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執筆 石原真弓
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海外ドラマを使っての勉強はどのようにすればいいですか?

海外ドラマを使っての勉強法がありますが、実際の英語のせりふと字幕、吹き替えでは多少違いがありますよね? だいたい合っていればいいと思って進めるべきか、徹底的に調べるべきか、どちらがいいのでしょうか? また、洋楽の歌詞はさらに抽象的なので、日本語訳がまるで違っていて戸惑います。
(山梨県 とんとのあさん)

リスニングに特化したり、使ってみたい表現のみを覚えたりしましょう

海外ドラマは、英語の感覚をつかむのに適した学習ツールといえます。状況が設定されているので、はっきりと英語が理解できなくても意味が想像しやすく、状況に応じた自然な表現を身に付けることができるといったメリットがあります。しかし、各せりふの英語と日本語を照らし合わせながらきちんと学びたい人には、言語間で生じる表現のギャップに疑問が残るかもしれません。ドラマや映画の字幕は、せりふの長さによって翻訳の字数が決まっています。状況、役柄、その人の口調などを考慮しながら、翻訳者は巧みな日本語さばきで字数内に収めているのです。例えば、I can’t do that.というせりふがあるとします。これを「私にはそんなことできないわ」と直訳した場合、吹き替えだと15字、字幕だと13字になり、展開の早いシーンでは字数オーバーです。しかし、「無理よ」と意訳すれば3字に短縮できます。男性役なら「無理だ」と訳してもいいですね。人によっては「できないわ」や「いやよ」と訳すかもしれません。このあたりの訳し方は翻訳者のセンスによります。

このように、ドラマや映画には独特の訳し方があることを念頭に置き、声のトーン、顔の表情、ジェスチャーなど、語学書からは学びきれない点に意識を向けて、英語を感覚的に捉えるよう割り切ってはいかがでしょうか? 余裕がある人は、和英のギャップや英文の成り立ちを調べるとより効果的ですが、そうでなければ、細かな点を気にせず、リスニングに特化したり、使ってみたい表現のみを覚えたりするだけでもいい勉強です。

また、洋楽は全体の世界観を大切にするため、英語と日本語とが全く異なる表現になっている場合が多々あります。歌詞に込められたメッセージに目を向けて、音楽と英語を楽しむといいですね。

前回の質問は……

canとget toの違いは何でしょうか?


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