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苦手なりの受験英語

 

2008年1月21日

2008年センター英語問題講評

センターの問題制作部も大変だと思います。しかし受験生はもっと大変だと思いました。


今回、大問6個の形式が大きく変わった印象は否めないです。
変化は以下の通り。


 第1問 一昨年以前の形式踏襲
 第2問 変化なし
 第3問 昨年と変わらないが、昨年既に大きく変わっている
 第4問 昨年既に変わった形式をそのまま踏襲しているが、グラフ問題であるAに、グラフ(表)の意味がほとんどない。
 第5問 大きく変わる。会話問題ではなくなった!
 第6問 大きく変わる。物語文のように見えなくもないが、実質は論説文。



難易度は昨年よりは難しくなったような気もするが、形式が変わった所為でそう見える部分もある。



[裏技の結果]
ここで紹介した裏技だが、結果は「使える」とまでは言いにくいものでした。
今回これが使えそうな選択肢は「30~35、42、44、45~48、50、51」の14問でした。
このうち私が裏技で選んで、正解だったのは6問。正解率42.8%。
せめてあと1問正解であったら、正解率は50%に達しました。それならそこそこ使えたと言えたのかもしれないです。しかし現実はシビアでした。もっとも、普通にやれば正答率は25%のはずだから、それよりは良かったのがやや救いでしょうか。
使った皆さんはどうだったでしょうか?




以下気になった部分をピックアップし、解説や感想を書きますね。


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第2問Cの問3(並べ替え問題)に頭を悩ましました。さすがに正解は出せましたが、私は時間がかかりました。


Do you remember where that bicycle shop was? Something __ __ __ __ __ I bought at the sale.
(1) gone (2)has (3)the bicycle (4)with (5)wrong


後ろが I bought で終わっているから、どうしたって


「名詞」+(that)I bought ● at the sale.
       ↑
      関係代名詞の目的格省略


という形であろう。とすると手前に入る「名詞」は (3)the bicycle 以外はありえない。つまり一番最後の空欄は(3)the bicycle。


wrong の位置を考える。


・something wrong (何か悪いもの)

・go wrong (悪くなる)
の2択だろう。


もし、「something wrong」の繋がりだと、残りの go(ne) や has が役割を失ってしまう。
したがって、ここは
 Something has gone wrong のはず。
あとは後ろに、with bicycle を付けると綺麗につながる。


Do you remember where that bicycle shop was?
Something has gone wrong with the bicycle I bought at the sale.


(あの自転車屋さんがどこにあったか覚えてない?
セールで買った自転車のどこかが悪くなっちまったみたいなんだ)


となります。


もっとも、Something has gone wrong with は、決まり文句みたいなもので、これを知っていれば難なく解けるのですけれども……


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第4問Aはグラフの意味がないですね。
この問題は、もしかしたら、2005年で問題になった天気図問題の罪滅ぼし?のつもりかもしれません。
2005年の天気図問題は、「お茶の間レベルの科学常識で答えると、絶対ありえない天気図が正解の選択肢」であったのです。
つまり、センターの英語問題製作者たちは、よっぽど科学が嫌いなのでしょうか。お茶の間レベルの科学常識さえ知らなかったのだと思いました。


で、今回の気象衛星の問題ですが、これも「センターの英語問題製作者の科学の興味のなさ」が露呈したのではないかと思いました。
ひまわりが使えなかった時期はアメリカの気象衛星ゴーズが代用していたではありませんか! この期間のテレビの天気予報では、アナウンサーが「それでは、気象衛星ゴーズの画像を見てみましょう」と言っていたはずです。
英語力ではなく、この常識で解けた問題がありました。
センターの問題製作者の意図に反し、英語力ではなく、日常の常識で正解が出せた問題と言えると思います。
しかも、お茶の間レベルの科学常識。。。。


ホンマ、センターの英語問題製作者は科学に興味がない、科学の基礎を知らない、英語だけしかできないのでは????
と私は思いました。
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第4問Bは、昨年と比べて難しい。昨年は1部を見れば解けた問題があったのに、今年は全体をちゃんと読まないと解きにくかったです。
それにしても、こういう「英語を学びましょう」みたいな問題はなんとかならないんですかね? 英語嫌いな私は、こういう問題を見ると、ムカついてしょうがないんですが!
\(`0´ )/=3
このように「英語学ぼう合宿」みたいなものがテーマになることはあっても、「数学学ぼう合宿」みたいなものがテーマになることはないのです。
問題製作者は無意識にこのような問題を制作していると思います
こういうことが英語嫌いをより怒らせると思います。英語嫌いをなくしたくないのでしょうか? 大いなる逆効果だと思います。
お茶の間レベルの科学常識もないくせに俺たちを困らせやがって!
と、多くの英語嫌いな受験生は憤慨したと思います。
センターの英語問題製作者は、本当に「英語ができれば科学はどうでもいい」と思っているのではないでしょうか?


