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苦手なりの受験英語

 

2008年4月17日

受験英語とは何か?(5)

受験英語とは何か?英文解釈の取り組み方についてのお話です。


気をつけたいのは「取り組み方」であって、勉強法の話ではありません。
もし「英文解釈の勉強法」について知りたい場合は「こちら(「苦手な人の英文解釈勉強法(1)」)へ!


今回のログは「受験勉強でどのように英文解釈」が取り組まれるのか、という話です。


予備校の英語の講座でメインとなるのは「英文解釈」の授業です。私の出身予備校の場合、週に5コマの英語の講義がありましたが、そのうち3コマが「英文解釈」でした。(残り2つが英文法でした)
英語はその5分の3の時間が英文解釈に当てられていた予備校ということです。
これは他の予備校に比べれば少ない割合ではなかったでしょうか?
予備校によっては「英語の授業は100%全部英文解釈の授業(文法は自宅で勉強しやがれ!)」というところもあると思います。


ここでちょっと考えてほしいことがあります。
「なぜにこんなに英文解釈ばかりの授業があるのか?」
ということです。


私の予備校時代(早稲田コース)を振り返れば、
模試や過去問なども含めれば、1年間で約150の長文を読みこなしたと思います。
英語が嫌いな私からすれば、「よくもまあこんなに沢山の英文を読んだものだ」と卒倒するような量です。


「なぜにこんなに英文解釈ばかりの授業があったのか?」
わかりますか?


答え:「それだけの量をやらないと合格に必要な長文読解量が足りないから(英語が好きで得意な人を除く)


要するにスポーツに置き換えれば「練習」です。
野球で言えば、練習しないで試合の臨めば、
・守備ではエラーばかり
・投球ではボールばかり、上手くストライクを投げれば打たれてばかり
・打撃では三振ばかり
となるのは目に見えているでしょう。これでは試合に負けるでしょう。


たとえ技術や才能が伴っていても、練習が足りなければ、試合でその力が上手く発揮されない、というわけです。
技術や才能がない人は、才能がある人より練習が必要だと思いませんか?


これを受験英語に置き換えます。
私のような英語アンポンタンが、自由自在に英語を読みこなせるようになるためには相当な「練習量」が必要だと思いませんか?
残念ながら、予備校生の多くは現役で大学に行けなかった人たちなのです。才能が高かったとは言えない人がほとんどです。


だから、予備校はその人たち向けに「合格に足りるだけの練習量」を提供してくれるわけです。


ちなみに私は当時「年間150文ぐらい読みこなさないと早稲田には程遠い」と言われました。で、素直にその量をきちっとやったから合格したのです。


だから、受験勉強の英語の授業は、ほとんどで「英文解釈」ばかりやるわけです。
こういう学習を「多読」と呼びます。受験英語には「多読」が必要なのです。


ちなみに、「英語がものすごく好きでものすごく得意な人」は、受験期を迎えてもそれほど多読の必要がないです。
なぜなら、「彼らは気付かないうちに既に多読を終わらせている」から…


街にある英文にすかさず目が行く。
・その英文の意味を考えたり、人によっては上手い意訳例を考えたりする
・ほおって置いても英語ばかり読む
という習慣が彼、彼女らにはある
のです。


ところが私のような英語嫌い人間は、英文があれば目を背けてしまうのです。
したがって、私のような英語嫌い人間は、予備校のようなところで、「無理やり」沢山の英文解釈をする経験を積まなければならない、ということになります。私のような人間は、ほおって置いたら、英文をまず読まないのです。


でも、英語嫌い人間は英語が嫌いなんで、「少ない読解量」でなんとか受験を突破したがります。
残念ながら「それは難しい」と私からは言っておきます。
今はまだ4月です。
自分の英語力に自信がない受験生は、じくじく英文解釈量を増やすことを考えられては、と思います。


受験英語は「英文解釈」命なのです。


今回のシリーズは以上です。次回(月曜日)は1回、雑談を入れましょう。
次回は「先生の必要性と自分のペース」と題したシリーズにしましょう。こちらは来週木曜日からはじめます。
明日は金曜日なのでいつもの文法授業があります。よろしくお願いします。m(_ _)m


(↓目次はこちら)
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Comments

>たこさん
>150ですか…二日で一文予習一日復習一日くらいなのでしょうかね?


