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苦手なりの受験英語

 

2013年4月 8日

雑談:落合博満

WBCも終わり、本格的なプロ野球シーズンがやってきた。
以前、野村監督の話
/beginner/article/mouthbird/2011/04/post_837.html
を雑談で書いた。


今度は落合博満、という人物について書かせていただく。


現役時代は、3度の三冠王という誰もできない記録を打ち立てる。ロッテから中日に移籍した際は、中日の優勝をもたらし、中日から巨人に移籍した際は、巨人を優勝に導いている。こういった「打撃の凄さ」が物凄い。


しかし、私が落合氏を絶賛するのは、打撃ばかりではない。私がここで取り上げたいのは、監督として中日を常勝軍団に導いた手腕である。2004年から~2011年まで中日の監督になった落合氏は、3度のリーグ優勝、1度の日本一(53年ぶり)を成し遂げている。
ノムさん(野村克也)の率いたチームとは違ってさほど弱小ではなかった中日だが、強敵巨人を度々抑えて中日の黄金時代を築いた。


著書「コーチング」や「采配」を読み、また様々なテレビ出演でのコメント聞き、スポーツニュースを聞いてわかったことがある。
「練習【量】」について分かったことがある。


・落合氏は練習が大嫌いなのだそうだ。しかし、自らは現役時代(人に隠れて)人一倍練習をしていた。
・中日監督時代は、他チームのキャンプが4勤1休(4日練習・1日休み)なのに対し、6勤1休(6日練習・1日休み)だったそうだ。
・落合氏が選手に放つ「ノック」が物凄い。お互い休憩なんか一切なしで平気で連続で2時間、3時間と続く。ノックを止める権限は選手側にある。落合氏に「続けられなくなったら、グローブを外せ。そうすればノックをやめてやる」と言われているから。ノックをする落合氏のほうもある意味大変である。落合氏だって休まず連続でノックをするのだ。疲れても落合氏からはけっして止めらない。練習時間はあくまで選手の判断に任せた。維持の張り合いになるので、選手は限界までノックを受け続けることになる。


なぜ、そんなに練習するのか...を問うと、落合氏はこう語った。
「練習しなければこのへたっぴは上手くならない」
自分のチームの主力選手たちを「へたっぴ」呼ばわりする。確かに実績からすれば、中日の誰もが落合氏の現役時代の実績には適わない。そう言ってのけて悪びれない。人からどう思われるかはあまり気にしていないようである。




確かに、練習しなければ誰も上手くならないだろう。落合氏の指導法は練習量を積み重ねる指導であった。「体で覚える」というやり方であった。


「100回スイング練習をするやつに勝つために、101回スイング練習をしなければ勝てない世界」と語る。「ミスは叱らない。けど手抜きは叱る」と著書には書かれていた。


練習だけではない。情報収集もきちんと行う。スコアラーをどの球団よりも多く雇い、各チームに1人づつ担当させてて情報を集めてさせている。しかもスコアラー同士を競わせ、腕の悪いスコアラーは次々変えている、という徹底ぶりである。情報もきちんと集めているのである。


こういった、落合氏の野球(の姿勢)を、選手たちはどう思っていたのか? 私が見た映像ではほとんどの選手がこう語っていた。


 インタビュアー:「落合監督の野球はどんな野球ですか?」
主力選手(複数):「普通です」「普通」「普通の野球だと思います。すごく普通」


野球は「投げる・打つ・走る・守る」...これらの技術を猛練習で磨きあげる、体で覚える、、、実に単純と言えば単純である。この単純さを追求する野球をが落合の野球。多くの主力選手たちはこの落合の野球を「普通の野球」と思った模様。谷繁というベテラン選手は「落合野球は「野球」です」と答えていた。


 ちなみに、落合氏とノムさん(野村克也氏)は仲が良い。落合氏は「俺と野球の話をできる相手はノムさんしかいない」と語っている。落合氏は長嶋さんと野村さんが大好きなのだそうだ。野村さんの野球はデータ野球。頭を使って勝負に勝つ野球である。どちらかというと練習量は少ない野球だろう。それも勝つための野球として間違いではないのだろうが、しかし野村さんも「練習しなければ上手くならないはずはない」と語っている。


 誰だって嫌な練習はしたくない。しかし勝つためには嫌でも練習は必要。落合氏はその原則を貫いているだけに過ぎないのかもしれない。そしてそれは落合氏が現役時代に貫いた方法以外の何ものでもないだろう。


 そしてその結果、落合氏は
・他人より多く練習した人が報われるチーム
・他チームより多く練習したチームが優勝する
といったものを作り上げた。
●これが逆なら嫌だろう。(「他人より練習しない人が報われるチーム」「他チームより多く練習しないチームが優勝する」...これは理不尽だろう。)


落合氏は、【正当な努力が報われるチーム】を作り上げた名監督であると思う。(落合氏本人はNHKの番組で「俺? 名監督なんかじゃない。普通の監督じゃないの?」と言っているところが憎い)


また、落合氏自身は、監督時代に、記者に「俺のところに来るな! 選手(の所に取材に)行けよ!」と言ってよく怒っていたという。特に中日の岩瀬投手が300セーブの大記録を達成した時に、新聞にあまり大きく取り上げられなかったことに不満を持っていた模様。自分よりも選手を思う監督だと思った。


今週の金曜日はいつもの文法学習。新しいシリーズ物の続きは来週の月曜日からです。


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