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苦手なりの受験英語

 

2007年2月 5日

直訳と意訳と訳例と意味(20)

こんばんは。なんとか復帰しましょう~。
1週間に2回程度は更新したいと思います。
前回の予告の確認から行きましょうね。


「訳例など考えない(英文を英語で理解する)、ここまでできないとダメダ!」


↑このように英語の先生が、「英語が嫌いで苦手な生徒に対して断言した」場合……


「英語が嫌いで苦手な生徒」はどのように思うか……


これを考えて欲しい、と予告しました。


まず、こういう先生の意見を端的に表現したいと思います。概ね↓こういう意見を言うはずです。


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英語学習とは英語という言語を学ぶ学習だ。別に翻訳を学ぶわけではない。英語を使いこなすための学習が求められる。だったら、英語の意味が英語で分かったほうがいい。


難しいとか、できない、という声を聞くがそんなことはないと思う。なぜなら言語だから。言語は概念を表せるし、それを使っている人がいるわけだからできないはずがない。
事実、私はできた。


学習の過程で最初のうちは、日本語の意味を考える過程が必要かもしれない。しかし、高校生になったのなら、もう大丈夫。できるはずだ。
これができれば、英文を速く読むことができて、英語の成績はずば抜けてよくなるだろう!


だからあなたもそういう学習をしなければダメだ!!!
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だいたい、こういう意見ではないでしょうか?
こういう先生は高校生時代、英英辞典とお友達だったと思います。
英語で概念を覚え、実践し、事実そのお陰で英語の成績がずば抜けて良かったものと思います。


別にこの人のやり方を否定するつもりはありません。
実際この人はこれで成績を伸ばしたものと思います。
英語のエキスパートになった人の50%ぐらいはこのやり方ではないでしょうか?
若い人ほど、その傾向があるような気がします。


問題は、英語の苦手な人にこのやり方ができるかどうか?
……


という点です。これについては木曜日に書ければと思います。

Comments

>Dr.Sさん
いつもコメントありがとうございます。
おかげさまで、体はそれなりに良くなりました。

伊藤師はそんな昔から、英文を英語で理解する人が大勢現れることを予見していたんですか! 知らなかったですね! さすが、というほかないですね。

>英語の苦手な人だけでなく、おそらく9割の学生にはナンセンスと思われます(少なくとも、高校1・2年の私には不可能でした)。このような意見を述べる教師は、学生の実情に対して、甚だしく無知と言えますね。

そう思います。ですが逆にそういう残りの1割の人ばかりが英語の先生になると思いませんか? そういう先生同士が同意見を言い合うでしょうね。生徒側にも1割はそういう人間がいるわけですから、ますます自分の意見が裏付けられるわけですね。

Dr.Sさんは高3ではできたのでしょうか? だとするとこれはこれで英語の苦手は私のような人から見ると相当なプレッシャーになります。
高3なら受験の年。苦手な人も「じゃあ受験生なら、英文を英語で理解しなくちゃいけないのか??」と思ってしまうからです。


数学の問題の方は、ごめんなさい。すっかりお返事したつもりでした。今調べたらお返事を返してなかったです。申し訳ありませんでした。
実は、web版でご用意いただいたものは、表の画像が上手く表示できなかったのです。(私の技術の所為かもしれません。ごめんなさい。)
なので、wordでいただいたものをご希望の方にお配りしております。

連絡が遅れて申し訳ありませんでした。m(_ _)m

どうも、Dr. Sです。おかげんは良くなられましたか。

 先日の英語の入試の長文化の話ですが、以前お話しした「予備校の英語」に、鋭い批判が述べられています。また、「英語総合問題演習」シリーズ(入門編・基礎編・中級編・上級編)にも、暗に長文化に対する批判が述べられています。

 さて、今回の「英文を英語で理解する」話ですが、(毎度のごとく)故伊藤和夫先生は、「伊藤和夫の英語学習法」の中で、以下のように述べています。

 僕も昔の高等学校(注:多分、旧制高校)でそういう若い先生に出会ってね。「英語で考える」なんて当時の僕には夢みたいな話だから、この先生の頭はいったいどういう構造になっているだろうか、僕の能力じゃだめなんだろうかと思ってずいぶん悩んだよ。ただ、今では、「英語で考える」方法も教えずに「英語で考えろ」というのは「休んでいろ」というのと同じだし、そういうことを口走るのは教師の見栄かハッタリで、言っている本人にも何のことかよく分かっていない場合が多いんじゃないかと思うようになっている。

 ご存じのように、故伊藤和夫先生の(旧制)中学時代は、第二次世界大戦の最中で、満足に英語の勉強ができない時期で、しかも旧制高校・新制大学の入学試験で唯一(入試そのものの無かった年以外で)、英語が受験科目になかった1944年に旧制の一高に入学されています。それでも、一高、つまり、一昔前の東大教養課程の学生でも、このような感じを抱いているとしたら、

「しかし、高校生になったのなら、もう大丈夫。できるはずだ。
これができれば、英文を速く読むことができて、英語の成績はずば抜けてよくなるだろう!
だからあなたもそういう学習をしなければダメだ!!!」

という意見は、英語の苦手な人だけでなく、おそらく9割の学生にはナンセンスと思われます(少なくとも、高校1・2年の私には不可能でした)。このような意見を述べる教師は、学生の実情に対して、甚だしく無知と言えますね。

 それにしても、毎度、長々と失礼しました。

 ところで、以前の数学も問題の解答ですが、Web形式にしてそちらに再度お送りしたつもりですが、届いていないか、何か届いたが使用不能だったのでしょうか。