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Lesson6 身体に関する英語表現

執筆 押味貴之
Lesson6 身体に関する英語表現

医療従事者が日常使う英語は、病名や検査の種類など、その多くは「専門的な言葉使い」でしょう。しかし、患者さんの使う英語は、その症状にせよ、病気の名前にせよ、あくまでも「一般的な言葉使い」です。そこで今回は、日常生活の中で使われる身体に関するさまざまな英語表現をクイズ形式でご紹介します。さあ、皆さんはこの10問のうち何問分かりますか?

「視力は1.0です」
それでは早速問題です。下線部の意味に注意して、以下の英文の意味を考えてみてください。少し難しいかもしれませんが、まずは解答を見ないでその意味を想像しててみましょう。

Q1 Lately, when I go No. 2, only a little comes out.
 
Q2 When she opened the door, she hit my funny bone.
 
Q3 When I came back from Bali, I had a bad case of the runs.
 
Q4 You have to be careful not to catch athlete's foot in a locker room.
 
Q5 If you have twenty-twenty vision, you don't need glasses.


どうです? 難しかったですか? ではそれぞれの意味を見ていきましょう。

A1 「最近トイレで大きい方をしても、少ししか出ません。」
日本語でも「小さい方」「大きい方」と婉曲的な表現を使いますよね。英語では頻度の高い「小さい方に行く」が go No.1、それほど頻繁ではない「大きい方に行く」が go No.2 となります。

A2 「彼女がドアを開けた時、私の肘にドアがぶつかってビリッとしました。」
これは、ドアが「ひじの尺骨神経にぶつかって手がしびれた様子」を表現しています。英語だと「変な骨にぶつかった」という表現になるのですね。

A3 「バリから戻った時、ひどい下痢をしました。」
「下痢」はもちろん diarrhea ですが、run を使ったこんな表現もあります。「止まらない流れ」というイメージですね。また、ここでは複数形になることもポイントです。これは「何回も行く」というイメージがあるからです。

A4 「ロッカールームでは水虫にならないよう気をつけてくださいね。」
「運動選手の足」とは、またうまい表現を思いつくものですね。

A5 「視力が1.0あれば眼鏡をかける必要はないですよ。」
日本語と英語では、視力の表現が異なります。20/20 vision というのは、日本でいう「視力1.0」のことです。英語では、この 20/20 vision は「普通の視力」または「完ぺきな視力」の意味で使われます。では「視力0.5」はどうなるかというと、20/40 vision となります。これは「視力1.0の人が40フィート離れていて見えるアルファベットが、その人には20フィートの距離からしか見えない」という意味です。同じ原理で「視力0.1」は 20/200 vision となり、逆に「視力2.0」は 20/10 vision となります。


「お通じは普通ですか?」
さらに、以下の5つの英文の意味を考えてみてください。最後の文は「6つに分かれている身体の部分」がヒントです。

Q6 My corns make it hard to walk.
 
Q7 I went out drinking last night, and I've been having dry heaves all morning.
 
Q8 Do you have normal bowel movements?
 
Q9 He has a tattoo on his bum.
 
Q10 I've got to get a nice six-pack going before I hit the beach this summer.


今度はどうでした? 何問わかりましたか? ではまたそれぞれの意味を見ていきましょう。

A6 「魚の目が痛くてうまく歩けません。」
日本語の「魚の目」もうまい表現だと思いますが、英語のcornも負けてはいません。そう言われると「とうもろこし」に見えてくるから不思議です。

A7 「昨日の晩飲みに行って、今日は午前中ずっと吐き気がするものの何も出ません。」
私がいつも「どう訳そうか?」と苦労する表現です。吐き気があって「オエー」となるものの、実際には何も吐けない……そんなようすを表す表現です。これにピッタリと該当する日本語はありません。英語独特の表現と言えます。

A8 「お通じは普通ですか?」
皆さんも実際に使うことが多い表現だと思います。直訳すると「腸の活動」です。この「お通じ」や「排便」という意味のほかに、「糞便」そのものの意味もあります。

A9 「彼はお尻にタトゥーがあるんだ。」
日本語の「お尻(臀部)」をhipと英訳すると間違いです。英語のhipは股関節の上の部分、ちょうど腰に手を当てたときにその手が当たる部分のことです。これに対して「臀部」は、英語でbumまたはbuttocksとなります。「彼のお尻はカッコいいね。」は、He has a nice bum / nice buttocks. となります。後者が複数形になるのは、buttockが左右の臀部の片方のことを指すからです。

A10 「今年の夏、海に行く前にカッコイイ割れた腹筋にしなくちゃね。」
昔はスリムだったはずのお腹周りに肉がつき、いつの間にやら「ビール腹(beer belly)」……。そんな「お腹周りの肉を落とす(to get rid of love handle)」ため、「腹筋運動(sit-ups)」にいそしむものの、なかなか「三段腹(spare tire)」も落ちずに挫折の繰り返し……そんな方も少なくないのでは? 来年の夏こそは、夢の「6つに割れた腹筋(six-pack)」や「ボコボコしたお腹(washboard stomach)」を手に入れましょう!



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