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Lesson2 外来での英会話 ~診察前~

執筆 押味貴之
Lesson2 外来での英会話 ~診察前~

北海道には2007年の時点で、約2万人の外国人が住んでいます。また、観光客の数も年々増加し、2007年には、約70万人もの外国人の方が来道しました。英語圏に限って言えば、オーストラリアからの観光客がニセコで急増しています。そういった地域では今後、スキーやスノーボード外傷によるオーストラリア人の受診増加も考えられます。そこで、診察前と診察後の2回に分けて、外来で実践できる英会話を紹介します。1回目の今回は、診察前に使う表現です。

「問診票に記入してください」
外来では、初診(first visit)と再診(return visit)で手続きが異なります。「この患者さんは初診かな?」と思ったら、まずは Is this your first visit here?(初診ですか?)と声をかけてあげましょう。

初診の場合、まずは「診察申込書(registration form)」に記入してもらう必要があるので、Could you ~ ? を使って Could you fill out the registration form for outpatient?(外来患者用の診察問診票に記入してくれませんか?)と言ってみましょう。ほかにも、Could you please ~ ? を使って Could you please fill out the registration form for outpatient? とするともっと丁寧な表現になりますが、簡単に Please fill out the registration form for outpatient. と言っても問題ないでしょう。

診察申込書に名前や住所などを記入してもらったら、今度はそれを「健康保険証(health insurance card)」と一緒に受付に提出してもらいます。そのときは Please submit the registration form and your health insurance card at the reception desk.(申込書と健康保険証を受付に提出してください)と指示します。

申込書で連絡先がよくわからないときは、Whom may I contact in case of any emergency?(緊急の場合はどなたに連絡を取ればいいですか?)と聞いて、連絡先をしっかりと確認しておきます。また紹介状の有無も Do you have a reference from other doctor?(医師の紹介状をお持ちですか?)と聞いて確認しておきましょう。

これらが済んで、患者さんの診察券 patient ID card やチャート(medical chart)が用意されている間に、今度は「問診票(medical questionnaire)」を記入してもらいます。

この問診票ですが、多くの病院では日本語のものしか用意していないと思います。ですが、今はインターネットで多言語医療問診票をダウンロードすることができます。特に「国際交流ハーティ港南台」が作成した問診票((財)かながわ国際交流財団の問診票ページにてダウンロード可能)は、言語別問診票(18言語)と科目別問診票(12科目)が用意されていて、無料で使用することができます。これは非常に便利ですので、プリントアウトして外来に用意しておくことをお薦めします。

さて、この問診票記入時の表現で注意すべき点を一つ。申込書のように「空欄に何かを記入する」場合には、fill out という動詞を使いますが、問診票のように「該当するものにレ点をつけて記入する」場合には、一般に fill in という動詞を使います。従って「問診票に記入して、看護師か事務員に渡してください」という表現は、Please fill in the medical questionnaire and submit it to a nurse or a secretary. となります。

Key Phrases
Is this your first visit here?(初診ですか?)

Please fill out the registration form.(診察申込書に記入して下さい。)

Do you have a reference from other doctor?
(医師による紹介状をお持ちですか?)

Please fill in the medical questionnaire.(問診票に記入して下さい。)


「呼ばれるまでこちらでお待ちください」
これらの手続きが済むと、患者さんには診察(consultation)までの間、待合室(waiting room)で待っていただくことになります。

しかし、日本の外来の混雑は、外国の方にはかなり異質なものです。すべて手続きは済んだはずなのに、一向に名前が呼ばれないとなると、患者さんは「自分は忘れられたのではないか?」「何か手続きで間違ってしまって、自分は順番に入っていないのではないか?」という不安に襲われてしまいます。そのため、最初に Please wait in the waiting room until your name is called.(お名前が呼ばれるまで待合室でお待ちください。)や、Please wait here until you are called.(呼ばれるまでこちらでお待ちください)など、具体的な指示をしておくといいでしょう。

また、もし患者さんが不安気にソワソワしていることに気づいたら、Would you like to have a seat? The doctor will be with you shortly.(おかけになってください。すぐに先生が診てくれますよ。)などと声をかけて、不安を取り除いてあげましょう。こういう配慮は、異国で受診する患者さんには大いに励みになると思いますよ。

Key Phrases
Please wait here until you are called.(呼ばれるまでこちらでお待ち下さい)

Would you like to have a seat?(おかけになって下さい)

The doctor will be with you shortly.(すぐに先生が診てくれますよ)



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