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QAドリルとは何ですか。

QAドリルというのは、問答形式の練習のことです。疑問詞を導入した後や、質問文と答えを両方練習したいときに使います。Q(質問)A(答え)の形は固定されていますが、答えの部分は決められたことを言うタイプ(例1)と、一部を自由に答えるタイプ(例2)があります。

例1)答えが決められているタイプ「もう/ まだ」
T:もう宿題をしましたか。
L1:(Tが示した○のカードに従って)はい、しました。
L2:(Tが示した×のカードに従って)いいえ、まだしていません。


例2)自由に答えるタイプ「~が、ほしいです」
T:誕生日に何がほしいですか。
L1:手紙がほしいです。
L2:コンピューターがほしいです。


QAドリルで特に気をつけたいのは、質問が不自然にならないことです。例3、4を見てみましょう。


例3)T:L1 さんは、朝、起きますか。
例4)T:もう京都へ行きましたか。


例3の質問に皆さんは何と答えますか。状況設定もなくこう聞かれても返事に困りますね。「こんな会話するわけない」と思っても、文型や語彙を教えなくてはならない、練習させなければならないということにとらわれていると、普通ではあり得ない会話を授業でしてしまうものです。「もう○○しましたか」というのは、予定していた動作が終わったかどうかを尋ねる文型です。例4は、京都について興味も行く予定もない学習者にいきなり聞くと、唐突な印象を受けます。その場合は「京都へ行ったことがありますか」と聞くのではないでしょうか。


だからといって、学習者全員の興味や予定を知っていないと「もう〇〇しましたか」という文は使えないかというと、そうではありません。クラス全体に使える質問もあるはずです。クラスで使っているテキストを開いて「もう○ページを勉強しましたか」「もうこの漢字を勉強しましたか」などは聞けますね。日本語母語話者でも使わないような不自然な質問はしないように、自分が作った質問文を見直し、その質問文が不自然ではないか、授業に入る前に周りの日本人に確認してみてもいいでしょう。


質問に対して決められた文型を用いて答える、問答形式のドリルです。





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