平均を取ればもうちょっと早いペースです。
夏休み以前はそれほどペースは早くなく、夏休み以降はその倍以上のペースでやるような感じです。
(そのため、9~12月は、本当は4カ月もあるのに2カ月ぐらいにしか感じません【重要】。)

当時の早稲田予備校の【早稲田コースの長文】のあらましを書いてみます。
模試と(自主的な)過去問演習の数も含んでいます。
(各数字はおおよそのもので、正確な数値ではありません)

【4月~7月】
・レギュラーの英文解釈の授業
 (この頃はまだゆっくりなペース。1コマにつき1つの長文ぐらい)
 ⇒3コマ×1長文×10週=【30長文】
・週間テスト(当時の早稲田予備校にはあった。今はない)
 毎回1つか2つの長文があった
 ⇒1コマ×1.5×10週=【15長文】
・模試
 1つにつき(このころは2つぐらいの長文があった)
 ⇒2長文×3回受けた=【6長文】

【夏休み】 夏期講習期(復習が中心なのでそう多くはない)
 1講座(全5回)で【7長文】
 模試(1回だけ)⇒【2長文】
 志望校の過去問題を解く(1年分)×3大学⇒【7長文】

【9月~12月】
・レギュラーの英文解釈の授業
 (この頃は速いペース。1コマにつき2つの長文ぐらい)
 ⇒3コマ×2長文×10週=【60長文】
・週間テスト(当時の早稲田予備校にはあった。今はない)
 この頃は毎回2つぐらいの長文があった
 ⇒1コマ×2×10週=【20長文】
・模試
 1つにつき(このころは3つぐらいの長文があった)
 ⇒3長文×3回受けた=【9長文】

【冬休み】冬期講習期
1講座(全5回)×2長文=【10長文】
志望校の過去問題を解く(1年分)×3大学⇒【7長文】

【1月~2月】
直前講習講座全体で3回⇒【3長文】
志望校の過去問題を解く(3年分)×3大学⇒【21長文】

合計
30+15+6+7+2+7+60+20+9+10+7+3+21=【197】

余裕で150を超えるんですよw


>すごく気になるのですが、例えば志望校によって英作文が3分の1を占めるようなところではどうすればいいのでしょうか?
>やはり英作文も長文もということでしょうかね。

もちろん、「英作文も長文もということ」になります。
英作文が3分の1を占める大学【のみ】受けるのであれば対策は変わってくると思いますが、普通はそうではないでしょう。
夏休みや冬休みで対策する感じです。あるいは予備校にっては、レギュラーのコースで「英作文」の授業が組み込まれていると思います。

>きっと英語の好きで出来る人は英作文も楽しいのでしょうが、私は英語だろうとドイツ語だろうとすべての言語に対し苦痛になるということがわかりきっていますが。

ええ。私もそうです。英文作るのがめんどくさいですw 喋るのはもっとめんどくさいw 聞くのもめんどくさい、読むのもめんどくさいw(結局みんなめんどくさいw)

苦痛の程度は私の場合
聞く>喋る>読む>書く
ですね。書くのがそれほど苦痛でないのは「英作文は間違って当たり前だ」と思っていて気が楽だからです。めんどくさいですがw
聞くのが1番苦痛なのは、「何言ってるか全然分からない」から。

苦痛でも「受験科目」である以上仕方がないんです。
大学入ったら、やらなくて良いですから、それまでの我慢と思って私はやりました。ご参考に。

150ですか…二日で一文予習一日復習一日くらいなのでしょうかね?

すごく気になるのですが、例えば志望校によって英作文が3分の1を占めるようなところではどうすればいいのでしょうか?

やはり英作文も長文もということでしょうかね。

きっと英語の好きで出来る人は英作文も楽しいのでしょうが、私は英語だろうとドイツ語だろうとすべての言語に対し苦痛になるということがわかりきっていますが。