(センターの英語作成者の皆様へ。
このような問題を制作することで、英語嫌い人間は英語好きになって英語を率先して勉強したくなるとお思いなのでしょうか? このような問題を出し続ける限り、英語嫌い人間は、もう絶望的に今後一切英語好きなることはなくなると思います。まして、受験英語の規範となるセンター試験! あなた方は英語嫌い人間の英語学習意欲にトドメを刺したようなものだと思いますw)


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第5問は「なんじゃこりゃ?」と思いました。
会話問題だと思って例年の対策をした皆様は、さぞかし面食らったでしょう。問題自体はそんなに難しくはありませんでしたが。
B問題は引っ掛けが多用されていて、1部しか読み取らなかった場合、誤答になりやすかったですね。
1部しか読みとれなかった苦手な人は(1)と思い誤答した人も多かったと思います。


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第6問は面食らわせるにも限界があるだろうに!、と思った問題でした。
最初と最後のバラグラフだけ見ると物語文のように見えます。
でも実質、論説文ですよ。これは……
傾向と対策をしてきた受験生はさぞや困ったのではないでしょうか?
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今まで、「会話」や「物語文」を重視していた感じのあるセンター試験の英語問題でしたが、今年は違ったように感じました。
今後、受験界は新たな傾向と対策に追われることとなるででしょう。
指導側の我々はまだ良いのですが、受験生はやることが増えて、より大変になると思いました。


特に英語が苦手な人にとっては!


\(`0´ )/=3


次回は木曜日の更新。久しぶりの雑談です。新しいシリーズは月曜日からです。
よろしくお願いいたします。


(↓目次はこちら)
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Comments

>受験生さん
ふむふむ、なるほど! 形的にはありかもしれないですね。
ただ意味的にはおかしくなります。
まず
go wrong のように「go+形容詞」(go が第2文型で使われる)場合、
 「形容詞になる」
という意味になるのはよろしいでしょうか? 今回はこれで使われています。またこれでないと文意がつながらないケースです。

続いて、おっしゃるような形を考えましょう。
Something wrong has gone with だと、go のあとに形容詞がないので、この場合の go は第1文型で使われていますね。
ここで辞書を見て欲しいのですが、「go の次に well などの副詞がない場合」、第1文型の go は「去る」とか「なくなる」という意味で捉えられてしまいます。
つまり、
Something wrong has gone with the bicycle だと「何かの悪いところがその自転車とともになくなった」という意味になります。
これだと文脈に合わないので、今回は不正解になる、というわけです。

ちなみに、
"Something wrong has gone with"だけをgoogleで調べると、たった3件、
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP233JP233&q=%22something+wrong+has+gone+with%22&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
"Something has gone wrong with"だと、約 55,400 件です。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP233JP233&q=%22something+has+gone+wrong+with%22&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

問3について
Googleで"Something * has gone with"で検索をしてみると、
Something wrong has gone with ~.もありかなあという気がするのですが・・・。

>英語駄目人間さん
>「お茶の間レベルの科学常識」すら持ち合わせていない英語しか出来ない様な連中(笑)に人生狂わされるなんてことが無いような学力を身につけたいと思います!

素晴らしい! いい点数を取って、「お茶の間レベルの科学常識」すらない連中を見返しましょう!

また不具合ですか…ホント、受験生がかわいそうだと思います。

>この世で最も嫌っている英語の中でもリスニングが一番嫌いな私にとっては「英語が嫌いで苦手な人」に対する嫌がらせとしか思えないのです。あんな物を聞かされる位ならゴキブリ100匹と共に1週間を過す方がマシです。

こちらも素晴らしい発言です。彼らには想像が付かないでしょうね。
英語を聞くことが不快になることが! 彼らにはきっと快感なんだと思います。

センターにリスニングが加わったのは、
高校の英語教育にかかわる偉い人が、「リスニング力の評価を高校教育でしっかり取りたかったから」だと思います。

高校の英語教育にかかわる偉い人は、世間でよくこういうふうに言われるんですよ。
 ・日本の英語教育はなっとらん
 ・大学出ても英語が喋れない奴が多すぎるではないか!
ようするに、「英会話的な要素」を入試で取り入れたかったのです。
その証拠に、あなたのカリキュラムに「オーラルコミュニケーション」(広い意味で英会話)という科目があったはずです。
(この科目ができたのは割と最近です(1992年)。代わりに消えたのが、英文法ですw)
センターでスピーキングテストは判定が難しいから、せめてリスニングだけでも、という具合でできたのだと思います。
リスニングテストが加わったぐらいでは英語が喋れる奴なんて増えませんが、偉い方々は少しでもその要素を出したかったわけです。

