試験I問題2

 例年同じ形式を踏襲して出題される問題が、幾つかあります。午前中の「試験I」では現在のところ、問題1、問題2、問題3がそうです。それぞれの出題の形式をつかんでおき、設問の形式に戸惑うことなく、一気に内容に取り掛かれるようにしておきましょう。慣れているといないとでは、解答に要する時間も、心の余裕も、随分違うでしょう。検定試験は限られた時間の中で勝負しなければならないので、これだけで大分有利になります。


 試験I問題1と問題3については、「試験I問題1」「試験I問題3」の項をご覧ください。問題2は、学習者による誤用に関する出題です。最近の例では、例えば、学習者による誤用がまず一つ挙げられ、その下に並ぶ選択肢の中から、種類の違う誤用を選ぶような問題が出題されています。学習者が、「ボールペン」と言いたいのに「ポールベン」と発音してしまいました。これと異なる種類の誤用は、「かっこう(学校)」「こご(午後)」「てんき(電気)」「とんかす(豚カツ)」のうちどれか、というような問題です。どれでしょうか。

 
どんどん解いていく

 答えは分かりましたか。「ポールベン(ボールペン)」と「かっこう(学校)」「こご(午後)」「てんき(電気)」は、清音・半濁音と濁音(無声音と有声音)の間違いですが、「とんかす(豚カツ)」は、「ツ」を「ス」と言ってしまった間違い(調音法の違い)です。


 試験I問題2は、日本語の構造と、学習者への教育の両方の分野にかかわる出題になっています。出題の中身はさまざまで、「~ないで」と「~なくて」の使い分け、「が」と「は」の使い分け、「~ている」の意味、「に」と「で」の使い分けなど、バラエティーは無限です。


 この問題に限りませんが、与えられた選択肢の中から正解を選んで解答欄にマークする解答方式がほとんどなので、実際の試験の際には、選択肢を選んだ理由を厳密に明らかにする必要はありません。試験対策のための勉強を進めているときには、きちんと理由を詰めて考えなければいけませんが、本番の試験では、自分で納得できるだけの根拠があれば、どんどん先の問題に取り掛かるのが得策です。それでもし最後に時間が余るようなことがあれば、戻って考え直せばいいのです。


※アルクのサイトには、試験I対策のコンテンツがあります。
 →→ 日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ対策




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