
LMCの入り口。大理石でできた重厚な建物には歴史が詰まっています
こんにちは! ロンドンから川合亮平です。こちらは今週から気温がぐっと下がり、朝晩の気温は15度前後、日中でも21.2度です。過ごしやすい! マラソンにはいい気温だと思います。ほぼ毎日のように何かしらの取材が入っていて、ロンドン中を動き回っているのですが、そうでない時に僕が仕事をしている場所を今日は紹介します。
ロンドンのど真ん中、国会議事堂があるウェストミンスター駅から徒歩5分の所に、ロンドンメディアセンター(以下LMC)はあります。去る7月9日から、オリンピックに続いて行われるパラリンピックが終わる9月上旬までの約1カ月半、世界中のメディアにとって、情報収集・発信の中心地となるのがこのセンター。登録者(利用者)の数は105カ国から8000名にも上るそうです。
この施設、ジャーナリストやメディアにとって、必要なものすべてがそろっているといっても過言ではありません。施設内の様子は動画をご覧いただくとして、僕が個人的にうれしいと思うのは次のとおりです。
―24時間オープン!:いつ行ってもすぐに仕事ができます。世界各国の時間に配慮しての運営体制です。
―リーズナブルな食堂!:地下には2つの食堂があるのですが、社食・学食並のリーズナブルな価格設定になっています。これが(たぶん一番)うれしい(笑)
―Wifi・電源完備! もちろん無料!:ラップトップPC、カメラ、ICレコーダー、ビデオが僕の主な仕事道具なので、ネット環境と電源は仕事をするのに不可欠です。
―素晴らしい仕事環境:数百年の歴史がある建物の中で、世界各国の人々に囲まれて仕事をするのは貴重な体験だと思います。歴史とハイテクの同居はロンドンならでは。
マルチな機能を持つLMC、運営期間中は、数百人のスタッフが、3シフト制で勤務に当たっています。8時〜16時、16時〜深夜0時、そして、深夜0時〜8時。

ある日の日替わりランチ:Jacket Potato with Chicken Tikka。このボリュームでなんと4.1ポンド(約500円)! 街で食べると倍以上の値段はします
動画では、このLMCをゼロから立ち上げた、London & Partnersのディレクター、Mark Howell氏が施設内を案内してくれています。厳しい登録基準にパスしたメディアしか入れない場所、貴重な五輪の舞台裏だと思いますので、どうぞお楽しみください!
Markさんはイギリス南西部の出身で、オリンピックとメディアに関するエキスパートです、オリンピックのメディアオペレーションに携わるのは冬季も併せると、今回のロンドンで7回目、1998年の長野オリンピックの時には長野に滞在されていたそうです。
2008年にまったく白紙の状態からプロジェクトを任されて、完成に至るまではさまざまなチャレンジがあったそうですが、本人曰く、一番大切なことは、まずビジョンをクリアーにすること。作業をしながら様子を見ていく、というやり方ではなく、まず最終形をはっきとイメージすることが大切だそうです。LMCのカフェテリアでお話を伺ったのですが、今、目の前に存在するLMCの形を最初からイメージしていた、とおっしゃっていました。
プロジェクト当初は、ネット上にバーチャルLMCを造る構想もあったそうです。そうじゃなくてよかった〜、と僕は個人的に思っています(笑)
それでは、また次回をお楽しみに!