執筆 まつだあいこ

『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』(2004)
英会話に生かせる! 映画フレーズつまみぐい

発明好きの長女ヴァイオレット、読書好きの長男クラウス、「噛(か)み」好きの次女サニー。火事で両親を失ったこの三姉弟妹の身に起こる、世にも不幸な出来事は、まず孤児となった3人が最初に身を寄せた、ずる賢いオラフ伯爵との出会いが始まりだった。ベストセラーとなった児童向けファンタジーの映画化。

「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
 スペシャル・エディション」
2005/9/16(金)リリース
¥3.990-(税込み)
発売・販売 角川エンタテインメント
(C)2005 by DreamWorks LLC and Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved.

Says who?
フレーズ活用度:★★★★★

セリフ抜粋

Klaus: You won't get a cent until Violet turns 18.
Count Olaf: Oh really. Says who?
Klaus: The law.

クラウス:ヴァイオレットが18歳になるまで(遺産は)1セントも受け取れないよ。
オラフ伯爵:おや、そうか。誰がそんなことを言っている?
クラウス:法律だよ。

解説

遺産目当てで子どもたちを引き取ったオラフ伯爵と、クラウスの会話から。「そんなことを言うのは、どんな人?」「どこからそんなデタラメを聞いた?」などと、相手が信じられないときに使うフレーズ。「偉そうに知った口を利くな」という感覚でも用いる。“Who says that?(だれが言った?)”よりもこなれた表現で、『シカゴ』(02)、『セント・エルモス・ファイアー』(85)ほか、多数の映画に登場している。このフレーズに“Says me.”と返せば、「私が言ったんだ。だから間違いない」ということ。また、“Says you.”と言えば、「そんなことを言うのは君だけだ」「ばか言うな」という意味になる。この2つの表現とも、say に3人称の s がつくのが特徴。「君、何て言ったの?」と言いたいときには、“Says which?”というフレーズもある。

こんなふうに使ってみよう

Frank: We're adding to your duties. You're my new assistant.
Henry: Says who?
(フランク:仕事の追加だ。君は僕の新しいアシスタントだ。
ヘンリー:誰が決めた?

『ボディガード』(92)より

あいこのつぶやき

本作の末っ子を演じたのは双子の姉妹。児童には就労時間の規制があるため、幼児の役はよく双子が担当します。アメリカで最も有名なのは、日本でも人気のドラマ『フルハウス』(87〜95)で末っ子を演じたオルセン姉妹ですが、このほかにも多数の双子キャストがあります。『ビバリーヒルズ高校 青春白書』(90〜00)第4,5シーズンに登場のケリーの妹役も双子だし、『フレンズ』(94〜04)では、ロスとレイチェルの娘を3組の双子が演じ分けています。『ドクター・クイン 大西部の女医物語』(93〜98)のサリーとマイクの娘を演じたのは、なんと3つ子でした。

one's fingers crossed

『キューティ・ブロンド2/ハッピーMAX(2003)』
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