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苦手なりの受験英語

 

2009年4月 2日

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!(6)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「完全な文」という言葉です。完全な文とはいったいなんなんでしょうか?


「完全な文」という言葉は、特に「関係詞」を習うときに出てくる言葉なのです。先生は「ほら、この部分が完全な文じゃないから、ここは関係副詞ではなく、関係代名詞が入る」と言った具合の説明をしてくださいました。
ところが、この「完全な文」っていうのが私には本当によく分からなかったんですよ。どこがどう完全だから「完全な文」なのか…本当に困りました。「完全じゃない文」とはどういう文なのか?
あなたに分かりますか?


では解説します。
まずは今回のシリーズ(謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!)の(2)(3)(4)(5)を読んでください。
絶対に読み直してください!


読みましたね?


それでは、まず(4)の最後の問題文のうちの7つを○×付きで再掲載します。


 (1)I reached the station.
 ×(2)I reached.
 (3)I arrived at the station.
 (4)I arrived.
 ×(5)I arrived at.
 ×(8)I reached there.
 (9)I arrived there.


(2)は何で×だったでしょうか? 他動詞reach(ed)の直後に目的語になる名詞がなかったからですね。
(5)は何で×だったでしょうか? 自動詞arrive(d)at の直後に、at目的語になる名詞がなかったからですね。
(8)は何で×だったでしょうか? 他動詞reach(ed)の直後に目的語になる名詞がなかったからですね。there は副詞だから目的語にはなりえませんでしたね。


実は、この7つのうちの
の(1)、(3)、(4)、(9)が「完全な文
× の(2)、(5)、(8)が「完全な文ではない
のです。


つまり「必要であるはずの【目的語】がない」文を「完全な文ではない、と呼ぶのです。
この「完全な文」という言い回しは、関係詞を学ぶとき、普通は出てきます。そのためにしっかりここを認識して欲しいです。


完全な文ではない文」は、他にもあり得ます。
例えば、(5)の回でやった、


 He is a boy. (彼は少年だ)


この英文で考えます。↑これは「完全な文」です。
ですが、では↓この英文は?


 He is.


これも実は、「完全な文ではない」、と呼ばれます。
a boy といった部分がないですよね。この部分は「補語」と呼ぶ、と(5)の回で説明しました。
つまり「必要であるはずの補語がない」文も「完全な文ではない、と呼ぶのです。
ここまでよろしいでしょうか?


完全な文ではない文」は、まだ他にもあり得ます。


まず、以下の英文をご覧ください。
 ○(1)I reached the station.
 ○(3)I arrived at the station.
 ○(4)I arrived.
 ○(9)I arrived there.
     He is a boy.
これらは「完全な文」でしたね。よろしいですか?


では、以下はどうでしょう?


 reached the station.
 arrived at the station.
 arrived.
 arrived there.
 is a boy.


↑これらはどうですか? そりゃああんた「主語ないよ」という話になりますよね。
実はこのように、「必要であるはずの【主語】がない」文も「完全な文ではない、と呼ぶのです。
このように「主語がない文」は英語が苦手な人にも「完全な文ではない」と分かりやすいと思います。


しかし!


 ×(2)I reached.
 ×(5)I arrived at.
 ×(8)I reached there.


  ↑これらの英文が「完全な文ではない」と一瞬で見抜けますでしょうか? 得意な人は見抜けるのですが、英語が苦手な人はこれらを「完全な文ではない」と見抜くことが難しいのです。これらはよく見れば「必要な【目的語】ない」ではありませんか! だからこれらは「完全な英文ではない」のです。


まとめましょう。


完全な文」…必要な文の要素(主語、目的語、補語)が揃っている文。
 例
 I reached the station.
 I arrived at the station.
 I arrived.
 I arrived there.
 He is a boy.


完全な文ではない文」…必要な、主語目的語補語のどれかが欠けている文。
例1(主語ない
 reached the station.
 arrived at the station.
 arrived.
 arrived there.
 is a boy.
例2(目的語ない
 I reached.
 I arrived at.
 I reached there.
例3(補語ない
 He is.


となります。
このうち、英語が苦手な人が「完全な文ではない」と見抜きにくいのは
例2(目的語ない
 I reached.
 I arrived at.
 I reached there.
という「目的語が欠けている文です。これをしっかり見抜けるようにならなければなりません。
よろしいでしょうか? 


今回は以上です。明日はいつもの文法放送。この続きは月曜日です。


(↓目次はこちら)
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Comments

>兵庫高校生さん
コメントありがとうございます。
この情報がお役に立ったようで嬉しく思います。今後もうまくご活用ください。
もしも(もしもですよ)兵庫高校生さんも、英語がお嫌いならば、
/beginner/article/mouthbird/2009/11/post_668.html
の問いに、お返事いただけると助かります。よかったらよろしくお願いいたします。

すみませんあまりの感動にコメントさせていてだきます!
これまで自動詞、他動詞というものがいまひとつわかっていなかったのが、このサイトで一気に解決しました!
これまでの歯車が一気にかみ合ったような気がします。
本当にありがとうございました!!

>英語駄目人間さん
おや、そうでしたか。私も普段は「完全な文」という用語は使いません。当時、私が「完全な文」という言葉の意味を理解できなかったからですw
でも、多くの先生や参考書は「完全な文」って言葉がバシバシ出てくると思うけどなあ…

P.S いよいよ大学生活の始まりですね。楽しいキャンパスライフになることを祈ってますよ!^^

学校で関係詞を習ったときは「完全な文」という用語は一切出てきませんでした。
そんなんで私に理解できるはずがありませんねww

P.S.引っ越し終わりました