出るとは限らない。これから海外部門だって黒字に転化する可能性はあるだろう。


 それよりも興味深いのは社長さんの意見である。「今後2年以内で英語が話せない役員は辞めてもらう」という趣旨の発言をしているのである。これが興味深いなぜならニュースによれば「当の社長さんが、この会社で英語をしゃべっていない」そうだから。これじゃあ、社員が英語を使おうとしないのも仕方がなかろう。また社長さんも役員なんだから、社長を辞めるのかどうか注目したい。


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 このニュースを聞いて思ったことがある。


 自分は英語をしゃべれないのに、自分の子供には「英語が必要だ」と言って英語を勉強させる親が世の中にたくさんいる。これで説得させられる子供に問題があると思う。親が英語を使ってないんだから、英語が必要ないのは明らかだろうに。


 でもなぜか「英語が必要」とかぬかす連中は世の中にたくさんいる。私は不思議でたまらない。


 英語は「必要」って言われると私は憤慨する。英語ができれば「有利」って言えばいいのに。それなら私は少しも怒らない。


金曜日はいつもの文法放送。来週の月曜日から新しいシリーズを始めます。そして実はこのシリーズがアルクでの「苦手なりの受験英語」の最後のシリーズとなります。


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Comments

> エリオットさん


ご無沙汰しております。お元気でしょうか? 定年後の再任おめでとうございます。


「英語ができれば有利」と私は小学生のうちから感じていました。なので当時から「どうして大人は有利を必要と呼ぶのだろう?」と不思議に思っておりました。


>実際、英語が話せなくても日本では生活できます。本人が必要性を感じるかどうかです。学校英語はそうなった場合に備えて、文法をはじめ基礎的な力をつけてあげることが使命だと思っています。


素晴らしいと思います。私みたいな英語のセンスが0の人間でも英語ができるようにったのは文法のおかげ。10年以上も英語と全くかけ離れた職業(私は長年古本屋に努めていた)にいても、文法を覚えていたので、英語の力をある程度以上に戻すのは簡単だったのです。これは(英語が才能がある一部の人を除いた)多くの人にとって、英語の基礎は文法である証拠だと思います。伸びる人は、時間はかかりますが、そこから伸びていくでしょう。
 中1で習う文法ですら身についていない人を本当によく見かけます。なのに日本人は文法のやり過ぎだ、などと言われます。本当に不思議です。英語が元々できない人は、こういう判断・認識である限り、その人は英語が身につかないと思います。

お久しぶりです。以前何度かコメントをさせていただきました。
今年3月末に定時制高校を定年退職し、4月より通信制高校に再任用されました。

「英語ができれば有利」のほうが現実的でわかりやすいですね。私の場合は「人生が少し豊かになった気分になれる」と生徒には話してきました。

実際、英語が話せなくても日本では生活できます。本人が必要性を感じるかどうかです。学校英語はそうなった場合に備えて、文法をはじめ基礎的な力をつけてあげることが使命だと思っています。

通信制は月4~5回しかスクーリングで生徒に会うことができません。当日にならないと誰が自分の面談指導を受けるのかわからないので、本当に基礎的な部分に焦点を合わて補助プリントを使用しながら面談指導をしています。

生徒も様々です。単に高校を卒業できればいいと考えている生徒、学び直しでやってくる年配の方(最高齢で70代)、大学進学を考えている生徒などです。いずれにしても、基礎から積み上げていくことが大事だと思っています。