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現地の熱気・感動をビデオでお届け ロンドンオリンピック・リポート

第7回

2012年8月17日

ロンドンオリンピックが残したもの、
そしてパラリンピックへ

ロンドンオリンピックがもたらした誇り

リン

Lynn Hutchisonさん。とても17歳とは思えない、一流アスリートの貫録がありました

こんにちは! ロンドンより川合亮平です。ロンドンオリンピックが閉幕して、早くも1週間がたとうとしています。今のロンドンの様子をお伝えすると、新聞にはまだまだ連日、Team GB(イギリス代表)メダリストの写真が踊っていますが、開催期間中は朝から晩までオリンピック一色だったテレビは、通常のプログラムに戻りました。オリンピックに熱狂していたイギリス国民はどことなく手持ち無沙汰なようで、「夜、オリンピックがやってないので、何をしていいか分からない」なんていう声も聞こえてくるくらいです。

チューブ(地下鉄)や街に溢れていた世界中の国旗を持った人々、自国の国旗をフェイスペインティングした人々も潮が引くように、パタッと見掛けなくなりました。7万人以上のボランティアがオリンピック成功の陰の立役者といわれていますが、彼らが身に着けていた紫色のシャツも見ることはなくなりました。

ロンドンの街を歩くと、先週までの熱気が嘘のように感じられますが、オリンピック前とまったく同じ雰囲気に戻ったかというと、それも実は正しくありません。世論調査では「ロンドンオリンピックを通じて、イギリス人であることに誇りを持ったか?」という質問に対して、多くの人がYesと答えました。これが示している通り、オリンピックが終わった今も、ロンドンという街からは、オリンピックという大事業を成功させた誇りのようなものが感じられるのです。

オリンピック・パラリンピックのTeam GB

ベン

Ben Rushgroveさん。北京五輪で銀メダルを取り、ロンドンに凱旋した時のショット

さて、これまで6回にわたってお送りしてきたこのビデオリポートも、今回がひとまず最終回(次回は番外編です)。最終回にふさわしく、Team GBのアスリートに独占取材をする機会に恵まれました。

1人目は、Team GB新体操代表の、Lynn Hutchisonさん。Team GBの中に日本生まれのアスリートがいるってご存知でしたか? 僕は知らなかったんですが、Lynnさんは日本人のお母さんとイギリス人のお父さんを持ち、日本で生まれました。若干17歳ながら、イギリス新体操を初めてオリンピック出場に導いた立役者なのです。取材の日はオリンピックの疲れからか、体調が優れなかったそうなのですが、快くインタビューに応じてくれました。

動画をご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、将来のイギリス新体操界を背負って立つ気概を感じさせるスーパー高校生です。4年後のリオでの大活躍を予感させます。ちなみに、取材は英語で行いましたが、日本語も堪能とのこと。

そして2人目は、これから幕を開けるパラリンピックのアスリート。北京パラリンピックでは足を負傷しながらそれでもT36(障がいの種別で脳性まひ)の100mスプリントで銀メダルを取ったという、Ben Rushgroveさん。今回出場するT36の100mスプリントと、200mスプリント、両方の競技でメダルが期待されます。

彼は生まれながら脳性まひと聴覚障がいを持ち、生まれた時は一生歩けないとさえ診断されたそうです。しかし、ご両親の献身的なケアと彼自身の負けず嫌いの性格により、紆余曲折を経ながらも、十代でスプリンターとしての才能を開花させます。それからさらなる努力を積み、数々の世界大会で次々とメダルを獲得してきました。そして、オリンピック、パラリンピック問わず、優れた成績を残した限られたトップアスリートだけが手にできる、「フルタイムアスリート」の地位(国からの奨励金が出ます)を手にしました。

彼が競技に出場するのは、9月2日です。日本ではテレビ中継がないかもしれませんが、僕はネットでその動向を見守るつもりです。 このシリーズを通じて、僕自身、オリンピックのことをより多角的に知ることができ、本当に楽しかったです。皆さんもそのように感じていただけたなら幸いです。

では、次回は番外編でお会いしましょう!

最高の瞬間は、演技を終えた時でした

ホームのロンドンでは、もちろん金メダルを狙います


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