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苦手なりの受験英語

 

2012年3月 5日

勉強法。苦手な人へ・指導者へ(12)

・「24点が41点になる」のと「58点が75点になる」のとではどちらが辛く大変か?


テーマ
17点上げる苦労


苦手な人へ
本当に苦手な人は、平気で赤点を取るはずである。ここでは「そのレベルぐらいの方」を「英語が苦手」とする。


実は今「我が姪」の英語を教えている。現在中2である。私に似て「とても英語が苦手」である。
中2の1学期末テストで「23点」という成績を取り、慌てて私が面倒をみることになった。
学年末試験で「40点」にまで回復した。姪はかなり喜んでいた。


さて! 「苦手なあなた」なら「凄い!」と驚嘆するだろう。私も実はかなり驚嘆した。
しかし、「世間や特に英語教師」は「全く驚嘆しない」。「はあ? 40点? そんなんで驚くことなの?」とまるで相手にしないのだ。


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指導者へ
上で話したとおり、我が姪はおよそ半年で「23点から40点」になった。
あなたの感想は「まだまだ低レベルすぎだな~。どちらかと言えば圧倒的に勉強してないほうだよね」ぐらいだと思う。
「え~?? そんなんで喜んでるの? 40点では全然低いではないか! なんでそんな低レベルの喜んでるの~??」とも思うはずである。


もしそう思っているのなら、ぜひ「あなたの教えている生徒さんで23点ぐらいしか取れない中2」を見つけ、その人に「40点以上の点数を獲得」させて欲しい。
「あなたが40点以上獲得する」のは「容易い(容易かった)」と思う。しかし「頑張っても23点しか取れない人」を「40点以上にする」のは、果たして「容易い」であろうか?


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マウスバードの一言


私が生涯で獲得した英語の最低点は「7点」である。高1の時に2回記録した。2回とも偶然同じ点数(7点)であった。うち1回は「学年最低点」ということが分かっている。この時の平均点は確か83点か84点台であった。


浪人の時の最低点は24点ぐらいだと記憶しているが定かではない。偏差値はよく覚えていて「30.5」であった。


最高偏差値は68.5であった。この時の点数はよく覚えていないが、75点ぐらいであったと思う。私は「最低24点から最高75点まで上げた」わけだ。私にはこうした体験がある。


皆さんに訪ねてみたいことがある。
私の体験上、
↓この(A)~(C)の中では
  1・どれが1番時間がかかったと思うか?
  2・どれが一番辛かったと思うか?
  3・どれが1番嬉しかったと思うか?


(A)24点⇒41点 (17点アップ)
(B)41点⇒58点 (17点アップ)
(C)58点⇒75点 (17点アップ)


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正解発表。


1・どれが1番時間がかかったか?
  正解:(A)24点⇒41点 (17点アップ)


2・どれが一番辛かったか?
  正解:(A)24点⇒41点 (17点アップ)


3・どれが1番嬉しかったか?
  正解:(A)24点⇒41点 (17点アップ)


全てで(A)24点⇒41点 である。


解説したい。


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1・どれが1番時間がかかったか?
  正解:(A)24点⇒41点 (17点アップ)


これが普通の人にとっては一番分かられないのではないかと思う。


考えて欲しい。私は中学高校で「6年間赤点しか取ったことがない」という人間である。
 ●英語で41点以上なんて、中学高校で取ったことがない!
のだ。
 ●浪人して、3カ月目で初めて「41点」以上の文字を見た!
のだ。


つまり
 24点⇒41点までに「6年3カ月」かかったわけだ。
1番長いに決まっているではないか!


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2・どれが一番辛かったか?
正解:(A)24点⇒41点 (17点アップ)


長さ(6年3カ月)だけでも辛いが、
【周りからの目】がとてつもなく辛かった。


周囲は必ず私にこう言った


・「お前はなぜこんなに低い点数しか取れないのか?」
・「勉強してないだけでしょ? 普通にやれば取れるはずなのに」
・「いくらなんでも勉強しなさすぎだろう!」


つまり周囲は私を「勉強していないだけ」としか思ってくれなかったのだ。これが辛かった。勉強していないとしか思われない「6年3カ月間」であった。勉強しても「していない」と言われ、時には先生から「平手打ちを食らって」来た。竹刀で叩かれたこともある。


これで辛くないのはマゾだけではないか?


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3・どれが1番嬉しかったか?
正解:(A)24点⇒41点 (17点アップ)


圧倒的に【ここ】に決まっている。
 浪人時41点を獲得したとき、偏差値は45ぐらいだったと思う。
 偏差値30台を脱して、40台で安定した。45以上になった時、とてつもなく嬉しかった。
以前この辺でその喜びを表現したぐらいである。とても嬉しかった。
6年間3カ月の英語学習の中でこんな嬉しいことはなかった。


当時
・どんなにやっても【英語の成績は上がる実感が全くなかった】からである。


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以上は私の体感である。苦手な人には分かってもらえると思う。


しかし、この体感は、普通の英語教師にはけっして分からないはずである。
「分れ!」という方が無理である。彼らの多くは40点以下の点数など取ったことがないから、分かる訳がないのだ。
だいたいそもそも彼らは「分かろう」とする気がないのだ。


