執筆 若草まや

番外編 今年の夏休み、何をして過ごした?

プリスクールで教師体験!?

 小学校に入学してから高校を卒業するまで、夏休みは12回あります。我が家は長女・柚が小学生になった2001年の最初の夏休みを、1歳下の次女・聖とともにスイスのラ・ガレンのサマースクールにチャレンジさせるところからスタートしました。姉妹はその後、夏休みが来るたびに、オーストラリアに住む旧知のベリー家(スイス留学前の柚と聖の家庭教師・フランク宅)でホームステイしたり、日本国内のインターナショナルスクールで開催されるサマースクールに自宅から通ったりしてきました。インターナショナルスクールのうち何校かは、サマースクールの期間もカフェテリアでランチが提供されるのでお弁当を用意する手間がいらず、ワーキングマザーの私は大助かりでした。

 14歳と13歳になった今年の夏、柚と聖は、自分たちが生徒の立場で参加するサマースクール以外に、「教える側」に回る、稀少な体験をしました。具体的には、姉妹が幼児のころお世話になったキンダーキッズインターナショナルというプリスクールで、小学生クラスを担当する外国人教師のお手伝いをつとめる機会に恵まれたのです。自作のクロスワードパズルやゲームなど教材を用意したり、英語のみならずフランス語やスペイン語も織り込んだ授業内容を考案したりする過程で、これまで思い至らなかった先生方のご苦労も垣間見え、姉妹が得たものはとても大きかったようです。

  また、8月9日には、日本の高校生を対象に「なぜ大学に行くのか?(Why go to college?)」という重要なテーマを投げかける、『高校生のためのハーバード大学/イェール大学合同進学説明会』に出席しました。柚と聖はその会場で、同じインターナショナルスクールの先輩に当たるイェール大学の現役学生マイケルさんと出会って親しく歓談し、大学生活の様子を詳しく教えていただきました。真剣な眼差しで聞き入る親子連れがあふれ、座席が足りないほどの盛況ぶりの中、白熱する雰囲気にひととき身を置いたことで、姉妹のモチベーションがぐんと上がり、私にとっても印象深いイベントでした。

高校生のためのハーバード大学/イェール大学合同進学説明会
大盛況の進学説明会。現役学生や卒業生が前に並び、発言する。
説明会で配られたパンフレット。柚のメモ書き付き。どんなところに興味をもったのかな……?
(クリックで拡大表示されます)

 インターナショナルスクールは、夏休みの宿題がほとんどありません。自分の好き なことに、休暇をたっぷり使えます。その代わり、学校が始まった途端、「毎日が夏 休みの終盤か」というくらいの量の課題が押し寄せ、来る日も来る日もホームワーク を片付けるのに明け暮れて、塾通いとは両立しません。でも、塾のお世話にならずと も、学校の課題をこなす日常の延長に、しかるべき大学への進学の道筋が、ちゃんと 見えてきます。
 
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