経済英語を学ぶことは、内外の人々とつながるための共通のツールを手に入れることです。英語は経済の世界でもっとも使われている言語であり、国際的な契約や法規、製品の仕様書などは、多くが英語で書かれ、さまざまな交渉ごとは、たとえアジア域内であっても英語で進められることが少なくありません。情報を収集する際にも英語のアドバンテージは大きく、現地の言葉が翻訳される優先順位はまず英語からという場合が多いのです。

ただ、経済英語にはシェークスピアやバイロンを読み解く力は必要ありませんし、国際ビジネスの最前線で働くのでもない限り、英語を母国語とする交渉相手を論破するような多彩な言い回しも不要です。大事なのは、誤解を生まない正確なコミュニケーションの能力であり、携わっている分野ごとの専門的な用語や共通する表現の知識です。そのハードルは決して高いものではなく、誰もが知っている幾つかのルールを覚えておくだけで、これから出会える世界と可能性はぐっと広がることでしょう。

情報技術の発達やグローバル化の進展で、今や国内だけで完結する社会生活は存在しません。衣食住のほとんどすべてが、海外との経済活動なしには成立しない時代だからこそ、ぜひ『経済英語 はじめて学ぶ40日間トレーニングキット』 を使って、世界を広げるチャンスを生かしていただきたいと思います。

2009年2月

監修者を代表して
日本経済新聞社 The Nikkei Weekly編集長 柿木英人

閉じる