第10話:船長(captain)とキャベツ(cabbage)
「頭」 のイメージを持つ語根 "caput"
学生:テニス部の captain に選ばれました。これでモテモテかな(笑)。ところで captain は偉い人とか責任者という意味でしょうか。
松澤:captain は体のうちの "caput"(頭)というラテン語が語根です。命という意味も持っています。体を動かすための指令を出しているのが頭なので、グループを動かすキャプテン、かしら(頭)というイメージです。
学生:キャベツ(cabbage)も同じ語源のようですけど、これも頭のイメージですか。なんとなく形が似ているような気もするけれど。
松澤:その通りですね。キャベツは単純に人間や動物の頭をイメージしています。深い意味はありません。ほかには capital(都市)があります。産業などの頭(中心地)というイメージです。中心であると共に、多くの人々の命を支えています。capitalism(資本主義)も capital の経済活動を生かす(命となる)ための仕組みです。少し難しい単語ですが、decapitate(首を切る、解雇する)は de(=off [切り離す])が付いて「刀やギロチンで頭を体から切り離す」というイメージからきています。
●関連語彙
chapter:章
L.caput(=head [頭])
chief:首領
L.caput(=head [頭])
mischief:いたずら
mis(誤った)+chief=L.caput(=head [頭]) → 頭まで達していないというイメージです。
precipitate:まっさかさまに落とす、促進する
pre(=before [先に])+L.caput(=head [頭])+-ate(…する) → 頭から先にまっさかさまに落とすというイメージです。
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