執筆・解説 辰巳友昭

つぶやき英語表現 Vol. 101
4/15 Up
I feel relieved
(ほっとした)
Tatsumi's Pick Up
「出演者、スタッフのおかげで32年間、無事やることができまして、まだ感慨っていうのがないんですよね。ちょっとほっとしただけで」
― タモリさん

Thanks to the guests and staff I was able to keep going for 32 years. I still haven't felt any deep emotions. I only feel a little relieved.

解 説

背景
長年日本のお昼を楽しませてきた長寿番組「笑っていいとも!」が3月31日夜の特別番組「笑っていいとも!グランドフィナーレ」で幕を閉じました。思えば僕が小学生の頃にはすでに「昔からある番組」という意識で見ていましたから、不思議な感覚です。さまざまな世代の方々がそれぞれの思い入れを持ってこの番組の閉幕を迎えたことでしょう。個人的には唐突に「『いいとも!』終了!!」のニュースをインターネットで知り、そのときに「そうなのか!」と思ってしまっていたので、その後「グランドフィナーレ」の話を聞いたときにはすでに「え、まだ終わってなかったんだ」という気持ちでした。ネット社会におけるニュースの移り変わりの速さを感じた次第です。


表現解説
「安心した」「ほっとした」はrelievedを使ってI'm relieved. / I feel relieved.のように言います。relieveという動詞には「心配、苦痛等を取り除く、和らげる」という意味があるので、受け身にすることで「心配を取り除いてもらえた」という感覚が表現できるのでしょう。


具体的に「~から解放された」と言いたいときにはrelieved of stress(ストレスが軽減した)のように前置詞ofを用いた言い方をしますが、これは「強奪する」のrob、「取り除く」のridなど、一部の「~を取り除く」的な意味を持つ動詞に見られる語法です。


タモリさんの場合、32年間も昼に高視聴率の生放送番組を続けてきたのですから、やはり終わって初めの一声は「ほっとした」だったのでしょう。a littleが入っているのは「ちょっと」のニュアンスに合わせたものです。反対に「すごくほっとした」であればmuch、very、quiteといった強め表現をrelievedの前に置けば良いでしょう。


relieveには名詞の派生語にreliefがあり、これを用いてIt's [that's] a relief.(それは安心)という言い方で「ほっとした」気持ちを表すこともできます。また、プロ野球のリリーフピッチャーを英語で書くとrelief pitcherとなります(実際にはreliever、closerなど、役割にも応じていくつかの言い方が使い分けられるようです)。緊迫した試合でファンの緊張やストレスを軽減してくれる存在ということでしょうか。


日常会話において「ああ良かった、ほっとした」と言いたい場面はきっとあるはず。そんなときにひと言英語でI'm relieved.とつぶやいてみてください。

最後に起き寝るから、「ほっとした」にちなんだ表現を2つ紹介します。1つ目はI'm relievedの使用例、2つ目は「ふう」とため息をつく言い方です。


今回の起き寝る関連表現

I'm relieved that the results of the medical checkup haven't changed from last year.
(去年と数値が変わってなくて安心した)
起きてから寝るまで英語表現700 オフィス偏』P. 224 No. 27

Whew! I almost missed my stop.
(ふぅ! もう少しで乗り過ごすところだった)
起きてから寝るまで英語表現700』P. 58 No. 32

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