苦手なりの受験英語

 

2006年3月19日

4人の師匠(5)

第4回:川田拓矢先生


川田先生は、まだ早稲田予備校の講師を続けられているはずです。
この人のエピソードはすごいです。


不良で野球少年。プロ野球からもヤクザ屋さんからもスカウトも受けた。
予備校講師の前の職業は、パチンコ屋の店員。


東大に2回も入ったのに大の早稲田びいき。早稲田にも1回通った。卒業したのは早稲田だけ。
「東大はつまらん、早稲田は楽しい。だから早稲田に入れ!」とおっしゃる。
英語の模試で偏差値114というのを出したことがあるそうな。(116だったかもしれない)
作家としての作品もある。検索していたら「川田先生のウィキペディア」を発見しました。ここで作品も分かります。

授業は大変面白く、笑いが絶えない。タモリのような喋り方である。(もっとも先生曰く、今のタモリは全盛期のタモリではないそうだ。昔のタモリはもっと面白かったそうだ)


参考書も出している。「川田流 英語のツボ ライオン社


私の授業で今不定詞をやっていますが、このなかで出てくる to 不定詞の15種類の訳例「こと、べき、ような、という、ための、(訳さない)、ために、て、なんてorとは、もし~ならば、(左から)て、ほど、のに、のは、には」は、川田先生の教えの受け売りです。


他にも
・「asの訳例7つ」=「ので、ながら、ように、とき、として、つれて、だけれども」
・「beの意味11個」=「ある、いる、なる、です、come、go、arrive、起こる、行われる、言う、する」
など、覚えておけば便利な数々を伝授されました。


この人の独自の世界に「まいって」しまう人は多く、「ファンページ」が存在します。


私が彼の言葉で好きなものが1つあります。
英語ってのは本来ゆっくり味わって読むものだ。単語だけ拾って流し読みするなどもってのほか。著者に対する冒涜だ!


この言葉は「速読ばかりする今の受験英語の風潮」を憂う言葉として私は大切に思っています。


こう言うだけあって、この人の作る和訳例は美しいです。きちんと文法に則っているのに、直訳調の変なものではなく極端な意訳でもないのです。文法の則った綺麗な訳例を作られるのです。






私の英語は主に以上の4人の先生方によって養われました。その後ろくに英語に触れていない私でも現在英語が使えるのは、いかに彼らが優れた講師であるかの証明だと思います。私はここを見ている誰よりも英語ができなかったのですから。


そうそう、最後にのこの4人が4人、全ての先生方に共通する点を2つ紹介します。
(1)文法を大事に思っていらっしゃって、かならず文法的な説明を加えた解説をなさった。
(2)「英語を好きになれ!」などと決しておっしゃらなかった
という点です。


これがいかに英語が嫌いな私を救ったか……その量は計り知れません。


次回は火曜日に更新します。雑談します。

新シリーズは木曜日からです。何を語ろうかな? リクエストがあったら宜しくお願いします。今の時期に合う何かにしたいのですが…
~~よろしく~~~♪


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Comments

>まくさんさん
こちらこそはじめまして。
川田先生の教え子さんですね。私もそうでした。
川田先生の日本語能力には脱帽でしたよね。
私は、
前述の宮本守良先生を「速読の先生」
井川先生と川田先生を「精読の先生」
と位置づけて、両者の良さを習得しました。
私が思っている川田先生の良さの1つは「自分はまだ発展途上の人間、と言い続けていた」ことです。川田先生が発展途上だったら、私はどこにいるんだと劣等感を感じたものでした。でも、逆に常に努力しないと行けないなあ、と思ったものです。
他にも、コメントしてくださったようで嬉しく思います。ありがとうございます。
よろしければ、色々ご覧くださいませ!m(_ _)m

はじめまして。私は受験とは関係ない世界にいますが、「川田拓矢先生」の名前に惹かれて、こちらのページを拝読致しました。
懐かしかったですね。最初は細かい知識(受験テク)の丸暗記をさせていったので「単なる受験屋」かと思いましたが、実は英語と日本語を非常に大切にしながら読み進める極めて当たり前の方法であり、先生の体験を惜しげもなく生徒達に伝えていく姿に感動し、毎回の授業が楽しみでした。授業の合間の雑談&対話も面白かった。
かつて英語を教える仕事をしていましたが、「速読即解」メインの時代に反して、一語一語丁寧に読み進めながら生徒との対話を欠かさぬように心掛けたのも、川田先生の方法論が生徒のためになると確信していたからです。体調を崩して、今は教壇を降りていますが…
ちなみに現役時偏差値40台から始まり最後の模試では68くらいまでいったかと思います。英語自体は嫌いではなかったけど(田舎モンでかっこつけたかったから勉強したつもりでしたが…)語彙+文法知識不足だったんで浪人時も偏差値はず~っと50台でした。もっとも偏差値なんてあまり気にしていなかったのが事実ですが。
長々と失礼致しました。時間があれば他のページもじっくり拝読したいと思います。

>ワイルド★ダックさん
4人のうち1人でも欠けていたら私の早稲田合格はなかったと思います。
いづれも私にとっては良い先生方でした。川田先生のみならずみなさんすばらしい方々でした。

どもどもー。しばらく訪れていたいあいだに今期シリーズが終わってしまっていました・・。

マウスバード先生が英語が嫌いなのはよく存知あげていましたが・・・?
ちょうどその度合いとは反比例にご紹介いただいた先生方が
大好きだというのがよくわかりました。

不定詞・as be の訳例はとても便利そう。
参考になりました。

僕も川田拓矢先生はちょっとチェックしてみようかと思います。