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苦手なりの受験英語

 

2011年1月17日

2011年度(平成23年度) センター試験 英語 講評

今日は臨時で、2011年度(平成23年度) センター試験の英語問題の講評です。
受けた皆様、お疲れ様でした。


では早速!!!


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変更点
(1)第1問の「文の中で強調する部分を選ぶ問題」あるいは「ある単語を強調された場合どのような意味になるのか?」という問題...が完全になくなる
(2)第2問の並べ替え問題で、「前振り」がない(2008年度以前と同じ)。ただし、空欄は2009、2010年と同じく6つ。(2008年度以前は原則5つであった)
(3)第6問で、段落を意味でグルーピングする問題がなくなり、代わりに「要旨の正しい順番」を選ばせる問題に変わった。


変更点に関するコメント
2007年以降のような「激変」という印象はない
(1)...これがなくなったのは、ちょっと意外だった。ここが出ると思って勉強した方は、今年のセンターとしては無駄に終わった。(ToT) なくなっただけだから、他の問題に注視すれば良くなったと言えなくもない。大きな影響はないだろう。
(2)...結局、2008年以前の形から、(2年の移行期間を踏まえて)、空欄が1つ増えた格好になる。その文、難易度は上がったが、対策は同じといえば同じ。
(3)...段落のグルーピング問題がなくなったが実は、2009年度も追試にはグルーピング問題はなかった。その点を踏まえれば、さして驚くべき変更ではない。
大きな変更がない年は、たとえ難易度が上がっても平均点は例年と変わらないのが普通。(大きな変更があった年は、たとえ難易度が下がっても平均点も例年より下がる


英語嫌いから見た視点
第4問の広告問題が、英語好きを喜ばせ、英語嫌いを苦しませるようにできていた。むかついた!!
\(`o´ )/=3
学生向け英字新聞の広告だった。
1度でいいから、センターの広告問題を「数学セミナー」とか「科学実験教室への招待」みたいな問題にできないんですかねーーー? そうすりゃあ、英語嫌いが苦しまないのに。ひいては「英語嫌いも英語好きになるかもしれない」のに去年はこういう「英語嫌いが苦しむ問題」がなかったので褒めた。しかし今年は逆戻りになってしまった。この所為で英語嫌いはますます増えるだろう。どうやら、今年のセンターの英語問題作成者は英語嫌いをさらに苦しめて、決して好きにさせたくないらしい英語を日本に普及させたいと考えているのならば、「戦略が間違っている」としか思えない


難易度
色々な視点があるとは思う。私の印象は「例年と変わらない」というもの。
去年は第5問がいきなり大きく変わって大変面食らった。今年はそれがない。
ちゃんと対策をしてきた人は、それなりに好結果になったはずである。
「難易度は変わらない」&「大きな変更がない」...こういう年は例年「平均点が高い」はずだが、果たしてどうか? 現時点では分からない。


問題の性質
「英語嫌いを逆撫でした第4問の広告問題以外」は、良問と思った。
私が言う「良問」とは、
もともと英語が好きで得意な人も、もともと英語が嫌いなで苦手な人も「世の中でごく普通の(センター向けの)英語学習をすれば、するほど高得点になる」...という意味である。「正当な努力」が報われる問題...これをを良しと考える。
(ただし、だからといって英語嫌いの気持ちを逆撫でするような問題は、個人的に「良問」とは呼ばない。それは私が英語が死ぬほど嫌いだからである)


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第5問のつまずきそうな英文


父親の話した内容の8行目の↓この英文。
He says that way you don't have to carry all the stuff you buy.
ここで「なんじゃ?」と思った人は多いのではないだろうか? ここからの数行の解釈が、今年の問題で1番厄介だと思った。


まず、that way。これは熟語。ジーニアスにはちゃんと載っている。「そのように[こう]すれば」という意味。
だから、He says that way ~ は、「彼が言うには、そうすれば~だ」という意味になる。
だから、ここでの that way は、前の文脈を踏まえると「車を使えば」という意味になる。


次は you。この you って誰? 実はこれは誰も指さない。「一般的な you」と呼ばれるもの。11行目の you も同じ。
つまり、
He says that way you don't have to carry all the stuff you buy.
の意味は
そうすれば(車を使えば)、(誰もが)自分で買ったものを全て運ぶ必要がない、と彼は(いつも)言う
という意味。


9行目の Either way も厄介。Either way の意味は「別の方法ではではない
either way も立派な熟語で「どちらにしろ」という意味。(ジーニアスにはちゃんと載っている)
つまり、ここでの Either way の意味は「車を使おうが、使うまいがどちらにしろ」という意味。


「以上のここらへんの部分を、試験場できちんと理解できた受験生」はどのくらいいたであろうか? 少ないものと思う。


しかしここの部分が曖昧でも、設問を解くにはさしたる影響はなかった。ただし、ここの部分は多くの受験生を面食らわせ、考えさせ、時間をかけさせるのには十分であったと思う。個人的には「こういう英文は止めて欲しい」とは思う。


しかしセンターの問題製作者は「これくらい知っていてしかるべき表現、知って欲しい表現」と考えたのかもしれない。そうであれば「設問を解くにはさしたる影響がない」ので、個人的には「許容範囲」と思うことにする。


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以上が、今年のセンター試験の英語の講評である。
いかがであろうか?
ここを読んでいる来年以降の受験生に参考にもなればと思う。


次回は、レギュラーの話(和訳例を作るべきか?)の最終回です。木曜日に更新します。
金曜日はいつもの「無料英文法動画講義」を更新します。お楽しみに。


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