苦手なりの受験英語

 

2006年6月24日

インタビュー(3)

インタビュア(以下Qと表示):あなたには英語を使おうとする意志はないんですか?
マウスバード(以下Aと表示):はい。もちろんです。やって楽しくないものを喜んで使いたがるほど、私はマゾではありません。
Q:……英語をもっと日本に普及させようとか考えたことはないんですか?
:全く逆です。英語を日本からどうにか無くせないかと考えています。なんでみんなさん英語を学びたがるのか私は不思議でたまりません。


Q:はあ……それではなんであなたは英語を教えているんですか?
:自分でも不思議です。ただ、苦手な人はほおって置けないんです。日本で今普及している英語の学習法は概ね「得意な人用」なんです。それを苦手な人がやるとどんどんオチこぼれるんです。だからそういう苦手な人は手助けしたいんです。
Q:おおそうですか! それはすごい!
:そうですか? そうでもないですよ。なにせ……
Q:なにせ……?
:英語が嫌いな人を救いたいと思っている反面、英語が好きで得意な人を奈落の底に沈めたい、と考えていますから。Ψ(`∀´)Ψ


Q:あなたにとって英語とはなんですか?
:不倶戴天の敵です。私に不幸しかもたらしません。人生最大の邪魔者、地獄の悪魔、諸悪の根源、疫病神、貧乏神、キングボンビー、ギガボンビー、それから、え~と……
Q:もうけっこうです。ありがとうございました。


次回は月曜日の更新です。

 

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Comments

>気持ちが少し理解できたかもさん

コメントありがとうございます。
それにしても、水泳で素晴らしいご努力をなさったのですね。私は25mがやっとでした。


概ね、おっしゃる感じだと思います。あなたにとっての水泳が私にとっての英語です。鈴木大地さんが水泳を覚えるように主張するように、高校生は英語を覚えるように言われるわけです。本当は英語ができたって【有利なだけ】で、必要ではないのに。


ただし、水泳(英語)が【受験】で必要なのは事実です。水泳(英語)ができずに、志望校に受からない受験生、それによって将来の選択肢が狭まってしまう受験生がどれほど多いことか。だから、水泳(英語)が苦手で嫌い人たちに、水泳(英語)で志望校の合格点を取れる力をつけさせるのが、私の仕事と思っています。 水泳(英語)がお嫌いな気持ちを分かった上で、水泳(英語)を教え、かつ、【水泳(英語)を得意にさせてしまう】…これができる人はそれほど多くはいないだろう、と思っているからです。

だいぶ前の記事のようですが、このインタビューが話題に一番近い気がしたのでこちらに書かせて頂きます。

 Yahooニュースを見ていたら、こんなニュースが目に入りました。

鈴木大地氏が日本水連会長就任 「全国民、泳ぎ覚えて」

 この件について、大方で好評のようですが、私は軽く怒りを覚えました。津波の被害者まで出しに使って水泳を必修化させようとするやり方に。
 と同時に、自分の学生時代を振り返って、ああ、マウスバードさんの英語に対する感覚ってこういう感じなのかな、と。

 私はとにかく水泳が苦手で、小学校の頃から夏の体育(ほとんどが水泳になる)が憂鬱でした。毎年夏休みになると学校の水泳教室やスイミングスクールに通わされ、その時は多少は泳げるようになるのですが、次の夏にはもう元に戻っていました。
 小6の時、見かねた親にとうとう4月から1年間、スイミングスクールに通わされました。低学年の子達に混ざって一番下のコースから始め、1年で何とか50m泳げるようになりました。
 これで本当に泳げるようになったようで、この後はカナヅチに戻ることなく、中学・高校の水泳の授業も無難にこなすことができました。

 「じゃあ夏が楽しみでしょ?」まさか。高校2年で水泳の授業がなくなって以来、プールにも海にも1度も行っていません。大学の時、生協の書籍部に行くと地下にある温水プールから塩素の匂いが漂って来るのですが、その匂いをかぐだけで憂鬱になりました。

 こうやって振り返ってみて、マウスバードさんに親近感を覚えました。私の場合、殴られるどころか怒られることもなく、また私同様泳げない子は他にもいましたので、マウスバードさんよりはマシだったかもしれませんが。

すみません。違います。学校や塾の副教材です。市販のものではありません。
私の頃の「英文解釈教室」の評価は「絶賛する人」と「そうでない人」の両極端でした。私があの本を挫折した理由は、当時の先生の指導法の所為ではないかと思います。先生は「例文(?)のようなものを全部記憶しろ」と私に強制したのです。私は例文暗記が死ぬほど苦手なのです。1文すら覚えられません。

「英文解釈教室」の意訳例は本当にすばらしく、「どうしたらあんなカチっとした意訳例ができるのか?」と気になりました。なので当時の私は「どうしたらできるのかを研究した」かったです。ところが当時の先生からは「そんなことをするな」という指示を受けました。「そんなことを考える余力があるなら例文を暗記しろ。そうすりゃ読めるようになる」と先生は私に指示したのです。実際、その先生による暗記テストがあったので、研究する余裕もなく、例文暗記に労力を費やしました。ですが私の脳みそは英文を全く暗記してくれず、結果、なにも身につかなかったのです。

Dr. Sです。また、投稿させていただきます。先日の「当時の塾の先生方や、英語の得意な友達が絶賛し、薦められた解釈の本」とは「英文解釈教室」ことでしょうか。マウスバードさんの年齢はわかりませんが、私とさして変わらないのであれば、私の受験時代(約20年前)で、最も評判の高い本と言えば、「英文解釈教室」でした。私は何とか挫折せずにやりましたが、今になってみると、当時の私には程度が高すぎて、理解が上滑りで、いまいち、身に付かなかったような気がします。ところで、この本について、故伊藤和夫先生は、著作の中で、後年(晩年)このように述べています。
「あの本は日本について全然知らない子供に、日本の知識を与えようとするとき、まず日本全土の航空写真を見せて説明を始めるような物なんだ。」
「今ふり返ってみると、すでに相当量の英文を読んで英語が読めるようになった人が、自分の知識を整理し、英語の構造について統一的な見通しを持つのに最適な本なんだ。」
こういった反省から、晩年の著作を見ると、伊藤先生は、どうすれば英語の苦手な人に英語が分かるようになるかを模索したようですね。