翻訳ジャンル:出版翻訳 プロに必要な仕事環境「わたしのセレクト」

・取り扱い分野:児童文学 ・取り扱い言語:英日、日英、西日 ・翻訳者としてのキャリア:17年

update:2016/08/01

神戸万知さん

※以下の各項目で、◎印は「購入を強く推奨する商品・サービス」、△印は「予算に余裕があれば購入したほうがいいと思う商品・サービス」を示します。

1.パソコン

  • ◎最初の1台なら、そのときの最新モデルで、ある程度画面が大きいノートパソコン
推薦する理由
  • パソコンはそれぞれの好みでいいと思います。文芸翻訳の場合は、ワープロソフト(エディターソフト)、辞書、メール、ブラウザが使えれば事足りますので、それほどハイスペックなパソコンは必要ありません。メモリも多いほうが快適ですが、上述の機能くらいならば、標準メモリで十分です。予算内で最新の、それぞれが使いやすそうなモデルを選べばいいのではないでしょうか。
  • まずは1台ならば、外で仕事する場合もあるでしょうから、ノートパソコンをおすすめします。持ち運ぶにはできるだけ軽い方が負担が少ないものの、画面はある程度大きいほうがいいように思います。15インチまでいかなくても、13インチくらいはあると作業がしやすいです。(昔は2キロ超のiBookを持っていましたが、今は1キロのMacbook Airより重たいパソコンは持ち歩けません)

2.マウスやキーボード、モニター、外付けハードディスクなど
PC関連のアイテム

  • ◎ バックアップ用外付けハードディスク
  • ◎ Dropboxなどのクラウドストレージ
推薦する理由
  • いつ何時パソコンが壊れるかわかりませんので、バックアップは重要です。クラウドストレージは、Yahoo!、グーグル、アップル、Amazonなどたくさんありますが、ご自分で使い勝手の良いものでいいと思います。わたしは、Dropbox, Evernote, Boxを愛用しています。どれも無料です。
  • デスクトップパソコン、ノートパソコン、iPhone間の連携、同期がスムーズで、これがないと今では仕事ができません。ただ、無料のものはいきなりサービスを停止したり縮小したりするので、注意が必要です。セキュリティ対策も、パスワード管理など気をつけましょう。

3.デジタル系アイテム(iPad、kindleなど)

  • △ Kindle Paperwhite
推薦する理由
  • スマホ、タブレット、パソコン用のアプリもありますが、Kindle端末は目が疲れません。(購入した電子ブックは、スマホでもパソコンでも読むこともできます。)翻訳の作業としては、電子化されている作品なら、パソコン上でマルチタスクで並べながら翻訳できますし(外出時に原書を持ち歩かなくてすみます)、同じ単語がどこで使われているか等、検索ができるのでとても便利です。読み上げ機能もよく使います。(paperwhiteには読み上げ機能はありませんが、iPhone などに読み上げ機能が付きました)

4.辞書

  • ◎『ランダムハウス英語辞典』か『ジーニアス英和大辞典』(できれば両方)
  • ◎『リーダーズ+プラス』
  • 『E-DIC』
推薦する理由
  • 大事典(『ランダムハウス』か『ジーニアス』)は、最低どちらか一方は必要です。意味を確認するだけでなく、用法、用例もしっかり活用してください。『リーダース+プラス』は、語数が多いので、意味をさっと調べるのに便利です。『E-DIC』は値段が安く、例文が多くて便利ですので、ぜひ最初からそろえてください。
  • わたしの場合、もう紙の辞書も電子辞書もほとんど使わず、辞書ブラウザLogophileを利用しています。上記の辞書はもちろん、英英、英和、類義語辞書も入れて、串刺し検索できますし、マルチタスクで翻訳するスピードも上がるので重宝しています。
  • 初心者の方は、まずは、ジーニアス大事典が入っているレベルの電子辞書があれば、入っている辞書・事典の数も多いでしょうし、安心だと思います。

5.翻訳支援ツール

なし

6.周辺アイテム(椅子、マッサージ器具など)

推薦する理由
  • ページオープナーは、楽譜を開いたままにするアイテムですが、翻訳するときに原書を開いたまま固定するのに使っています。しっかり固定してくれます。
  • サラサは、推敲や校正で愛用しているボールペンです。たくさん書いても負担にならない、まさにさらさらと抜群の書き心地です。個人的には0.7mmが好きです。

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