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特集:日本にいながら国際協力しよう! 社会貢献につながる英語学習法
ゴスペルレッスン体験レポート 英語で歌って国際協力

取材・執筆:新谷里映
 
英語の歌を思い切り歌えたらどんなに気持ちいいだろう──。そんな願いをかなえてくれるのが、東京・渋谷の駅近くにオープンした「ゴスペルスクエア」。初心者からゴスペル経験者まで、誰もが参加できるプログラムが用意されているのはもちろん、ゴスペルの本場ニューヨーク出身のシンガー、シャニータの指導のもと、人気曲を歌うクラスもあります。また、スタジオの収益の一部を目安にラオスやスリランカの子どもたちの奨学金にする国際協力活動にも力を入れており、歌う楽しさが実感でき、同時に国際貢献もできる、何ともすてきなスタジオなのです。今回はシャニータが担当する「GQ プレミアムWORKSHOPT」に参加してきました。彼女への英語インタビューも併せてお楽しみください。


親しみやすい人柄も人気の理由
インストラクターのシャニータ
メロディーや英語の発音は
シャニータを手本に耳で覚える
■ほぼ満員のスタジオ。人気クラスに参加する
オープンしてからまだ2カ月半であるにもかかわらず、すでに200人の生徒が通っていることからもその人気度がうかがえる。シャニータのクラスは一番人気とあって、ざっと見てもこの日の参加者は30人以上。男女の比率は1:2といったところだろうか。自分に合ったパート──ソプラノ、アルト、テナーのいずれかを選んで、いざレッスン開始。「でも、ゴスペル初心者がついていけるのか」と不安がよぎったのもつかの間、配られた『WE SING GLORY』の歌詞カードを見てほっと胸をなで下ろす。知っている単語、わかりやすいフレーズ、これならなんとか歌えるはず!

初めてのコンサートとなるジャパン・ゴスペル・フェスティバルが近いこともあり、レッスンはそこで歌う予定の曲のおさらいが中心。中には歌詞カードが手放せない人もいたが、そんな生徒に向かってシャニータは、OK! OK! No Problem.(歌詞を見ても問題ないわ)と、笑顔で声をかける。そして「曲に入る前に発音の練習をしましょう」と、不思議なフレーズをリズミカルに歌い出した。それは、I can throw the man in the pan.。この一文に特別な意味はなく、日本語でいう「なまむぎ、なまごめ、なまたまご」のようなものらしい。何度も繰り返すうちにスタジオの熱気も徐々に上がり、いつの間にか腹筋にもグッと力が入る。

ゴスペルを歌いたいと思うきっかけは人それぞれだろうが、映画『天使にラブ・ソングを…』シリーズに影響を受けた人は多いのではないだろうか。生徒の中にも「ウーピー・ゴールドバーグのような先生に習いたくて、このゴスペルスクエアを選んだ」という人がいた。確かに、シャニータの歌声には素人でもわかるすごみがある。何よりも彼女の明るい人柄が魅力的だ。

全身でリズムを取る動きに
歌だけでない一体感が味わえる
■映画で使われた曲や名曲に挑戦!
この日の曲目は全部で5曲。そのうちの1曲は、映画『天使の贈りもの』でホイットニー・ヒューストンが歌っていた『JOY』という曲。「joy の発音は自分の言葉を食べる感じで」など、単語ごとのアドバイスもわかりやすくてうれしい。歌詞は英語だけれども、シャニータは日本語が堪能。英語初心者にとっても受けやすいクラスなのだ。

カーク・フランクリンの名曲『MY LIFE IS IN YOUR HANDS』では、make と take の発音に注意することや、「Aメロ・Bメロのことを英語では verse と言う」などの豆知識を教えてもらう。特に楽しめたのは、Down by the riverside.(川岸を下っていこう)と Study war no more.*(戦争なんてたくさんだ)の2つのフレーズのみで構成されている『Down By The Riverside』**で、いつの間にか体がリズムに合わせて動いていることに驚いた。

1時間半のレッスンは本当にあっという間で、歌うことがこんなに楽しかったとは!と、すっかりゴスペルの魅力にはまってしまった。新しい曲を歌うときは、シャニータの声を聞き取る耳コピーから始まる。ということは英語の基本であるリスニングが自然と身に付くのだ。楽しみながら英語に触れたいという方、ゴスペルを英会話学習の一環に取り入れてみてはいかがだろうか。

* Study war no more.は、I ain't study war no more.(これ以上、戦争のことなど学びたくない)と歌われることもあり、聖書に出てくる表現をなぞったもの。
** 奴隷制時代に作られ、伝承された歌。決まった楽譜などはなく、歌い手により節や歌詞が変わる。この日のレッスンは、シンプルにアレンジした歌詞を採用していた。

ニューヨーク出身、シャニータにインタビュー Listen! 世界の“生”英語[出張編]

世界各地で話された“生”の英語が、音と文字で楽しめるメニュー「Listen! 世界の“生”英語」。今回はその出張編として、レッスンを終えたシャニータに突撃インタビュー。ニューヨーク出身の彼女の英語は聞きやすいので、最初は音声だけを聞いてみてください。

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ゴスペルを始めたきっかけや、日本語を学んだ経験について、シャニータに聞く[本家]「Listen! 世界の“生”英語」もお楽しみください。バックナンバーでは、映画スターに監督、ミュージシャンの英語も聞けますよ。
   
過去に特集した、英語特集「英語が生かせる国際協力 手紙を書いてボランティア」では、英文ライティング力のアップにつなげられ、視野が広がり、世界のどこかに友達までできてしまう英文手紙の魅力を紹介しています。自由な時間を使い、取り組んでみませんか。
   
英語特集アーカイブズ」では、ほかにも英語学習に役立つ特集を大公開しています。



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