翻訳ジャンル:実務翻訳 プロに必要な仕事環境「わたしのセレクト」

・取り扱い分野:特許(電気・電子/通信・ネットワーク・コンピュータ/機械)、技術論文、技術資料 ・取り扱い言語:英日/日英 ・翻訳者としてのキャリア:11年

update:2016/08/01

松田浩一さん

※以下の各項目で、◎印は「購入を強く推奨する商品・サービス」、△印は「予算に余裕があれば購入したほうがいいと思う商品・サービス」を示します。

1.パソコン

  • ◎ メインマシン:EPSON Endeavor MR4600E
    Windows 10(Windows 7)、メモリ16GB〜、CPUインテルCore i5〜、HDD 500GB〜。キーボードとマウスは別購入をお勧めします。
  • △ サブマシン:メインマシンとほぼ同じでよいでしょう。
    経済的理由から、メインマシンとの同時購入には無理があるでしょうから、3〜4年後を目安に増設するのが現実的な選択だと思います。こうして、メインマシンとサブマシンを3〜4年周期で交互に入れ替えていくと、万一の故障の際にも仕事を止めるような事態に陥ることがなく、きっとご自身もクライアントも安心でしょう。
推薦する理由
  • まず、これまで私がEPSON PCを選び続けてきた理由は、「そのサポートに信頼が置ける」という一点です。さて、自宅作業が前提ならデスクトップ型コンピュータをお勧めします。操作性も拡張性もノート型コンピュータに比べて優れています。ただ、周辺機器(モニター、キーボードなど)を外付けすることでデスクトップ並みの作業環境を実現することも可能ですから、移動しながらの作業が選択肢に入るならノート型も候補に入れましょう。
  • 私の現在のPC環境では、EPSONの旧モデルMR4400E(Windows 7 64-bit)をメインマシンとして使用しています。このモデルは、そのままで3台までのモニターを接続できるのが特長です。またEPSON MR6500(2010年〜)をサブマシンとして常時待機させています。
  • なお、メインマシンのMR4400Eが今夏でちょうど3年になりますので、年内には新モデルMR4600Eをメインマシンに据えて、今のMR4400Eをサブマシンとして待機させる予定です。そしてMR6500は引退して余生を送らせます(笑)。OSについて一言。これから購入するならWindows 10が妥当な選択でしょうが、翻訳作業を主に考えるなら安定性を重視してWindows 7(Windows 10アップグレード対応版)も候補に入れてよいでしょう。

2.マウスやキーボード、モニター、外付けハードディスクなど
PC関連のアイテム

推薦する理由
  • 私は、マウスに替えてトラックボールを愛用しています(M570t)。手首や腕を動かさなくても済むので身体への負担も軽く、作業スペースも少なくて済みます。
  • キーボードも好みが分かれるはずです。以前は「東プレ」製のものを長く愛用していましたが、今はキータッチが好みでMajestouch 2に落ち着いています。テンキーなしの方が作業姿勢を調整しやすいと感じますが、確定申告時など数字を数多く打つときにはテンキーを外付けして使用します。
  • モニターはPC本体と一緒に購入するケースが多いはずです。画面サイズは24インチ程度が心地よいと感じます。できればモニター2台(または3台)あれば、作業画面と辞書引き画面など作業ごとに分けて広く使うことができるのでお勧めです。最近では1〜2万円台で購入できますので検討してみてください。

3.デジタル系アイテム(iPad、kindleなど)

推薦する理由
  • iPhone(スマホ)もKindleも私にとっては無くてはならない存在です。翻訳作業に必要かと問われればそうではありませんが、クライアントと情報をやり取りする際にスマホが大活躍しますし、様々な書籍や資料を持ち運ぶのにKindleが重宝します。一度でも体験すれば、きっとその価値が分かるはずです。百聞は一見にしかず。

4.辞書

上記3冊はあくまでもほんの一例です。英英辞典、国語辞典、専門辞書などの情報については以下のサイトも参考になさってください(アルク「わたしの辞書環境」)。

推薦する理由

5.翻訳支援ツール

推薦する理由
  • ◎ 秀丸エディタは、Windows標準のメモ帳を置き換える定番のテキストエディタです(詳細割愛)。
  • △ memoQは翻訳メモリです。私は自らの訳文を再利用するためだけに活用していますが、最近では翻訳メモリの使用を前提とした翻訳依頼も少なくないようです。いずれにせよ、翻訳メモリは使い方によっては「毒」にも「薬」にもなります。駆け出しの頃は手を出さない方が無難でしょう。
  • △ 類語jpは日本語シソーラスの有料サイトです。毎日のように活躍しています。
  • △ Logophile、△Dicregate、△EBWin4はいずれも辞書ブラウザです(一部有料)。詳しい説明はやはりこちらをご覧ください(アルク「わたしの辞書環境」)。

6.周辺アイテム(椅子、マッサージ器具など)

推薦する理由
  • △ アーロンチェア 翻訳作業は座り仕事なので椅子は大切です。ただ、なんでも高いものを選べばよいのではなく、実際に試して(座って)みて、スタッフに相談してみて、自分にしっくり合うものを選ばれるとよいでしょう。
  • △ Evernote:仕事上の様々な情報をネット上でクリッピングして活用しています(有料オプション)。
  • △ Dropbox:万一のデータ消失に備えるため、外付けHDDだけでなくネットサーバも併用しています(有料オプション)。お金で買えない貴重なデータは二重にも三重にも備えを怠らないようにしましょう。こうしたネット上のサービスは、まずは無料で試してみて、慣れてきたら有料に移行するのがよいでしょう。無料のままでは実務にはほとんど使えません。

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