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苦手なりの受験英語

 

2008年5月 5日

先生の必要性と自分のペース(4)

先生の必要性と自分のペース今回は「他人の必要性」の話です。
前回で、「英語が苦手な人は、自分ひとりの力では、なかなか向上が難しい」という話でし終えました。
ガッテンしていただけましたでしょうか?


他人、というのはつまり「先生」なわけです。要するに「英語が苦手な人は塾などに通え!」というのが私の意見になります。はっきり言えば!


だからといって、どんな塾でも良いわけではありません。
一番ダメな塾は「英会話スクール」です。なんの助けにもなりません。
この辺参照。


次に考えたいのは「(普通の)集団塾」です。
集団塾とは[生徒が複数いる中で、先生が1人講義を行うタイプの塾]です。
それほど悪くない選択肢だとは思いますが、
正直「個別よりは向いていない」という意見を私は持っています。


留意すべき点が3つあります。


(1)どうしても明らかになってしまう実力差。
複数人での授業で生徒が5人居るとしましょう。この5人には必ず1~5番の実力差があります。
一般的な数人授業であれば、先生は生徒を指したり、ちょっとしたテストを行ったりします。
すると、授業中に実力差がつまびらかになってしまいます。
この中で、1番2番であればやる気も出ますが、5番だったらどうでしょう?
特に生徒が男の場合、5番目(最下位)なのがつまびらかになると、とたんにやる気をなくします
男はプライドの動物だからです。
「どうせ俺には無理だよ!」とばかり考え、やる気がでません。無理に頑張らせても「ちょっとぐらい頑張っても最下位だよ。それでいいよどうせ…」と思うような気がします。
という風に考えてしまう人ばかりが、その科目(この場合は英語)で苦手になってしまうのです。
「今は5番(最下位)なのは当然だ! だけど、半年後には平均ぐらいを出せるようになってやる!」と思うような生徒であれば問題ないのですが…


(2)カリキュラムのテキスト
テキストに問題があるケースがあります。テキストの良し悪しの問題ではありません。
そのテキストがその塾のオリジナルかどうか、それとも学校のテキストを使ってくれるかどうか
という問題です。
その塾のオリジナルである場合、問題があります。その塾のテキストがどんなに優れたものであったとしても、学校の英語のテストにはそんなに響かないのです。
学校のテキストで落第点などを取って困っているわけだから、学校の教材をやって欲しいのが英語ができない生徒の希望です。ですがそれをしてくれないわけです。
喉が乾いて苦しいのに、上質のコーヒーを「美味いだろう?」と言われて飲まされているようなものです。
冷たいお茶かポカリスエットか何か欲しいのに、「飲み物には違いない、しかも良い飲み物だ」と言われて「熱いコーヒー」飲まされるわけです。飲みにくいことこの上ないのです。
(ちなみに、英語が出来る生徒は学校のテキストが簡単すぎてちゃんちゃらおかしい、と思っている人が多いです。こういう人には集団塾のオリジナルのテキストが適切でしょう。彼らは別に喉が渇いて苦しいわけではないので、上質のコーヒーを飲む余裕があるのです。ちなみに普通は「高校時代に上質のコーヒーを余裕綽々で飲めた人」しか英語の先生になりません。)


(3)どのレベルに進度を合わせるか
集団塾の場合、仮に生徒が5人居れば、3番目ぐらいの生徒に合わせた授業をするのが一般的ではないでしょうか? あるいは、1番2番の生徒になるでしょう。
そうしないと、授業が予定通り進みにくいからです。
(ちなみに私が大学のときに教えていた集団塾では、最下位の人に合わせていましたけどね~1番2番の生徒からは非難轟々でしたなあw)
(私は苦手な人の味方でしたから、仕方がなかったと思うのです。しかし1番2番の方が不満に思うのは当然だったと思います。スミマセンでした、当時の優秀な生徒の皆様)


この(1)、(2)、(3)のデメリットをどう考えるか、が1つの鍵です。特に(1)ですね。その中で成績が5番目(最下位)だったら、どんどん発言しなくなり、やることもしなくなること請け合いです。
なにせ私がそうでしたからw


いかがでしょうか? したがって「成績が悪いことに自信がある生徒」の場合、集団塾はあまり適さないと私は考えているのです。
もっとも「1人でやる」よりはいいのですが…


次回はこの続き、個別指導塾に関して書きます。個別指導についての話は1回では終わらないと思います。
次回は木曜日の更新です。


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