2014.01.27 Mon

台本も編集も一切ナシのナマ教材!?「バイリンガルニュース」がウケるワケ

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今回のゲストは、「バイリンガルニュース」パーソナリティーのMamiさんです。

バイリンガルニュース」は、昨年2013年に彗星のように現れた無料ポッドキャスト。バイリンガルであるMichael(マイケル)とMami(マミ)の2人が、その独特の視点で選んだニュースを英語と日本語で紹介し、Michaelが主に英語で、Mamiが主に日本語で意見を言い合う、という1時間ほどの番組です。

5月に配信を開始して早々に、爆笑問題の太田光さんがラジオで「お気に入り」と紹介したことも手伝って、瞬く間にiTunesのポッドキャスト総合ランキングで1位に。その後も再生回数は増え続けています。太田さんをはじめ、多くの人がハマっていく、そのワケを探るため、Mamiさんにお話を聞いてきました。

台本も編集も一切ナシ! 一発本番のナマ教材
「バイリンガルニュース」最大の特徴は、"ゆるい"掛け合い。「~じゃん」「○○やばくない?」といった若者らしさ全開の口調で、時に熱く、時に"テキトー"に持論を交わします。

妥協なしに意見をぶつけ合うその話しぶりゆえに、2人の関係が気になるところですが......。

期待を裏切りすみませんが、ただの友達です(笑)。

Michaelさんは大学の同窓生だそうですが、卒業後に共通の友人を通して知り合い、意気投合。

宇宙とか科学とか、友人に言わせると変なことばかりを、何時間も話していました。そのうち、これを発信したらおもしろいんじゃないかなーって思うようになって。録ってiTunesにのせてみたんです。その時から今もずっと、常に台本なしの一発本番。収録後は編集せずにそのままリリースしています。

まさに「ナマ教材」ですね。

ただ、自分たちとしては「英語教材」とは思っていないので、英語を教えるとか、解説するといったことはしていません。2人で勝手に『バイリンガル会話形式』と命名(笑)したんですが、英語と日本語を交互に話しています

聞いていてMichaelの英語があまり分からなくても、その後の私の日本語のリアクションで、なんとなく会話の流れが掴めるはずです。そのうちに耳が慣れてきて、Michaelが言っていることが少しずつ拾えるようになるんじゃないかな、と。

放送方針はただ一つ、自然であること
番組のもう一つの特徴は、紹介されるニュースのユニークさ。特別秘密保護法やリベンジポルノといった国際的・社会的な話題もありますが、幹細胞治験、幼児期の記憶の研究など、日本では大きく報道されていないけれどもスゴイ医学・科学や技術のリポート、10歳の自爆テロや魔女狩りなど文化の違いが際立つ世界の事件、さらにはセックスに関する統計調査や精子ロボットといったちょっと際どいトピックまで。毎回リスナーを裏切らない多彩なセレクトです。

毎回ニュースを6つ紹介しますが、前3点は私が、後ろ3点はMichaelが見つけてきたもので、選定基準はあくまで『自分たちが』おもしろいと思うかどうかです。リアクションを自然なものにするために、事前の打ち合わせも最小限にして、ニュースに対する互いの意見を知らないまま収録に臨みます。

この「徹底した自然体」が人気の秘密なのでしょうか。

2人で守ろうと決めているのは、リスナーに嘘をつかない、演技をしないということ。番組に宣伝が入らないのもこのためです。制約なく、思ったことを自由に発言したいので、スポンサーをつけず、自腹で運営しています。多くの人に聴いてもらえる限りは、がんばって続けていければと思っています。

――次回も引き続きMamiさんにお話を伺い、英語上達のためのヒントを探ります。

Bilingual_News_podcast.jpg iTunesの無料ポッドキャスト。毎週月・木曜日更新。
「バイリンガルニュース」

「英語を勉強している人、ただ世界のおもしろい出来事が知りたい人、いろんな人に楽しんでもらえると思います。通勤・通学の間など、ちょっとした時間に聴いてもらえると嬉しいです!」(Mamiさん)


Text: Kako

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