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苦手なりの受験英語

 

2009年12月28日

英語嫌いのホントのワケ(25)

英語嫌いのホントのワケ


まず大晦日(31日・木)の宣伝。第77回コミックマーケットにまた出品します。
 西"ら"17a サークル「マウスバード」です。
マンガで覚える英文法


【販売品】
同人誌「マンガで覚える英文法(オタク版)合本」
 ・全5巻 1~4巻各1000円、5巻800円
こんなに安いのは今回だけですぞ!
DVD「マンガで覚える英文法(オタク版)全巻分」
 ・1200円

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さて、前回の続きです。
今回は、「マクロの視点」で、英語が嫌いが生まれる瞬間を考えます。


まず↓これを見て下さい。これが基本フォーマットです。


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・太郎さんは「   」の【   】が楽しかった。
・太郎さんは【   】が楽しくて楽しくて仕方がない。
・太郎さんは「   」の楽しさを知ってもらおうと、次郎さんに【   】を経験してもらった。
・しかし次郎さんは【   】に魅力を感じず、「   」が楽しくなかった。
・太郎さんは、次郎さんをこう思った→「なんで次郎は【   】が楽しくないんだ? きっと次郎の取り組む姿勢に問題がある。【   】をたくさん経験すれば、きっと楽しくなるに違いない。
・太郎さんは次郎さんに「お前の取り組む姿勢に問題がある」と言い、無理やり【   】を経験させた。
・この結果、次郎さんは「   」の不快感ばかりがつのった。
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これだけ見て、何のことだか分かりますかね?
「   」や【   】に、適当なものを入れてみましょう。


・太郎さんは「数学」の【パズル】が楽しかった。
・太郎さんは【パズル】が楽しくて楽しくて仕方がない。
・太郎さんは「数学」の楽しさを知ってもらおうと、次郎さんに【パズル】を経験してもらった。
・しかし次郎さんは【パズル】に魅力を感じず、「数学」が楽しくなかった。
・太郎さんは、次郎さんをこう思った→「なんで次郎は【パズル】が楽しくないんだ? きっと次郎の取り組む姿勢に問題がある。【パズル】をたくさん経験すれば、きっと楽しくなるに違いない。
・太郎さんは次郎さんに「お前の取り組む姿勢に問題がある」と言い、無理やり【パズル】を経験させた。
・この結果、次郎さんは「数学」の不快感ばかりがつのった。


次郎さんの反応になる人は山ほどいるはずです。
英語好きのあなたは、この次郎さんの反応になっているのではないでしょうか?


・太郎さんは「水泳」の【遠泳】が楽しかった。
・太郎さんは【遠泳】が楽しくて楽しくて仕方がない。
・太郎さんは「水泳」の楽しさを知ってもらおうと、次郎さんに【遠泳】を経験してもらった。
・しかし次郎さんは【遠泳】に魅力を感じず、「水泳」が楽しくなかった。
・太郎さんは、次郎さんをこう思った→「なんで次郎は【遠泳】が楽しくないんだ? きっと次郎の取り組む姿勢に問題がある。【遠泳】をたくさん経験すれば、きっと楽しくなるに違いない。
・太郎さんは次郎さんに「お前の取り組む姿勢に問題がある」と言い、無理やり【遠泳】を経験させた。
・この結果、次郎さんは「水泳」の不快感ばかりがつのった。


これは何でもいけるんですよ。例えば


・太郎さんは「萌えアニメ」の【涼宮ハルヒの憂鬱】が楽しかった。
・太郎さんは【涼宮ハルヒの憂鬱】が楽しくて楽しくて仕方がない。
・太郎さんは「萌えアニメ」の楽しさを知ってもらおうと、次郎さんに【涼宮ハルヒの憂鬱】を経験してもらった。
・しかし次郎さんは【涼宮ハルヒの憂鬱】に魅力を感じず、「萌えアニメ」が楽しくなかった。
・太郎さんは、次郎さんをこう思った→「なんで次郎は【涼宮ハルヒの憂鬱】が楽しくないんだ? きっと次郎の取り組む姿勢に問題がある。【涼宮ハルヒの憂鬱】をたくさん経験すれば、きっと楽しくなるに違いない。
・太郎さんは次郎さんに「お前の取り組む姿勢に問題がある」と言い、無理やり【涼宮ハルヒの憂鬱】を経験させた。
・この結果、次郎さんは「萌えアニメ」の不快感ばかりがつのった。


