翻訳 通訳のトビラ

フェロー・アカデミー 講師からのメッセージ

翻訳者を目指す上で大切なのは原文の真意をつかむ力を養うこと

吉田晋治先生

「英文解釈」と「翻訳」の違いを理解してください

翻訳者にとって会心の訳ができたときに勝る喜びはありません。会心の訳とは、書き手の「真意」を理解し、原文が意図した内容やニュアンスを分かりやすい日本語で表現した文章のこと。その方法論を基礎からしっかり築く上で大切なのは、英文解釈と翻訳の違いを本質的な部分で理解できているかどうかです。

私自身、その違いを肌で感じ、翻訳の土台を固めることができたのは、本校の先生方との出会いがあったからです。その学習体験と実際の仕事を通して得てきたものを皆さんに伝えることが私の役目だと思っています。


通学でも通信でも質問が多いほど、上達スピードが早い

私は、通学コースでの講師に加え、通信コースの添削も担当しています。通学も通信も予習の段階でしっかり課題に取り組み、工夫して訳文を作る必要があることに変わりはありません。分からなかったことを授業や添削結果を通して解消し、次の課題に取り組む。それが最も効率的な勉強法です。

受講生がうまく訳せているなと思ったらまめに評価するように心掛けていますし、直すべきところは「こうだから、こう訳したほうが良い」と理由を伝えるようにしています。せっかく学ぶのなら、通学でも通信でも積極的に質問して欲しいですね。質問が多い方ほど、上達スピードは速いものです。


吉田晋治先生

人生経験と好奇心が活かされるのが翻訳です

ある方に「経験が無駄にならないのが翻訳だ」と言われたことがあります。私も、自分がやってきたこと、関心を寄せてきたことが何らかの形で仕事に活かされるという経験を何度もしています。翻訳者を目指す皆さんも、現時点での翻訳スキルや専門知識の有無などは気にしなくても大丈夫です。

その代わり、いろいろなことに関心を向け、知らない世界に対する好奇心を持ってください。それが将来、翻訳者としての強みになるはずです。そして、日本語の文章をたくさん読み、表現のバリエーションを蓄積しておくことも大切。どうか、夢を諦めず、挑戦する気持ちを持ち続けてください。

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