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苦手なりの受験英語

 

2013年6月24日

雑談:英語を話すということ

すみません。臨時で雑談ばかりが続きます。


今回は「英語を話すということ」というテーマで少し書かせていただきます。


 英語が嫌いな皆様は「英語を話すなんて誰が考えるものか!」と思っているはずです。


しかし!


 英語教育に携わる人、教科書を作る人、参考書を作る人、教育関係のお役人様などのほとんどは「英語を話したくないなんて思っている人がいるはずねーだろ!」というお考えです。彼・彼女らによって日本の「英語教育」は導かれています。


 今年から「高校での原則英語による英語の授業」が導入されました。今は「TOEFLの結果を高校卒業要件、大学入学資格要件に含めよう」という動きがあります。どちらにも「英語が聞き取れて、英語を喋る力」が試されるでしょう。これは「英会話力(英語を話せる能力)」を試そうとするものでしょう。


 つまり、昨今の英語教育の変化は「英語を話せる能力」を身につけさせよう、今まで以上に激しく変化させよう、としています。
注意:ここ30年ぐらい、既に同じ方向性(「英語を話せる能力」を身につけさせよう)で動いてきた事実はあまり世間に浸透していないのが残念です。なので「試験で英会話力を測るようにしてしまえ! そうすれば大きく変わる」という感じで、ここ数年は動いているように思います。


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 現在の私は英会話力がほとんどありません。


 別に恥ともなんとも思っていません。だってそれで困ってませんから。第一、私は英語が嫌いなんです。「英語を話すなんて誰が考えるものか!」と考えるのです。


 ただ、ものすごく稀有なことに「私には英語がペラペラだった時期がある」のです。大学1年生のとき、わずかに1週間だけペラペラでした。


ここを参照してください。


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そのころ分かったことがあります。
英語がペラペラになっているときは、日本語なんか考えない。物事を英語で考えて、それが口から出てくる」
という状態になっているのです。


こう書くと「だから英語のみの英語の授業が効果的なんじゃないか」と言い出す人がいます。
そりゃ効果的ですよ⇒もともと英語が得意ならば


私の計算だと、河合の模試で偏差値65以上の人のみが「条件にかなう人」です。そんな人、どれだけいますか?


 河合の模試で偏差値65以上の人のみ「喋るという目的達成のために、英語のみの英語の授業が効果的」と思います。そのレベルならば英単語も数多く頭に入っており、基本表現も正しく覚えているでしょう。だから訓練しだいで「物事を英語で考えることが可能」と思います。(訓練しだいです。念のため


 65未満は、条件に達しておらず、難しいと思います。65未満は非効率の極値と思います。


 「英語で物事を考える」...これは母国語の日本語で不自由がない日本人の多くにとっては、「不必要な作業」です。
そして
 「英語で物事を考える」...これは母国語の日本語で不自由がない日本人の多くにとっては、「できるレベルの人は一握り」です。


65未満の人は、単語覚えて、熟語覚えて、(個人で異なる)必要量の文法を覚えていなければ、「英語のみの英語の授業」は非効率的そのものと思います。


金曜日はいつもの文法放送。来週の月曜日の更新は1回休みます。(文法動画の情報更新はあります)
レギュラーの話はこちら


(↓目次はこちら)
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Comments

ご回答ありがとうございました。お礼が遅くなってすみません。
 やはり一律に英語で行うことが無理であることを、現場の教員は分かっているということなのでしょうか。でも、授業を英語で行う「素振り」を見せている、というのは、姪御さんを始め生徒さんたちにとっては気になるところでしょうね。

>戸惑いさん

私の姪はちょうど高1です。今私が教えています。
姪が入学した高校は公立ですが、上位高とは言えません。
↓このくらいのレベルの姪が入れた学校ですから。
http://q-eng.com/diary/12358

私が知るかぎり、まだ姪の高校では英語で英語の授業にはなっていません。ただ次第にそうするような「素振り」は見せているようです。最終的にどうなるかは分かりませんが。(私は【無理】と見ていますが、結果は分かりません。できない生徒を置いてぼりにしてガンガン進めることは理論上可能でしょう。)

>毎週楽しみにしているので残念。
申し訳ありません。色々やることが貯まってまして、1回お休みをもらいたいのです。なんとかその次の週には新シリーズを開始いたします。

早速ですが、1つ質問があります。
>現在「英語で英語の授業が高校から導入されている」わけですから
ということですが、実際の授業は本当にそうなっているのでしょうか? 教え子の方に新高1生がいらっしゃれば、その生徒さんの学校の状況などを教えていただければと思います(差支えのない範囲で)。

>来週の月曜日の更新は1回休みます。
 毎週楽しみにしているので残念。新シリーズが始まるということで、楽しみにしています。

>清水恭宏さん

 偏差値65以上としましたが、英検2級のほうが適切かもしれないですね。「英検2級合格レベル」は「高校卒業レベル」のはずです。
 現在「英語で英語の授業が高校から導入されている」わけですから、「高校入学と同時に、高校卒業レベルの英語力を必要とされる」という事態が起こっていることになります。

 日常的に英語を話さない普通の日本人には、「英語で英語の授業」をしても、意味があるのはごくわずかです。付いていけるのは英語が得意な人だけ。得意でない人は、さらに英語ができなくなる事態になるでしょう。この辺をもう少し突き詰めたシリーズを次回からはじめようと思います。

 >カウンセリングする際には、留学前の英語力の重要性を正直に訴えますが、なかなか聞いてもらえないですね。

 受講側にも問題がありますね。基礎力がなければ、海外に行ったところでそんな簡単に身に付くものではないのに、簡単に身に付くと思っている人がいかに多いことか。悲しいことです。

MOUTHBIRDさんへ
お久しぶりです。以前、海外留学するには日本で英検二級レベルを、という意見を書いたことがありますが、英語を英語で考えることが可能になるためには河合模試での偏差値65は私も必要だと思います。私の経験上、英検二級を取得する力があればセンターで180点をこえることは十分可能ですから。ちなみに2010年マーク式総合問題集(第8回)の得点換算表を参照するならば、偏差値62.5で模試点数が170点以上、センター換算得点で175点となっております。つまり高校生レベルに当てはめるならば、ほんのひと握りの成績上位者です。

底辺校から進学校まで「英語の授業は英語で」という発想は明らかに無理があります。海外の語学学校にエージェントとして、何人も生徒さんを紹介したことがありますが、英検二級レベル以下の英語力で行っても、実際費用対効果は本当に悪いです。何となく会話できる?という感覚を持って帰国しても、その英語力を維持するのが今度は大変です。それは、留学前の文法力、構文力、単語力の土台がきちんとしていないからです。私は変な幻想を抱いてほしくないので、カウンセリングする際には、留学前の英語力の重要性を正直に訴えますが、なかなか聞いてもらえないですね。

現実的に、高校で目指すべき方向性は英検二級レベルの読解力であると考えます。それは将来、「英語を話す」「英語を話さない」に関わらず、大きな糧となるはずですから。そのための最低限の単語力・文法力・構文力を身につけることが、高校段階
での最優先事項でしょう。