こんにちは! ロンドンから川合亮平です。先日、僕にとっては初オリンピック観戦となる、ビーチバレーを見てきました。日本選手が出ているわけではなく、特別バレー好きということでもないのですが(笑)、オリンピックという独特の雰囲気は素晴らしく、心から楽しみました。ホース・ガーズ・パレードと呼ばれる会場は、普段は騎兵の交代式を見ることができる観光スポットなんですが、五輪期間中はビーチバレーの特設会場になっています。
写真をご覧いただくとお分かりの通り、観客席からの眺めは壮観で、ロンドン・アイ(観覧車)、ビッグベンなど、ロンドンの名所が一望できます。ビッグベンを見ながら、同時にビーチバレーを観戦することになるとは、会場の誰も夢にも思わなかったことでしょう。
このホース・ガーズ・パレードのように、一時的に五輪用として使用しているという施設や場所はたくさんあります。ストラットフォード駅にあるオリンピックスタジアムは、ほとんど廃墟しかなかった工場地帯の跡に建てられました。選手の宿泊施設(選手村)のような、付随する他の施設も同様です。
オリンピック後、スタジアムや競泳センターはそのまま使われていくことになるのですが、選手の宿泊施設はどうなるのでしょうか? それが今回のメインテーマ。ロンドン市長のBoris Johnsonが、"London 2012 Olympic Legacy"と呼ぶプロジェクトの肝、ストラットフォード駅周辺(イーストエンド)の超大規模再開発です。すごく簡単にいってしまうと、いままで誰も近づきたがらなかった荒れた地域を、ロンドンを代表する優良地域に一転させよう、というプロジェクトです。

再開発とEast Village Londonについての記者会見の様子
オリンピック選手村は、五輪終了後、大規模集合住宅地、East Village Londonに生まれ変わります。かなりぜいたくな作りになっているようで、政府の力の入れようが伝わってきます。イメージ映像は下でご覧いただけます。
その特徴を少しお伝えすると、
―16人の有名建築家が、約3000世帯の住居をデザイン
―小学校から高校まで学校を新設
―最新の医療機関を新設
―敷地内には、緑や憩いの場がたっぷり(すぐ隣は、ロンドンで3番目に大きい公園となる、クイーン・エリザベス・オリンピック・パークがある)
―自然の生態系が保たれ、さまざまな動植物が見られる
2013年の夏から入居可能予定で、現在着々とプロジェクトが進められています。さまざまな社会的バックグランドを持った人を受け入れられるよう、家賃が公営住宅並みに安い住宅から、近隣の相場どおりの住宅が用意される予定です。もともと、公営住宅が多く立ち並ぶ地域なので、地元に住んでいた人たちも新しい場所へ移れるように十分配慮がされているそうです。
この再開発に対して、地元の人々の感情はすべてポジティブというわけでは、もちろんないのですが、荒れていた地元が、国の主導する事業によって最新の街へと瞬く間に変化を遂げていく様子に、生まれ故郷を初めて誇りに思えるようになったという感想を持っている人もいます。
今日の動画は、そんなEast Village London事業の記者会見から。スピーカーは、地元出身、2012年度イギリス走り幅跳びのチャンピオンであるJJ
Jegede選手(選考会での成績が振るわず、惜しくもロンドン五輪出場は逃しました)と、地元市民のChristellaさんです。
以下のポイントに注意してご覧ください。
1.再開発が地域にもたらす影響は?
2.再開発は地元に役に立たない、というネガティブな意見に対しては?
3.大規模ショッピングセンターのWestfiledは雇用を生み出しているか? もともとのショッピングセンターであるStratford Centreとの軋轢はないか?
皆さんは、East Village Londonに住んでみたくなりましたか? 僕はなりました(笑)
では次回は別の話題で!