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「言語と心理」の分野の対策

 現行の「出題範囲」は、2003(平成15)年度の試験から大幅に改定されたものですが、言語理解の過程や、言語習得・発達、異文化理解と心理といった「言語と心理」の区分の登場が大きな特徴でした。ある年の試験の出題を分析してみると、全体240点中の40点程度がこの区分から出題されています。


 出題の傾向は安定しています。第二言語習得では、言語転移、中間言語、ストラテジー、バイリンガリズムなどについて、異文化理解では、ステレオタイプや動機付け、異文化との葛藤と適応などについて、必ず押さえておきましょう。


 第二言語習得や異文化理解については、オーソドックスなテキストや参考書のよいものが出版されているので、これらをきちんと理解して読み込んでおけば、多くの出題に対応できます。


気を付けること

 特にこの分野では、使われる用語の形が一定せず、同じ一つのことが別の言葉で表現されていることなども多いので、注意しましょう。ある年の試験でも、あちらの問題ではストラテジーとあったものがこちらの問題では学習方略と呼ばれていました。


 「認知学習言語能力」などという言葉が出てきて自分の習った言葉と違っていた場合、使われている文脈から言葉の意味を的確に判断していく必要があります。用語については、問題集や参考書など何冊かに目を通して、ほかの言い方にもなれておいた方がいいでしょう。


 この分野では、言葉の意味や使い方など、知識を直接問われる設問も多いのですが、応用問題的な、知識を前提にした上でその場で考えたり判断したりしなければならない出題もあります。例えば、「ステレオタイプ」という用語について、具体例の並ぶ中からステレオタイプの例でないものを選んだり、異文化との葛藤・適応について具体的な留学生の話に基づいて考えたりする問題などの出題がありました。知識を丸暗記するだけでなく、具体的な場面に即して理解していく勉強も必要です。





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