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苦手なりの受験英語

 

2009年2月12日

高校の英語の授業を英語でしたら...(5)

高校の英語の授業を英語でしたら...


「高校の英語の授業を英語でしたら」の続きです。


今日も「現場を知らぬ偉い人の妄想(ファンタジー)」の続きです。
今回は「リーダーの授業編」です。リーダーって、受験英語的には「英文解釈」と言われるものです。少なくとも今までの高等学校の英語教育では。
要するに、長文がどべーっと教科書に書いてあり、生徒側はこの意味を解読するわけです。普通は「和訳例」を授業で求められるはずです。生徒には「和訳例」を求めるのに、どうやって先生は「英語のみ」の授業をするんでしょうね?


私が考えた対処法は2つ。


、和訳例は日本語で言う
、与えられた英文の意味を(より簡単な)英語で説明する


たぶん、1でしか授業できないと思います。それにしても問題山積でしょうが...
今日はこの
、和訳例は日本語で言う
という授業ケースを考えましょう。


、の具体例
先生:Mr. Yamada. Can you read next sentence? And translate it into Japanese.
生徒:"I must appologize to him for that." 私はそれに対して彼に謝るべきだろう。
先生:Hummm... That's incorrect. "must" isn't "べきだろう" . "must" is "ねばららない". so the meaning is "私はそれに対して彼に謝らなければならない".


こんな感じですね。


対訳
先生:山田さん、次の英文を読んでください。そしてそれを日本語に訳してください
生徒:"I must appologize to him for that." 私はそれに対して彼に謝るべきだろう。
先生:う~ん。違いますねえ。mustは「べきだろう」ではないですね。must は「ねばならない」ですね。だからこの意味は「私はそれに対して彼に謝らなければならない」ですね。


こんな感じでしょう。現状だとこうやるしかないでしょうね。
これは、簡単な例だから、まだましですよ。高等学校の英語は普通こんなやさしい英文ではない!
↓教科書の英文がこんなのであったらどうするのでしょう?


By the time I was thirteen or fourteen I began to try to know myself, the sort of person I was, what I could attempt successfully, and the things that I was no good at and that I must not waste time over.


この英文は普通の高校生では正しい和訳例なんて作れません。絶対間違えます。仮に当てられた人が間違えなくても、先生はその授業の生徒全員に「なぜその訳例になるか」を説明しなければなりません。
↓私なら「日本語で」こう説明します(長いです。おまけに3回に分けています)。
ピリオドまでが長い英文と文法:その1
ピリオドまでが長い英文と文法:その2
ピリオドまでが長い英文と文法:その3

↑これらを読んでくださいましたか? 
もしちゃんと読んでくだされば、こんな難しい英文でも「なぜそういう意味になるのか」が分かります。
読んでくださいましたか?


読んでくださったとしても、どうでしょう? 流し読みでなかったでしょうか(特に得意な人)。
でももしこれを「高等学校」の授業で「英語で」説明するとしたら、この長い説明は「全部英語」で説明されているのですよ。
どれだけの人が全部聞くでしょう? 聞く人は英語の興味がある人のみでしょう。そして全部内容が内容がきちんと分かる人はどのくらいでしょう?せいぜい、最初のほうだけがんばって聞いて、「あとは分からなくなるだけ」がオチだと思いませんか?


まして、英語が嫌いな人は最初から英語での説明なんか聞きゃしない。しゃべっている英語が分からないのだから!
日本語の説明だったら分かるかもしれないのに、英語で説明されたらその可能性を摘み取っている
わけです。


以上が、「、和訳例は日本語で言うケース」についての考察でした。
次回は、「、与えられた英文の意味を(より簡単な)英語で説明する」←こちらに考察します。


明日はいつもの文法放送。この続きは月曜日です。


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