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Lesson19 薬に関する英語表現

執筆 押味貴之
Lesson19 薬に関する英語表現

「用量(dose)」や「用法(administration)」の説明など「服薬指導」では、ほかの臨床場面と比べ、より正確な表現が求められます。処方薬に関する「説明」と「指導」が正確に行われない限り、効果的な服薬行動につながらないからです。そこで今回は、「薬に関する英語表現」を、「何のための薬なのか」という「説明」と、「どのようにして飲むのか」という「指導」に分けてご紹介します。

「この錠剤は化膿止めのお薬です」
では、最初に処方薬(prescribed medicine)の「説明」に関する表現から見ていきましょう。

内服薬(oral medicine)や外用薬(external use medicine)には、さまざまな形状があります。錠剤(tablet)や丸薬(pill)、そしてカプセル(capsule)などは日本語にもなっているので覚えやすいのですが、オブラート(medicine wafer)やトローチ(throat lozenge)、軟膏(ointment)などは個別に覚えておかなければなりません。また、坐薬(suppository)や浣腸(enema)なども、「サポ」といった日本語英語では通じませんので、正式な名称を使えるようにしておきましょう。

「この錠剤は化膿止めのお薬です。」のように、処方薬の説明には、その「形状」の表現だけでなく、「化膿止めの薬」のような「機能」に関する表現も必要になります。利尿剤(diuretics)や気管支拡張剤(bronchodilator)のように、個別に覚えなければならないものも多いのですが、そのような表現を知らない場合でも、「(病態)の薬」として“medicine for [病態]”という表現を覚えておけば大丈夫です。


痛み(を止める)の薬:medicine for pain
熱(を下げる)の薬:medicine for fever
咳(を止める)の薬:medicine for cough
炎症(を抑える)の薬:medicine for inflammation
感染症(を抑える)の薬:medicine for infection
化膿(を抑える)の薬:medicine for suppuration

同じように“anti-[病態]” を使う表現があります。

「吐き気止め」anti-emeticや、「化膿止め」anti-suppurationなどはよく使う表現でもあるので覚えておくと便利でしょう。
どうです? これで「この錠剤は化膿止めのお薬です。」も英語で言えますね。もうお分かりですね。“These tablets are anti-suppuration.”となるわけです。


「この軟膏を膿んでいる所に塗ってください」
次に、服薬の「指導」に関する表現です。まずは、用量(dosage)と用法(administration)に関する基本表現から見ていきましょう。

「1日2回、(1回につき)2カプセルを飲んでください。」と伝えたい場合は、“Take two tablets twice a day.”となります。また、患者さんによっては口頭指示だけでなく、きちんと紙に書いて示してあげることも必要です。以下が基本表現となりますので覚えておくと良いでしょう。

1日1回、3錠:3 Tabs, once a day / 3 Tabs, once daily
1日2回、2カプセル:2 Caps, twice a day / 2 Caps, b.i.d.
1日3回、2包:2 Packs, three times a day / 2 Packs, t.i.d.
1日4回、3ml:3ml, four times a day / 3ml, q.i.d.

また、「食前」before mealsや「食後」after mealsといった用法に関する表現も重要です。

「1日3回、食後30分以内に2錠ずつ飲んでください。」“Take two tablets three times a day within half an hour of eating a meal.”という表現のほかにも、「たくさんの水と一緒に飲んでください。」“Please drink the medicine with plenty of water.”や、「噛まずに飲み込んで下さい。」 “Please swallow without chewing.” といった表現も覚えておきましょう。

薬の形状によっては「飲む」“take”が使えない場合もあります。「この軟膏を膿んでいる所に塗ってください。」の場合、「塗る」“apply”という動詞を使って“Please apply the ointment to an oozing area.”と表現します。

副作用(side effect)の説明も「指導」においては重要です。 この場合、“The side effects include dry mouth, nausea and vomiting, irritability, inability to urinate, and blurred vision.”「副作用には口の渇き、吐き気や嘔吐、イライラした気分や排尿障害、そして目のかすみなどがあります。」のように、“include”という単語が便利です。

また、患者さんによっては市販薬を日常的に服用している方もいますから、薬によっては「処方された薬以外、飲まないでください。」“Please not take any non-prescribed medicine.”と付け加えておきましょう。



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