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苦手なりの受験英語

 

2013年8月26日

英語に関する先入観と矛盾点(7)

【先入観】
英会話スクールに通うことで【誰でも】英語が喋れるようになる


【矛盾点】
だったら日本にもっと英語が充満しているはずである。日常生活でもっと英語が話されている場面に出くわすはずだ。実際は違うであろう。


【現実】
ここは、何度もコメントをくださる、清水さんにお話を伺いたい。清水さんは実際英会話学校の先生なので。こういうのは当事者のご意見が優先されるはずである。もしよろしければ、色々書き込んでいただけないでしょうか? 少なくとも【誰でも】ではないはずです。どうかよろしくお願いいたします。


清水さんに、コメントをいただきました。(ありがとうございます) 下のコメントの転載にになります。


●清水さんのご見解
 英会話スクールへ通えば誰でも英語が話せるようになるというのは完全な幻想です。大半のスクールは、甘い言葉で生徒を誘い、適当にネイティブとフリーカンバセーションのレベルを出ないレッスンをさせて、お金儲けをしているだけ、というのが現実です。私がスクールを始めたきっかけは、まさにそういった劣悪な業界のあり方に一石を投じるためでした。HPを読んで頂ければわかりますが、一切甘い言葉は書いてありません。それなりの覚悟を持って受講を希望される生徒さんしか受け入れたくないからです。


 私のスクールでは、特に読解力の強化を強調しています。具体的に言うと、ネイティブの自然な速度の会話についていくには、まず1分間=150語程度の速読力を身につける必要があることを認識させます。例えば、速読英単語(基礎編)の教材を例にあげると、最初のトマトの話(50語)は、CDでは20秒で話されています。これがネイティブが自然に話すスピードであるとすれば、READING SPEEDが1分間150語以下では、相手の言っていることを理解することは不可能です。もちろん、適当に理解するのではなくて、一文一文が正確に訳せるレベルであることは言うまでもありません。


 速読力について触れることができるなら、教える方として大変やり甲斐があるし幸せです。現実はと言うと、生徒さんの中には3単現のSで止まる方も珍しくありません。つまり中学一年生の二学期のレベルで進歩はストップしていることになります。中には、何度教えても、これが習得できない生徒さんがいます。正直言って、そういった生徒さんは言語習得に向いていないと思います。日本語と異なる異質な言語体系を受け入れるのを脳が拒否するのだと思います。根本的に日本語力の欠如も原因としてあります。普段、主語・述語を含んだきちんとした文章を書く機会が皆無に近い場合、英語習得は非常に困難になります。なぜならSVという構造を組み立てる回路をゼロから構築しなければならないからです。


 残念ながら、私の所で大成功する生徒さんもいれば、3単現のSさえも習得できずに止める生徒さんもいます。それは仕方ないことだと思っています。受験という明確な目標があるならば、もう少し一生懸命取り組むでしょうが。


(以上、コメント欄から転載)
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皆様どうお感じになったでしょうか?


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 参考までに、私の「英語が喋れた(過去形)」までの変遷を書いてみる。


・中学・高校時代(計6年間)「英語、特に英会話に特化した学校(テキストがNHKラジオ講座の授業がある)」で落ちこぼれる。(週6時間英語があった)
・2年間浪人時代で文法を極める単語も熟語も覚える大量に英文を読みこなし大概の英文なら読めるくらいにはなった。(ただし喋れない
・大学1年の5月~7月前半まで、週1回の英語サークル活動に参加。(英会話の練習の真似事)
・7月後半の概ね2週間、英語サークルの集中活動があった。(ユースフルエクスプレッションを150文程度覚える。スピーチを作り覚えるなど) 1日2時間程度で、週4回程度だった。だから全部で8回ぐらいか。


 ↑ここまででもまだ「まったく喋れる感覚がない」


・8月初旬、英語サークルの合宿に参加。1週間×24時間、信州のホテルに缶詰。許される言葉は原則英語のみ。日本語を喋ったら罰金だった。


1週間の合宿直後、私は「英語がペラペラ」という感覚だった。帰宅直後は私は「英語しか喋れなかった」


余談:普通の人はここで英語能力の維持に努めるのだろう。しかし私は維持に努めなかった。私は英語が大嫌いなのだ。英語を喋りたくない意識のほうがはるかに強かった。だからいち早くこんな能力をなくしたかった。だから、合宿から返った直後から率先して日本語を喋り捲った。


