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日本の伝統・日本語

よく使うフレーズ、その意味は?

回答:インターカルト日本語学校

Q.  ひな祭りは具体的に何をする祭りですか。(国籍不明)
A.  まず、名前の通りひな人形を飾ります。ひな壇という台の一番上にお内裏様とお雛様、その下の段3人の召使いの女の人形、そして、その下の段に音楽隊の5人というふうに飾ります。3月3日がひな祭りの日ですが、その数日前から飾ります。また、ひなあられを食べる習慣もあります。あられというのはとても小さく切って乾燥させた餅を揚げた甘いお菓子です。色は白、赤、緑がありますが、白が大地、赤が命、緑が木を表していて、このあられを食べることでエネルギーを得て、病気を追い払うという意味があります。
Q.  招き猫の起源は何ですか。 (韓国)
A.  招き猫の起源にはいろいろな説がありますが、その一つを紹介します。1650年頃、幕府の重要な役職を代々勤めた井伊直孝は、豪徳寺の猫に招かれて寺に入り、たまたま落雷を逃れることができました。井伊直孝はこれをとても喜び、貧乏寺であった豪徳寺に井伊家の先祖代々のお墓を置いて、葬式や法事を行う寺として保護したそうです。豪徳寺の住職は、これはこの猫のおかげだと感謝し、この猫をモデルにして、招福猫児という名前の人形を作りました。これが現代の招き猫の元祖で、猫が福を招くといわれるようになりました。
Q.  相撲をとるとき、どうしてまわしをするんですか。 (韓国)
A.  何も武器を持っていないことを証明するために下着だけで相撲を取っていたことが、まわしの起源となっているようです。プロレスでもパンツ一枚で試合しますが、同じ事ですね。 昔の男性の下着はまわしと同じような形をした「ふんどし」でした。まわしは相撲をとりやすいように、ふんどしの形が変わっていったものです。
Q.  日本に祭りが多いのはどうしてですか。 (国籍不明)
A.  日本人は古来、八百万(やおよろず)の神と言って、山川草木などの大自然の一つ一つに神様がいると信じていました。それで、山、巨岩、大木などの自然のもの、または、御先祖様や偉い人などを神様として祭った神社が日本中にたくさんあり、全国で約8万社あるそうです。 そのような神社が、それぞれ特定の日を選んで祭りをしています。元々、祭りは宗教的なものでしたが、今では宗教と直接関係がない、町内会の夏祭りなどもあります。 また、何かの記念や商品の宣伝を「祭り」ということがあります(港祭り、パン祭りなど)が、これは本来の祭りとは関係ありません。
Q.  どうして東京の若者が方言を使うんですか。 (香港)
A.  標準語では言い表せないニュアンスを表現するためです。例えば、関西弁で「どついたろか」は、標準語で言うと「張り倒してやろうか」になります。しかし、標準語の表現では客観的な感じがしてしまい、荒っぽさや勢いなど怒っている様子が伝わりません。方言が持っている独特の言葉の強さやまろやかさ、のんびりした雰囲気などを出したいときに、東京の若者たちは豊かな感情表現ができる方言を使うのではないでしょうか。
Q.  どうして写真を撮るときに「はい、チーズ」と言うんですか。 (国籍不明)
A.  写真を撮る時に、「はい、笑って」と言われても、なかなか自然な笑顔がつくれないですよね。でも「チーズ」と言うと、「イ」の長音の時に唇が横に引かれて歯が見え、笑顔に見えます。また、タイミングがずれて、「ズ」の時シャッターが切れても、ズの音も唇を円くしないで発音するので、笑っているように見えます。 1963年のチーズのCMで初めて使われたようですが、個人用のカメラが普及しはじめ、当時チーズがしゃれた食べ物だったので、この言葉が広まったのだと思います。
Q.  男性と女性で使う言葉が違うのはどうしてですか。 (韓国)
A.  どんな言語も、地域、年齢、職業、場面などによってそれぞれ違った言葉が使われるということがあります。日本語の場合は、性別によって違う言葉を使うということが特徴となっています。近年は、男女共学、女性の社会への進出などにより、昔と較べて男女差は少なくなってきていますが、それでも終助詞(~よ。~わ。)や感動詞(あら! きゃあ!)などで異なる点が多く、外国人を悩ませる種にもなっているようです。
Q.  どうして夜でも「おはようございます」と言うんですか。 (韓国)
A.  このようにあいさつすることが多いのは、特に飲食店、放送関係、広告関係、芸能界などの人たちです。このような業種は、夕方や夜から仕事を始めるという場合もたくさんあります。そのときのあいさつとして、これから仕事を始めるという気持ちをあらわすために、夜でも「おはようございます」と言うようになったのでしょう。
Q.  「エロい」「パニくる」「サボる」など、外国語からできた言葉が多いのはどうしてですか。 (バングラデシュ)
A.  日本語は昔から外国語(特に漢語:中国の言葉)をかなり自由に取り入れてきました。そして漢語に「する」をつけて動詞を作ったりしてきました(練習する、など)。英語の外来語が増えたのは第2次世界大戦後です。アメリカとの政治・経済・文化的な接触が増えるにつれ急増したのです。そしてやはりそういう外来語に「する」をつけて動詞に、「な」をつけてナ形容詞にというように、日本語の言葉として増やしていったのです。
Q.  どうして何でも「かわいい」と言うんですか。 (国籍不明)
A.  「かわいい」という言葉は、「小さくて、愛らしい」という意味ですが、本を読まなくなったためか、使う語彙が少なくなった若者(特に女性)は、「おしゃれな」も「センスがいい」も「おもしろい」も、全部「かわいい」で表現しているのだと思います。 しっかりしたもの、がんじょうなものより、弱い感じの子供っぽいものが好まれるという若者文化にも、その理由があるのかもしれません。

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