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執筆 まつだあいこ
『十二人の怒れる男(1957)』
英会話に生かせる! 映画フレーズつまみぐい
 

ある夏の暑い日。男性刺殺事件の裁判の陪審員として集められた12人の男たちは、評決のため、陪審員室にこもった。容疑者は17歳の不良息子で、有罪なら死刑が確定するが、状況証拠や証言から、彼らの考えはほぼ有罪で固まっていた。しかしそこへ、これまでの審理の甘さを指摘、疑問を投げ掛け、無罪を主張する者が現れた。

十二人の怒れる男
販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
nothing personal
フレーズ活用度:★★★★

セリフ抜粋


One of the jurors : There's nothing personal.

陪審員:悪く思うな


解説


陪審員の一人が、被告の出身地であるスラムに対する偏見に満ちた言葉を口にする。しかし、ここで陪審員5号がスラム出身者であることを告げたため、ほかの陪審員がなだめようと声を掛ける。「別に君にうらみがあるわけじゃない」「個人攻撃のつもりはない」、つまり、「悪気はないんだ」といった意味で使う定番表現。シンプルに、Nothing personal. と2語にしているものも多く、この形は『スピード』(94)、『ER』(94-)シーズン6第1話などで使われている。“Don't take it personally. (悪く取らないで)”という表現もよく用いられる(文法的には正しくないが、Don't take it personal とも)。類似表現は、No offense. など。なお本作では、抜粋セリフのあとに、さらに別の陪審員が“He didn't mean you.(君のことを言ったんじゃない)”となだめている。


こんなふうに使ってみよう


Rogue: It's nothing personal.
(ローグ:悪気はないのよ

『X-メン』(00)より


あいこのつぶやき


人を裁くことの難しさを描いた法廷ドラマの金字塔といわれる本作。映画やドラマでの引用も多いため、一度は見ておきたい作品のひとつです。日本でもこの作品に影響を受け、三谷幸喜が書いた戯曲『12人の優しい日本人』が91年に映画化されています。前回、このコーナーで取り上げたドラマ『チャームド~魔女3姉妹~』には、第4シーズンに、この物語をもとに構成された(主人公が陪審員8号の役割を担う)回が、第8シーズンに、タイトル『12 Angry Men』をもじった“12 Angry Zen”というエピソードタイトルがあります。ロシアに舞台を置き換えてのリメイクも公開中(2008年11月現在)です。


This is between 人 and me.

チャームド~魔女3姉妹~(98-06)

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