2014.11.10 Mon

英語力ゼロに近い社会人たちをTOEICテスト900点集団へ導いたミステリー作家

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英語力ゼロの劣等生が努力の末にTOEICで高得点を取得する、というのはたまに耳にする話ですが、平均年齢45歳の元英語劣等生たち41名が、社会人として日々忙しい毎日を送りながら、TOEIC平均スコアは915.3点を叩きだした(2014年10月時点)、というと、それはまさに奇跡に近い偉業。

そんな偉業達成までのストーリーを『社会人英語部の衝撃』(KADOKAWA刊)にまとめたのが、今回のゲストで、その社会人集団を率いた代表、ミステリー作家の清涼院流水さんです。この嘘偽りないノンフィクションストーリーの背景を語ってもらいます。

「過酷な試験」に心の支えを

活動の出発点は「飲み会」だったんですよ。ぼくがTOEIC満点を目指して勉強している、ということを周囲に話していたら、「自分もTOEICで英語力を高めたい」という方が何人もいたんです。TOEICって、“過酷な”試験ですからね。一緒に打ち上げする仲間がいたら心の支えになるだろう、と思って、試験後に集まって飲み会をするようになったんです。

こうして2009年に創部した「社会人英語部」でしたが、当時のメンバーたちのTOEICスコアは、ほぼ全員が300~400点台。600点がとても高い壁に感じられたと言います。

ただ試験を受けるだけでは成績が伸びないので、ぼくが仲間たちに学習法をレクチャーする「英語部勉強会」を開催するようになりました。

2011年、初めてTOEIC900点を突破した流水さんを講師とし、活動が本格化したのでした。

全員が900点を超えるのは時間の問題
活動頻度もあげ、メンバーが少しずつスコアを伸ばしていく中で、流水さんは、TOEICを題材にしたミステリー小説『不思議の国のグプタ―飛行機は、今日も遅れる』(アルク刊・2013年)を共著。この発売をきっかけに、社会人英語部の「英語部勉強会」を一般公開するようになりました。

今では、熱心なTOEIC学習者が全国から100人以上も参加してくれるイベントになっています。英語部の部員は現在41人。そのうち27人が900点を超え、「平均900点集団」になりました。最初はTOEIC300~400点台だった初期メンバーも、順番に900点を超え始めています。新旧メンバーの全員が900点を超えるのも完全に時間の問題だと思っています。

周囲の雑音を無視せよ
流水さんの自信に満ちた発言の裏には、7年以上にわたってTOEIC学習を続けて得た信念があります。

TOEICは意味がない」と言う批判を耳にしたこともありますが、周囲の雑音は無視して、学習に打ち込めば間違いがないんです。英語部には、「TOEIC学習のおかげで、仕事で英語を使うストレスがなくなった」と口にする部員が多くいます。英語力を継続して高め続けるには現在の能力を精確に測定できるものさしが必要で、そのためにTOEICは最適です。スコアアップを目指すことで、英語力は必ず高め続けられます。

――では、部員たちは具体的にどのような学習に打ち込んでいたのか? 次回、引き続き流水さんにお話を伺います。

30cambridge_book.jpg『社会人英語部の衝撃―TOEIC(R)テスト300点集団から900点集団へと変貌を遂げた大人たちの戦いの記録』(KADOKAWA刊)

「社会人英語部」の創部から、TOEICテスト平均912.4点へ達成までの道のりがまとめられた一冊。「これから初受験される方や、満点をねらっている方まで、TOEICテストで結果を出したい方に、具体的に役立つ情報が多く詰まっています」(流水さん)

Text: Kako

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