彼らが分かるのはせいぜい
(C)58点⇒75点 (17点アップ)
ぐらいの感じ。もしくは
(D)75点⇒92点 (17点アップ)
ぐらいの感じである。


英語が得意な人にとっては(C)も(D)も辛いと思う。しかし「(A)24点⇒41点 (17点アップ)」の場合と決定的に違う部分がある。


(D)75点⇒92点 (17点アップ)の場合、世間では
 「おお凄い! よく勉強したんだね!^^」
と言われるのに対し、


(A)24点⇒41点 (17点アップ)の場合、世間では
「まだまだ低レベルすぎだな~。どちらかと言えばしば圧倒的に勉強してないほうだよね」
「え~?? そんなんで喜んでるの? 41点では全然低いではないか! なんでそんな低レベルの喜んでるの~??」
と言われるのだ。


(A)の方が辛いうえ、「まだまだ勉強していない」と言われる。あなたは「これ」を「おかしい」とは思わないだろうか?
「こうした現状はなんとかならないものか」...と私は常々思っている。


今週の金曜日は文法放送。この続きは来週の月曜日です。


(↓目次はこちら)
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Comments

>英語駄目人間さん

ご無沙汰しています。お元気ですか?
英語駄目人間さんも中学から英語が苦手だったんですね…
>そういうような人にとっては「23点」も「40点」も変わらない点数なのだと思うと無性に腹が立ちます。

彼らにとっては「この差は差にならない」と考えるようです。我々にとっては大きな差なのですが、彼らには理解できないのです。

赤点を逃れる点数を「頑張って」「やっと」取ったのに赤点にされたとは…なんと不公平な先生でしょうか? 酷い経験をお持ちですね。「先生と英語に恨みをますます募らせるだけ」の結果になるでしょうに。
 正当な努力の結果が報われないのは本当に腹が立ちます。こうして英語嫌いがますます増えていくでしょうに。


姪はまず「アルファベット」の識字が苦手です。
↓ここのコメント3以降で少し説明しました。
http://q-eng.com/diary/8118

姪が期末試験で40点を取ってきたとき、姪はすぐさま私に連絡してきました。
「なんと40点取った~~~!^^♪」
と。姪はとても喜んでいました。私も大喜びでした。
(得意な人にはけっして分からないことだと思います)

直後の授業でびっくりしたことがあります。

・テキストのコピーに、いつも単語の「読み方」をカタカナでフリガナを書かせています。
・いつもならまず姪に単語を1つ1つ発音させて、あっていればそのまま書かせ、間違っていたら、直したものを書き込ませていました。
・その日は、時間もなかったので、姪には発音させず、私が「バババ」と発音を教えてしまう予定でした。
●ところが、姪は「自主的に」英語を発音し出したのです! Σ(゚д゚lll)
そりゃあ、ところどころ間違いますよ。(with は相変わらず「ウィッチ」と読みます)
でも、姪は自分から読み出したのです。いつもなら嫌々読むのに。私はかなりびっくりしました。

これは「今回の40点という「好結果」が、姪を少しやる気にさせたこと」ではないかと思っています。。

お久しぶりです。書き込みに関しては震災以来のような気がします。

中学の英語は簡単だみたいな話を聞くだけでもうんざりしますよね。そういうような人にとっては「23点」も「40点」も変わらない点数なのだと思うと無性に腹が立ちます。私が中一の時の一番最初のテストで20点くらいしか取れなくて途方に暮れていたときに周りがみんな100点に近いような点数を取っていたときの絶望感は今でも忘れません。

それでも中学は公立の場合、赤点などが無いだけまだマシです。30点以下の点数を取っても平均の半分以下の点数を取っても何の罰則も有りません。精々内申書に響く程度です。

問題は高校の方です。高校でも二年の終わりまではほぼ毎回赤点で、学年最下位にも輝いた事のある私ですが、一度だけ赤点を(本当は)免れた事があります。それはもう喜びました。これで初めて課題をやらずに済むぜ・・・なんて思ったりで。そのときは「31点」を取り、「1点」の差で赤点を免れる事が出来たと思っていたのですが、英語教師の「いつも赤点だから今回も赤点扱いな」の一言で私は絶望のどん底に突き落とされました。その後たっぷりとありがたい課題を渡されましたw

前回の点数と比較しても10点以上は上がっていたと思うのですが、英語の教師からしてみればどちらも同じような点数にしか思えなかったのでしょう。必死に勉強して「10点以上」も点数を上げた私の頑張りなど全く認められなかったのです。

正直、このような現状は変わらないと思います。「分かろう」ともしないのですから・・・・。私の学力を心配した英語教師がお節介を焼いてくれたと思って我慢するしかないのかもしれません。


P.S. マウスバードさんの姪っ子さんには私たちの教訓を反面教師に(?)周囲の雑音など破棄にせずに英語が出来るようになって欲しいです。中学校二年生で40点も取れるのだから私やマウスバードさんよりも(失礼)先は明るいです!