
ロンドン五輪大成功で株を上げたか?! ロンドン市長のボリス・ジョンソンは、同時に音楽イベントも開催
こんにちは! ロンドンより川合亮平です。イギリス時間で先日の12日(日曜)の午後9時からロンドンオリンピックの閉会式が行われ、オリンピックは無事、幕を閉じました(パラリンピックは、8月30日からです!)。
開会式もイギリスの音楽がメインでフィーチャーされていましたが、閉会式のテーマはズバリ音楽でした。ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、最初から最後までこれでもかというくらいの新旧ブリティッシュミュージックショーが繰り広げられました。
誰のまねでもなく、自国の強み・長所をしっかり認識して、それをベストな形で世界にプレゼンするという意味で大成功だった開・閉会式は、世界的な高評価も当然得たわけですが、では、なぜイギリスの音楽はこれほどまでに世界に認知され、愛されているのでしょうか?
僕は音楽評論家ではないので、歴史など詳しいことは分かりませんが、イギリスに滞在し、イギリス人と深く付き合い、自らも英国ロックの洗礼を受けた、いちブリティッシュミュージックファンとして確実に言えることは、イギリス人には自国が生み出してきた、音楽に誇りを持っている人が多い、ということです。
そして、その自信と誇りが良い音楽を生み出し続けている原動力になっているのではないかと考えています。市民レベルだけではなく、政府もそうです。ビートルズを輩出した国なので当然といえば当然かもしれませんが、オルタナティブであろうがパンクロックであろうが、偏見なく、良い音楽に対して良いと評価できる自由な社会風土が根付いているのです。
だから若者は(若者でなくても)自由な態度で音楽活動を展開できる。そこから次世代のスターがどんどん誕生してくる。実はこの、音楽の才能の芽を大切にする文化はオリンピックを通じても顕著に表れています。

イギリスの音楽はファッションとも関係が深いです。ロンドンのカーナビ―ストリートにはミュージシャン御用達の洋服店が多数軒を並べます。"MERC"もその一つ
オリンピックパーク内(広大なパークの中に各競技場があります)には、各競技会場へのチケットを持った人しか入れないのですが、その中では食事をできる屋台はもちろん、さまざまなイベントが開催されており、オリンピックを少しでも楽しんでもらおうというロンドンの心意気が感じられます。
その中のアトラクションの一つがEmerging Icons Stage(川合訳:新進気鋭ミュージシャンのステージ)。質の高いインディーズ(アマチュア)アーティストが、野外ステージでパフォーマンスを繰り広げています。若手アーティストは世の中にアピールする機会(しかもオリンピックで!!)を得られ、五輪を見に来たお客さんはフレッシュな音楽を楽しめる、という素晴らしい企画なのです。
下の1つ目と2つ目の動画は、そんなEmerging Icons Stageに出演中のLongfellowというバンドのインタビューです。彼ら自身もオリンピックの雰囲気を満喫している様子が伝わってくると思います。
Longfellowの音楽が聴きたい方はコチラをチェック。これからビッグになるかも。とってもいいですよ。
www.longfellow-music.com
www.facebook.com/LongfellowMusic
また、Emerging Icons Stageの他のアーティストはこちらでチェックできます。
www.youtube.com/user/EmergingIcons
そして3つ目の動画は、ロンドンのストリートでただ今展開中の、ロンドン市長のボリス・ジョンソンが主催するGIGSというストリートミュージシャンのイベントの様子。ロンドンのストリートで演奏する機会を与えられた若手ミュージシャン200組が7月から8月の間、街中で演奏を披露します。そして、9月にネットによる一般投票でグランプリが決定されます。
五輪開催期間に合わせて、世界中から来た観光客にロンドンの今の音楽を楽しんでもらおうという粋な試みです。グランプリのミュージシャンにはロンドン市長から、レコーディングの機会や、奨学金など、素晴らしい賞品も用意されています。
GIGSのサイト:www.molpresents.com/gigs#
ロンドンの街にはいつも音楽が溢れています。オリンピック・パラリンピック期間中はいつもにも増してそのボリュームが大きくなっているようです。今回紹介した、五輪に関連した2つのミュージックイベントを通じて、ロンドンと音楽との絆、そして開・閉会式であれだけ音楽がフィーチャーされたわけが少しはお分かりいただけたでしょうか?
五輪のエネルギーに後押しされて、Emerging Icons StageやGIGSで演奏したミュージシャンの中からきっと明日のスターが誕生すると思います。
では次回はまた別の話題で!