ちなみに、「英会話だけできる」というのも問題があって、「文章も読めないのもおかしい」と言われます。したがって、長文問題も依然として入試問題では存在します。

あとは、なんつ~のかな、、彼らは善行をしているつもりなんですよ。
英語を聞くのが楽しいわけですから、苦しい勉強をどんどん楽しくしているつもりなんです。

彼らにとっては
・英会話=楽しい
・英文法=苦しい
のです。

参考↓
/beginner/article/mouthbird/2006/09/post_229.html
/beginner/article/mouthbird/2006/09/post_230.html
/beginner/article/mouthbird/2006/09/post_234.html

英語嫌い人間にとっては、英語を聞く行為は苦しいだけだ、、、、ということが彼らには理解できないのです。
苦情を言ったところで、「英語を学びたくないいいわけだ!」と言われるのがオチ。(彼らにとっては快感なのですから)

英語嫌い人間は嫌なことばかりが増えるので、英語がますます嫌いになるのに。
偉い人にはそれが分からんのですよ!w(このへんにオタ的要素があるのは分かりますか?w)

残念ながら、この傾向の流れは避けられません。
将来的にはスピーキングのテストですら導入されるのではないかと思います。

私にできることは、
君のような人に「わかっているよ。辛いよね! 不快だよね! 嫌だよね! でもしょうがないんだ! だからがんばれ!」
といって理解してあげることだと私は思います。

私は君のような人をホント、救ってあげたいのです。
「お茶の間レベルの科学常識」すら持ち合わせていない英語しか出来ない様な連中に人生を狂わされないように!

>だから、英語駄目人間さん、こんな方法に頼らずに正解を出せる力が付くようにがんばってくださいね!
(^^)

ええ、もちろんがんばります!「お茶の間レベルの科学常識」すら持ち合わせていない英語しか出来ない様な連中(笑)に人生狂わされるなんてことが無いような学力を身につけたいと思います!

それと少々話題がずれますが今年もリスニング用のICプレイヤーで不具合が発生したようです。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080120-OYT1T00516.htm
何故毎年この様な不具合が発生してまでリスニングをやりたがるのかが全く分かりません。

自分なりに存在意義を考えたことも有りますが、この世で最も嫌っている英語の中でもリスニングが一番嫌いな私にとっては「英語が嫌いで苦手な人」に対する嫌がらせとしか思えないのです。あんな物を聞かされる位ならゴキブリ100匹と共に1週間を過す方がマシです。

もし良ければ、マウスバードさんの意見を伺いたいのですが、宜しいでしょうか

>英語駄目人間さん
やってくださってありがとうございます。ふむふむ6問で、私と同じですね。
このデータは本当に貴重です。大感謝です!

>英語に限らず、普段私が何も考えずに4択問題を適当に選ぶと5問中5問とも外すとかザラなんで・・・・・

これは、英語ができない人の特徴です。私も中学高校生のの時はそうでした。カンでやれば、2択でも全部ハズス自信があります(今でも)( ̄へ ̄)エッヘン!

●「私はカンで解くと必ず全部間違える」ので、私はカンで解かないように文法オタクになったのです。

>50%には届かなくても4択でこれだけ当たれば中々良いと思いました。

「中々良い」いう評価、ありがとうございます。m(_ _)m
ただ、「これだと、合格点には達しにくく、苦手な人の救済になったとは言いがたい」と思います。
もちろん来年は通用しないでしょう。
だから、英語駄目人間さん、こんな方法に頼らずに正解を出せる力が付くようにがんばってくださいね!
(^^)

>あら、今年受験ではなかったのですね。
来年の受験も大変そうですぞ!

考えたくも無いですが大変でしょうね。我々の様な人間にとっては・・・・・・・・。

それと早速試してみました。

私もマウスバードさんと同じで6問正解でした。50%には届かなくても4択でこれだけ当たれば中々良いと思いました。英語に限らず、普段私が何も考えずに4択問題を適当に選ぶと5問中5問とも外すとかザラなんで・・・・・。

>英語駄目人間さん
ご無沙汰です。
あら、今年受験ではなかったのですね。
来年の受験も大変そうですぞ!
ふむふむ44点ですね。了解です。
それじゃあ、ちょっとお願いがあるのですがよろしいでしょうか?
選択肢番号「30~35、42、44、45~48、50、51」の14問を
/beginner/article/mouthbird/2008/01/post_418.html

このやり方で解いてもらえないでしょうか?
もっとも「来年はこのやり方は使えない」と断言できますが~w
ただ、私ではなく、現役で苦手な高校生では今回どうなったかを知りたいので、よかったらぜひご協力を!
m(_ _)m

こんばんは、センター本番まであと一年を切り少々焦っている英語駄目人間です。

私は英語(笑)と数ⅠA(ⅡBの方は微分積分を習い終わったらやろうと思います)を解きましたが、英語は全くの謎でした。200点満点の44点。100点満点の数学で獲得した得点の半分以下・・・・・・。

本番じゃなくてよかったとつくづく思います(笑)