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苦手なりの受験英語

 

2008年6月26日

年代別 英語ダメパターンと処方箋(4)

年代別 英語ダメパターンと処方箋今回は高校入学編(その1)です。
英語が苦手な人は大雑把に分けて中学で英語が嫌いになる人」高校で英語が嫌いになる人」2種類の人々がいる、ということを私は実は「このブログの第2回目(3年前)」に発表しました。


 中学で英語が嫌いになる人」ここで言う「Bタイプ
 高校で英語が嫌いになる人」ここで言う「Aタイプ
に分類されると思います。


ここで最大に気をつけて欲しいことがあります。それは「Aタイプ」と「Bタイプ」は英語が嫌いになる原因が正反対である、という点です。


 「中学で英語が嫌いになる人(Bタイプ)」は
  ⇒短く簡単な英語ですら意味が分からない英語が嫌いになる。


 「高校で英語が嫌いになる人(Aタイプ)」は
  ⇒短く簡単な英語は意味がすぐに分かる(もしくはなんとか分かる)⇒こういう英語は大好き
  ⇒長く複雑な英語になると、とたんに意味が分からなくなる⇒長い英語は大嫌い
  ⇒⇒高校では「長く複雑な英語」ばかり登場するようになり、意味が分からなくなる英語が嫌いになる


という図式です。これは大きな差なのです。


高校で英語が苦手になり嫌いになる人は、「会話的な表現」がけっこう好きな人が多いです。会話表現は概ね「ピリオドまでが短い」英文です。中学で「英語を楽しんだ」という人が多いのではないでしょうか? 発音を褒められたり、(私が嫌いな)英語の歌を楽しんだり、というけっこう「生の英語(?)」と親しんだ経験があるように思います。
このようにAタイプは「本当は英語を喋りたい」という人のような気がします。
(ちなみにBタイプはその逆で「本当に英語を喋りたくない」という人です)


Aタイプは「ピリオドまでが短い英文」は全く問題がないのです。実はココが「高校で英語が嫌いになる人の原因」です。


Aタイプは「ピリオドまでが短い英文はなんとなく意味が分かる」という能力を持っているのです。前回、例に挙げた「What is war?」なんて、間違えるわけがないのです。
なんとなく」とは、とどのつまり、「文法を知らなくても」と同義です。「そんなもの(=文法)なんて何か役に立つの? そんなん変なもの知らなくたって、英語は分かるじゃんか。そんな(余計な)こと(=文法)を考えると英語が楽しめない。そんなん知らなくたって、私は英語の成績は悪くなかった」という感じで中学生活を過ごしてきたはずです。


ところが、Aタイプの人は↑それが「中学までしか通用しなかった」のです。中学までの短い英文だったら無問題だったのですが、高校に入ったらなんかやたら英文が長くなりました。そうしたら「なんとなく分かる」と思った英文が徐々に分からなくなり始めるのです。
「あれ? 意味が分からなくなり始めた…」みたいな感じです。
この頃になると、高校の先生は「少しは」文法を説明し始めます。しかしこのときの「文法の説明」がAタイプの人には「耳に入らない」のです。
 なぜならAタイプの人は
(1)中学時代は文法を無視していた⇒それでも意味は分かったし、成績も良かった⇒だから文法なんて必要ないはずだと思っている。
(2)中学時代は文法を無視していた⇒そんなものを考えるほうが英語を楽しめない感じがしていた。⇒中学時代の基礎の英文法が頭に入っていない。
(3)中学時代で習う基礎文法が頭に入っていないから⇒高校で習う「応用的な文法事項」がチンプンカンプンで理解できない。


実は、高校時代で登場する「ピリオドまでが長い英文」は「文法の力がものすごく役に立つ」のです。


例↓ 意味が分かりますか? 訳せますか?専修大学の入試問題です。


By the time I was thirteen or fourteen I began to try to know myself, the sort of person I was, what I could attempt successfully, and the things that I was no good at and that I must not waste time over.


「文法なんか不要だよ!」という自信があるAタイプの人にはぜひ、文法抜きでチャレンジして欲しいです。


※この解答と解説は、某所には既にあるんですけどねw この続きは次回にしましょう。
明日は、いつもの文法動画講義。この続きは月曜日です。


(↓目次はこちら)
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Comments

>alansmitheeさん
>英語のレベルに合わせてある本って出てるじゃないですか、たまに勧められて読むんですけど。。。
>効果的なのかしら?

私の意見では「alansmitheeさん」は効果的ではないと思います。だいたいもうalansmitheeさんは既にやってませんか?
その結果どうですか? 効果的だったかどうかalansmitheeさんご自身がよく分かっていると思います。

英語のレベルに合わせてある本が役に立つのは「最初から英語が得意な(だった)人」だけです。
つまり、今回の(A)タイプにも(B)タイプにも属さない人です。普通はこういう人しか「得意になりません」。
しかし、そういう得意な人だけが「英語のレベルに合わせてある本」を薦めるわけです。自分はそれで得意になったからです。

(A)タイプや(B)タイプには別の処方箋があるのです。(B)タイプの処方箋は既に出しました。
次回、来週月曜日に、(A)タイプの人向けの処方箋をお出しします。
来週alansmitheeさんの感想をぜひお聞きしたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
m(_ _)m

Aタイプですっ(2)&(3)の人間です。
長い英語は大嫌い!!
英語のレベルに合わせてある本って出てるじゃないですか、たまに勧められて読むんですけど。。。
効果的なのかしら?
どうしてもレベルに合ったのしか読まないので、そうすると別に文法はどうでも何か分かるから「あたし英語力付いてきてんじゃん」って思うんですけど、少しレベル上げるともう嫌っ!面倒くさくなって。。。
「耳に入らない」し、「文法を見ていると焦点が合わなくなる」数学の方程式もだけど。。。