HOME > 英会話 > 看護に役立つ!実践メディカル英語 > Lesson15 介助で使う英語表現2

Lesson15 介助で使う英語表現2

執筆 押味貴之
Lesson15 介助で使う英語表現2

入院患者さんの看護では、さまざまな場面での会話表現が必要となります。普段何気なく使っている単語にも、「これは英語で何て言うのだろう?」と思うものが多いのではないでしょうか? そこで前回から2回に渡って、実際に役立つ「介助の英語表現」をご紹介しています。2回目の今回は「清潔保持」と「排泄介助」、そして「環境整備」での英語表現がテーマです。

「お風呂から出るときは、この手すりをつかんでください」
まずは「清潔保持」での表現から見ていきましょう。

患者さんの入浴介助の場面では、「お湯が熱ければ教えてください。」“Please let me know if the water temperature is too hot.”という表現が便利です。このような場面で使う「熱い」は“hot”、「冷たい」は“cold”となります。

では「ぬるい」は英語で何と言うのでしょう? これは英語で“lukewarm”と言います。例えば「昨日のお湯はぬるかったですか?」という表現は、“Was the water yesterday lukewarm?”となります。

では、お風呂にもよく付いている「手すり」は何と言うのでしょう? これも言えそうでなかなか言えない表現なのではないでしょうか? これは、英語では「手を導くもの」というイメージで、“handrail”となります。従って「お風呂から出る時はこの手すりをつかんでください。」と言いたいときは、“Please hold on the handrail when you get out of the bath.”と表現すれば良いのです。

英語と聞くと「難しい」というイメージを持つ人もいると思いますが、表現によっては日本語より随分と単純になるものもあります。例えば、日本語の「ひげを剃る」という表現では、「ひげ」と「剃る」という二つの単語を用いますが、英語では“shave”の一つの単語で表すことができます。同じように「髪を洗う」も“shampoo”という動詞一つで表現できるのです。

そうは言っても、「入れ歯」のように知っていないとほかに表現のしようがない単語もあります。この“dentures”のようなものは、やはり地道に覚えておく必要があります。そして単語を覚える際には「入れ歯を洗うのではずしてください。」“I will wash your dentures now, so please take them out.”のように、実用的な表現として覚えるようにすると良いでしょう。


「消灯時間です。お部屋の電気を消してください」
次に「排泄介助」での表現です。

「尿(urine)」や「便(stool)」に関する表現は、どの言語でも多彩です。日本語でも「小さい方をする。」「大きい方をする。」と言いますが、英語でもそれぞれ、“go No.1”“go No.2”と表現します。

便がなかなか出ない患者さんに「便器に座って気張ってみましょう。」と言いたい場合は、“Please go to toilet and strain to defecate.”と表現します。“strain”とは「力を込める」 という意味で、“defecate”には「汚いものを外に出す」、つまり「排泄する」という意味があります。

「差し込み便器を入れますよ。」を表現したいときには、“bedpan”という単語を知っておかなければ難しいでしょう。それを知っていれば “I'm going to insert the bedpan.”のように表現できます。

また、「摘便」などは一語で説明できるものではありません。従って「指で便をかき出しますね。」“I'm going to extract stools with fingers.”のようにきちんと行為を説明するようにしましょう。また排泄介助では「気持ちが悪いでしょう。すぐにきれいにしますね。」といった「声かけ」も大切です。そのようなときには“You're probably feeling uncomfortable. I'll clean up immediately.”と、適宜声をかけてみましょう。

最後に病室の管理といった「環境整備」での表現です。

「失礼します。お部屋の掃除に来ました。」という場合の「失礼します。」は“Excuse me.”でも“I'm sorry.”でもなく、“May I come in?”を使います。その後に“I've come to clean this room.”と言いましょう。

また「洗濯をします。洗う服はありませんか?」と言いたいときは、“I'm going to do the laundry. Do you have anything to wash?”と言います。このほか「窓を開けてきれいな空気を入れましょう。」“Let's open the window and let some fresh air in.”や、「もう一枚布団をかけましょうか?」“Shall I put another futon on you?”といった表現も便利ですので覚えておくと良いでしょう。

「消灯時間です。お部屋の電気を消してください。」と言いたい場合、“It's lights-out time . Please turn off the light.”とは言いません。この “lights-out time”と“time”をつけてしまうと、子供に指示しているような感じがしてしまいます。従って“It's lights-out.”とtimeを取ってシンプルに表現するように心がけるようにしてくださいね。



看護に役立つ!実践メディカル英語 トップへLesson16へ>>


  • アルコムワールドで日記を書く

メルマガ登録