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執筆 まつだあいこ
『トータル・リコール(1990)』
英会話に生かせる! 映画フレーズつまみぐい
 

西暦2084年。夜な夜な火星にいる悪夢にうなされていたダグは、火星旅行を疑似体験できる業者に足を運んだが、その直後から友人や妻に命を狙われる。そのことから現在の生活が偽の記憶を植え付けられた状態と知った彼は、追跡を逃れ、火星へ降り立つのだが……。フィリップ・K・ディックの短編SF小説(1966年発表)の映画化。

トータル・リコール [DVD]
販売元:ジェネオン・ユニバーサル
Not a chance.
フレーズ活用度:★★★★

セリフ抜粋


Lori: What if they bring him back?
Richter: Not a chance.
ローリー:もし彼を捕まえて戻ってきたら?
リクター:それはない。


解説


火星旅行の記憶のインプットがうまくいかず、家路に就いたダグに、次々と危険が迫る。フレーズは、ダグの妻と偽り、彼を監視していたローリーが、ダグ追跡チームのリーダーであるリクターにした質問への答えから。ここでのchance は「可能性」「見込み」を指しており、Not a chance. は、「可能性ゼロ」「見込みなし」「希望なし」という意味で使う。物事を頼まれたときなどに「無理だ」「絶対に嫌だ」と言いたい場面でも使える。Not a chanceは、『時計じかけのオレンジ』(71)、『ビバリーヒルズ・コップ』(84)、『インナースペース』(87)、『恋愛小説家』(97)、『スター・ウォーズ エピソード1 / ファントム・メナス』(99)、『グラディエーター』(00)他、多数の作品に登場する。類似表現としては No chance. があり、Not a chance. と同様に、文頭の There is は省略してある。


こんなふうに使ってみよう


Maxine: Now we're getting somewhere. Not a chance.
マキシーン:その調子よ。あり得ないけど。
『マルコヴィッチの穴』(99)より


あいこのつぶやき


本作は2012年に公開された、コリン・ファレル主演の同名作品のオリジナル版です。リメイク版は最新VFX*を駆使したスタイリッシュな作りですが、本作ほどのインパクトはないかもしれません。今、あらためて見ると、確かに本作の近未来の描写は(意図的かと思えるほど)古くさいです。でも、モニターがブラウン管だろうが、タクシーの運転手人形が安っぽかろうが、鼻から取り出す巨大発信機、女性の顔をした変装マスク(俗称「顔割れおばさん」)、さまざまなミュータント、そしてブレーク前のシャロン・ストーン(主人公の妻役)は、一見の価値があるとしか言えません。

*VFX=Visual Effects。視覚効果のこと。


True.

CRUSOE クルーソー(2008-2009)

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