文:西川桂子・脇方真由美 コーディネーション:ホリコミュニケーション
イラスト:佐藤ワカナ
北米では、雨の日も傘を差さない?

From カナダ

カナダで生活している実感として、確かにカナダ人は傘を差さないように思う。残念ながら、何割の人が雨でも傘を差さないのかといった調査結果は見つからなかったので、30人のカナダ人に聞き取り調査をした。

傘を持ち歩かない人に理由を聞くと、自動車通勤を挙げる人が多かった。スーパーに買い物に行くのも自動車なので、傘は要らないという。「では、散歩の時は傘を差すのか?」という質問に対しては、「雨の日は出かけない」「ジャケットのフードをかぶる」「帽子着用」が大多数。「散歩の時は傘を差す」は少数派だった。

傘を差している人にその理由を聞いてみたところ、「ぬれたくないからに決まっているじゃないの!」「雨が降っているから」など。そして7割が移動にバスなどの公共交通機関を利用していた。

次に中高生だ。「みんな、大雨でない限り傘は差さないよ。少々の雨なら、ジャケットのフードを使う」「面倒だから差さない。登下校は、両親に車で送ってもらっているので必要ない」そうだ。「でも、中国系や韓国系は傘を使っているかな」。一部のアジア系移民の子どもたちは、生粋のカナダ人とは文化が異なるようだ。

30人中、傘の利用者は6人。2割であった。

From アメリカ
アメリカでは傘を差す人が少ない。土砂降りでない限り、9割の人が差さないと言っても過言ではない。傘を差さない理由としては、「車社会なので、車から目的の場所・建物までのわずかな距離で傘を差すのが面倒」「ぬれても湿気が高くないのですぐに乾くから平気」「通学の場合はバスがあるし、雨除けになるフード付きの服を着ている子どもが多い」「通勤の場合は傘が邪魔になる」「オシャレな雨具がなく、便利な物が少ない」など。「女性と一緒の場合は女性のために差すけど……」という、レディーファーストの国ならではの回答もあった。

傘を差す理由は、「洋服やセットした髪がぬれるのが嫌」「小さい子どもを抱いているので」「たまたま車中にあった」「旅行者なので念のために持参していた」など。

近隣諸国のカナダ、メキシコでも傘を差す人は少ないようだ。ただ都会では、傘を差す人が郊外より多い。ファッションを気にする人、オシャレの一貫で傘を持つ人、公共交通機関を使っている人が多く、また、ぬれる割合が郊外の自家用車使用者より多いというのが、その理由のようだ。アメリカでも雨具がもっとファッショナブルになったり、便利なアイデアグッズなどが出たりすると傘人口が増えるのかもしれない。
ロシアでは写真を撮る時笑わない? イギリス人は傘を差さないって本当?
などなど、気になって仕方がない世界の噂、外国人への疑問を大募集しています。
投稿はこちら>>


世界の噂大検証 トップへ