・太郎さんは「柔道」の【乱取り】が楽しかった。
・太郎さんは【乱取り】が楽しくて楽しくて仕方がない。
・太郎さんは「柔道」の楽しさを知ってもらおうと、次郎さんに【乱取り】を経験してもらった。
・しかし次郎さんは【乱取り】に魅力を感じず、「柔道」が楽しくなかった。
・太郎さんは、次郎さんをこう思った→「なんで次郎は【乱取り】が楽しくないんだ? きっと次郎の取り組む姿勢に問題がある。【乱取り】をたくさん経験すれば、きっと楽しくなるに違いない。
・太郎さんは次郎さんに「お前の取り組む姿勢に問題がある」と言い、無理やり【乱取り】を経験させた。
・この結果、次郎さんは「柔道」の不快感ばかりがつのった。


 ↑最後のこれなんて「いじめ」でしょう。違いますかね?


さて、お待たせしました。↓をご覧下さい。


・太郎さんは「英語」の【洋楽】が楽しかった。
・太郎さんは【洋楽】が楽しくて楽しくて仕方がない。
・太郎さんは「英語」の楽しさを知ってもらおうと、次郎さんに【洋楽】を経験してもらった。
・しかし次郎さんは【洋楽】に魅力を感じず、「英語」が楽しくなかった。
・太郎さんは、次郎さんをこう思った→「なんで次郎は【洋楽】が楽しくないんだ? きっと次郎の取り組む姿勢に問題がある。【洋楽】をたくさん経験すれば、きっと楽しくなるに違いない。
・太郎さんは次郎さんに「お前の取り組む姿勢に問題がある」と言い、無理やり【洋楽】を経験させた。
・この結果、次郎さんは「英語」の不快感ばかりがつのった。


こうやって、英語嫌いは生まれるのです。


つまり「英語好きな人」が【自分が喜ぶ「英語らしい」もの】を与えたとき、英語嫌いは「楽しくない反応を示す」のです。このとき英語好きな人は「英語好きになってもらおう」と、【自分が喜ぶもの】を、英語嫌いな人に与えたがるのです。違いますか?


この結果、英語嫌いはますます英語が嫌いになるのです。


 ここがねー、ここがとても大事なポイントだと思います。

ですが、こここそが英語好きな人に1番分かってもらえない部分なのではないかと私は危惧しています。


 私は「涼宮ハルヒの憂鬱」が大好きでねえ~ みんなに見せたいのです。これが気に入らない人がいるとは信じられないのです。ですが実際は、見せたって気に入らない人は大勢いるはずです。そういう人に私は無理にハルヒを見せようとは思いません。


 英語好きな人の中には「洋楽」が好きな人が大勢いるのではないでしょうか? 私は洋楽に全く興味がありません。ですが、私は英語好きな人に「無理やり洋楽を聞かされ」、返って嫌いになりました。ここら辺とか、ぜひ英語好きな人に読んで欲しいです。


続きは来年1月4日から始めましょう!
コミケ3日目に来る人は、西"ら"17a サークル・マウスバードをよろしく!


それでは皆様、良いお年を!


(↓目次はこちら)
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Comments

>英語駄目人間さん

う~~ん。残念ながら、多くの英語好きな人は、この話を読んでくださったとしても、これを理解してくださらないと思います。もう何度もこの手の話を得意な人に言ってますが、誰一人として「そうだったのか!」と思ってくれた英語好きな人は私の周りにはいませんでした。好きなもの(この場合洋楽)を「嫌う」という「感覚」が彼らには分からないのです。
 洋楽を無理やり聴くくらいならジャイアンの歌のほうがマシですか! 英語教師はジャイアンですか! たとえとしてはいいですね。ありがとうございます。
 こうやって、日々英語嫌いは量産されますね。近いうちに高校では英語の授業は英語でなされるらしいですから、英語嫌いはさらに英語への憎悪を増すでしょう。
 いつもコメントとありがとうございます。今年もありがとうございました。良いお年を!

こんばんは、英語駄目人間です。

非常に分かりやすい例えですね。
英語が好きな方々も少しは理解してくれることを祈るばかりです・・・・・。

本当に英語が好きな方々は洋楽が大好きですね。

洋楽なんて私からすればジャイアンの歌以下です。洋楽を10分聴くくらいならジャイアンの歌を2時間聴いたほうがまだマシです。

得意な人、特に英語の先生なんかは洋楽を無理やり聞かせるから困ります。まるでジャイアンがのび太やスネ夫たちを自分のリサイタルに強制的に参加させるのと全く同じことだと思います。私にとっての英語の教師はのび太らにとってのジャイアンと同じです。

我々にはこの最悪のイベントを回避する術が無いのです。こうしてどんどん英語嫌いが量産されていくのでしょうか。