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Lesson21 眼科で使う英語表現

執筆 押味貴之
Lesson21 眼科で使う英語表現

「近視」や「乱視」は英語で何と言うのでしょう? また「視力1.0」という表現は英語ではどうなるのでしょう? そして、検査の際には具体的にどのような表現を使って患者さんに指示をすれば良いのでしょうか? 今回は「眼科での英語表現」を、単語と表現に分けてご紹介します。

「視力1.0」は英語で何と言う?
英語で「眼科」はophthalmologyで、「眼科医」はophthalmologistとなります。ただ、一般にはもっと単純に eye doctor と呼ばれています。

英語圏で皆さんが「メガネ屋さん」を探すとき、どんな単語で検索しますか? glasses shop ですか? それとも spectacles shop? 残念ながら、そのような単語で検索しても目的のお店は見つからないでしょう。「眼鏡店」は「検眼士」を意味するoptometristと呼ばれているからです。 「近視」と「遠視」には、それぞれmyopiaとhyperopiaという「専門用語(terminology)」がありますが、もっと簡単な nearsighted eyes 、farsighted eyes という「くだけた表現(lay terms)」の方が良く使われます。ただ、「歪んで見える」“I have blurred vision.”という症状のある「乱視」には、そのような lay terms はなく、astigmatismというterminologyが使われます。

「視力検査」は eyesight test ではなく、visual acuity test ですが、それよりも気をつけていただきたいのが、日英における視力表記の違いです。英語では「視力1.0」に相当する人を「正常視力」の人と設定し、この視力を 20/20 (twenty-twenty) vision と呼びます。これは「視力1.0の人が20フィートの距離から認識出来るものを、同じ20フィートの距離で認識出来る」ということを意味しています。この原理で 20/40 vision は「視力1.0の人が40フィートの距離から認識出来るものを、20フィートの距離でしか認識できない」を意味し、日本で言う「視力0.5」に相当します。この逆に、20/10 vision は「視力2.0」になります。つまり、最初の20を後ろの数字で割ったものが日本の視力に相当するのです。従って「あなたの視力は0.5ですね。」と言いたい場合は“You have 20/40 vision.”と言えば良いのです。

いかがですか? これで“You have 1.0 eyesight.”と言っても通じない理由をご理解いただけたでしょうか?


「穴の開いている方向を教えてください」
では次に検査で使われる表現を見ていきましょう。

「屈折検査(refraction test)」では、最初に「台の上にあごを乗せて、額を押し付けてください。」“Please put your chin and your forehead on the support to keep your head steady.”と指示します。「目を大きく開けて、道路の上に見える赤い気球をボーッと見てください。」“Open your eyes and try to just gaze at the red balloon on the road without focusing on it.”、「ぼやけて見えたり、はっきり見えたりしますが、まっすぐ見てください。」“The balloon might get blurry or clear, but just ignore it and try to look straight ahead.”という表現はよく使いますので、覚えておくと良いでしょう。

「眼圧検査(tomometry)」では「空気がポンと出て、眼に当たります。少しびっくりすると思いますが、痛くありません。力を抜いて大きく眼を開けてください。」という表現の英訳が難しいと思いますが、これは“You'll feel a puff of air on your eye. It might startle you a little, but it doesn't hurt. Please relax and try to keep your eyes open wide.”などと言えば良いでしょう。

「視力検査(visual acuity test)」では視力表記のほかに、検査方法も日英で異なります。日本ではランドルト環の開いている方向を指示してもらいますが、英語圏ではアルファベットを読み上げてもらう方法を用いています。従って、日本の視力検査方法をしっかりと説明する必要があります。

まず「検査用の眼鏡をかけてください。」“Please wear these special glasses for the test.”と言ってから、「穴の開いている方向を指で示すか、上・下・左・右で答えてください。」“Try to show me with your finger where the hole in the ring. You can say top, bottom, left or right.”と説明しましょう。「レンズをつけた方が見やすいか、つけないほうが見やすいか教えてください。また、1番と2番のどちらが見やすいか教えてください。」は、“Please try to tell if you can see better with the lens in or out. Try to tell me which lens is better, first or second.” と言えば良いでしょう。

また「散瞳検査(test with dilated pupils)」では、「眼の奥の状態を詳しく調べるために、瞳を開く目薬を差します。」“To see the back of your eyes, we’re going to use eye drops to dilate your eyes.”という表現だけでなく、「この目薬により瞳が大きく開くので、まぶしくてよく見えなくなります。」“The eye drops will dilate your pupils and cause a lot of glare and you'll have trouble focusing.”という表現も重要になります。

また、患者さんは散瞳検査の後、車の運転や近業ができなくなりますから、“You won't be able to drive or do desk work.”という表現も忘れずに付け加えるようにしましょう。



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