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苦手なりの受験英語

 

2016年6月27日

名詞節・形容詞節・副詞節(5)

今回は


<なぜなら彼に会ったことがあるので私はその少年を知っている>
3 I know the boy because I have met him before.←この英文の場合
・I know the boy
because I have met him before.(←この節を副詞節と呼ぶ)


  ↑これについて、つまり「副詞節」についてのみ取り上げます。


3 I know the boy because I have met him before.←この英文の場合
・I know the boy
because I have met him before. ←なぜの節を副詞節と呼ぶのか…これを説明します。


前々回 know についてやりましたね。know は目的語が必要な他動詞でした。


今回の英文を見てみましょう。
I know the boy because I have met him before.
 ↑この know の目的語はなんでしょうか? 
  今回は前回と同じ。なんのことはない 、目的語は the boy です。
  今回は前々回のように「目的語が節(主語と動詞があるかたまり)ではない」のです。


 I know the boy (私はその少年を知っている)
  文全体で言いたいのはほぼ↑これだけです。


この英文は前回とやや似た感じで
 because I have met him beforeがついています。
    ↑この部分の役割について考えましょう。


前回と似ているので前回と同じかどうか確かめましょう
この部分(because I have met him before)は実は手前の the boy修飾<しているでしょうか?


  [because I have met him before] [boy]
  [私は以前彼に会ったので][少年]
 という感じになります。この場合、boy を修飾していると言えるでしょうか?


 そもそも him(彼)と the boy(少年)が重複してしまっています。「彼」が「少年」を修飾するのはおかしいでしょう。(同一人物なのですから)
 さらに「because(なぜなら~なので)」が余計。


 それでももしも無理やり boy(少年)に修飾させれば
 ⇒「なぜなら私は以前彼に会ったので少年」
    ↑こんな意味になってしまいます。これはおかしい


したがって、
I know the boy because I have met him before.
     この英文の↑ここの節は 手前の 名詞boy修飾していない、ということになります。


ここまでで、
 前回のように 節が「名詞修飾」していない。したがって⇒「形容詞節ではない
 前々回のように節が「名詞の役割」をしていない。したがって⇒「名詞節ではない
と認識していただきたいのです。


ここまでよろしいでしょうか?


---


ここまでであることが言えます


<なぜなら彼に会ったことがあるので私はその少年を知っている>
3 I know the boy because I have met him before.←この英文の場合


because I have met him before
     ↑この部分は名詞節でも形容詞節でもない、、、という事になります。

さて!
ここが最重要
 実は 名詞節でも形容詞節でもない節を「副詞節」と呼ぶ
と決まっているのです。


 したがって
3 I know the boy because I have met him before.←この英文の場合
 because I have met him before
     ↑この節は「副詞節」となります。


なお、実際は
3 I know the boy because I have met him before.←この英文の場合
 because I have met him before ←この節は
  I know the boy ←ここの「全体」を修飾しています


[because I have met him before]→[I know the boy]
[なぜなら私は以前彼に会ったので]→[私は彼を知っている]
という具合です。
 これは前回のようにboyという[名詞(1つ)」を修飾しているわけではないありません。前回のように【名詞1つ】を修飾していれば「形容詞節」です。しかしこれはそうではない。文全体】を修飾している。こういう場合は「副詞節」という分類になります。


良いでしょうか?


次回は確認問題を出します。


 この続きは来週の月曜日です。金曜日に文法放送は有りますが、6月からはアルクからの告知はありません。
 最新情報はここをクリックして参照して下さい。


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Comments

>清水さん
コメントありがとうございます。

> He speaks English very well.
> これを中学生に訳させると「彼は英語を話すのがとてもうまい」という訳がかなりの確率「上手に」という副詞の役割が理解できていているなら構いませんが、そういう確信犯的なケースはほぼ皆無です。

 「1つ1つの単語の意味を正確に覚えていない、なんとなく合っていればいい式」でやっているのでしょうね。英語が得意な人でも結構大勢いると思います。

> これは授業で訳読をきちんとしないことの弊害です。

同感ですね。最近は苦手な人はもちろん、得意な人でも訳例を作らない人が多いですね。

> 大体こんなことが書いてある、というレベルでの理解を中学段階で許容していると、副詞節を理解することは不可能となります。

なるほど。そうですね。副詞節と名詞節を上手く識別できない生徒(高1と高2)に「He speaks English very well.」の和訳例を尋ねたくなりました。彼らが和訳例を作れば「彼は英語を話すのがとてもうまい」になりそうです。


 実は「この説明でも、内容が理解できない人はいるだろうなー」と思いながら、文章を書いています。少なくとも100人が100人全員が同じように理解はしてくれないでしょう。それでも、できるだけ多くの人には理解してもらえるように書いているつもりです。ですので清水さんのコメントは励みになります。ありがとうございます。清水さんがいいプリントが作成できることを祈っています。

MOUTHBIRD様
毎回非常に丁寧な解説で大変参考になります。最近は日本語力が怪しい生徒さんも少なくないので、国語レベルで修飾について指導することが多々あります。特に副詞がおろそかになっているケースが多いです。
He speaks English very well.
これを中学生に訳させると「彼は英語を話すのがとてもうまい」という訳がかなりの確率で出てきます。「上手に」という副詞の役割が理解できていているなら構いませんが、そういう確信犯的なケースはほぼ皆無です。これは授業で訳読をきちんとしないことの弊害です。大体こんなことが書いてある、というレベルでの理解を中学段階で許容していると、副詞節を理解することは不可能となります。

このコーナーでは日本語レベルでの解説も充実していて素晴らしいです。ここまで丁寧な節の解説は参考書では見たことありません。私もここまでわかりやすいプリントを作ってみようと思います。同じ仕事に携わる人間として励みになります。