⇒その結果、私は英語がペラペラでなくなった。私は「合宿の1週間で英語がペラペラに」なったが、直後の1週間で片言ぐらいのレベルまでに落ち込んだ。やったぜーーー! 英会話能力が消えてくれたぜーーー!! バンサーーーイ^^♪


今週の金曜日はいつもの文法学習です。この続きは来週の月曜日です。


(↓目次はこちら)
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Comments

>清水恭宏さん
私は現在高1の姪を中2から教えていますが、中学の頃の姪にはこう教えていました。
「中学では will = be going to でいいよ。でも本当は少し違う。高校に入ったら変わるからね」
中学の教科書で違いを乗せているなら、そこの問題では整合性を整えないといけないですね。

 大金をはたいて、SVすら構築できない生徒さんが沢山いらっしゃるのですね。今までそれで押し通したためできなくなっているとは。
 SVは英語の基本の根幹ではないでしょうか? そこを使いこなさないで済ませようとする生徒さんは、儲け主義の英会話スクールに無駄金を大量につぎ込み続けてずっと進歩しないまま苦しめばいいのではなかろうか、と私は思いました。

SUNSHINEの二年生の教科書40ページには次のように書いてあります。
be going to......
「(。。。は)ーする予定です」と(話す前にすでに決めていた)未来のことを言う時は be going to +動詞の原形 の形で表します。
will
「。。。。しようと思う」という未来のことを言うときはwillで表します。willは(話している時)に決めた未来のことについて言うときに使います。

仮に教科書で明確に定義してないのであれば、百歩譲って、その2つは=だと教えるのはありかもしれません。しかも、22ページと23ページで実際に使い分ける練習までさせています。教材会社の都合でその二つは=だと言い張って書き換え問題を載せるのは、全く整合性を欠くと思います。

SVが口についてくるようになれば、第一段階クリアだと思います。そこから発展、上達する可能性がありますから。半年たっても一年経っても私が「SVは?」と促す生徒さんは見込みがないと思います。大手英会話スクールで大金をつぎ込んだ生徒さんの方が皮肉なことに、SVを構築する回路を定着させるのが大変です。自分が中途半端に分かっているつもり、なので今までやってきたことを全否定してほしくないのでしょう。でも現実なので、私はそれを無理やり矯正するしかありません。

>清水恭宏さん
その人はツイッターで「アメリカ人は幼稚園児でも英語をしゃべる」と言った人ですね。最初、私はギャグで言っているのかと思いました。


>WILL=BE GOING TO とか、MUST=HAVE TOなどあたかも数学の公式のように、中学のドリルでは書いてありますが、これこそまさに英語を使えない人が勝手に編み出した非常識英文法だと思います。こんな低レベルのものが継承されているようでは、日本の英語教育は進歩しないはずです


これは現在の私とは別意見ですね。無論厳密にはWILL≠BE GOING TO 、MUST≠HAVE TO、なのは知っていますが、中学校ならそれでいい、というのが私の意見です。ただこれは私の現在の単なる意見に過ぎませんから、清水さんの見解をお伺いしたいです。なぜこれが良くないと思うのか、ご説明いただければ幸いです。


>私はレッスン中に単語だけで答えることは原則禁止しています。単語だけで答えるのは全く時間の無駄であることを生徒さんに厳しく言います。まずSVが出てくるようにならなければ、次の段階へは進めません。最初は質問分のSVをそのまま利用して答えさせる練習を徹底的にやります。

なんと! SVしか考えられない私とはえらい違いだなあ! (だから今は片言でも私は喋れるんだなあ、と思いました)


>例えば、What do you usually have for breakfast?
>と仮に質問して、答えが I eat ,,,,,であれば、もう一度答えなおすように指示します。なぜなら、こういったケースの場合 質問文を日本語に訳してから、もう一度英語に変える作業を行っている可能性が極めて高いからです。

なるほど。それだと日本語で考えてますね~。まともに喋るなら、英語で考えてないといけないですからね。そうなるのは大変ですけど。

MOUTHBIRD様
英語が話せないのを、文法のせいにするのは全く本末転倒です。同様に、中学・高校と6年間で大した量の英文を読んでいないのに、読み書きばっかりしているから英語が話せない、という短絡的な議論にも呆れてしまいます。英語教育ど素人の無責任な思い込みです。例えば大阪市の某市長は小学校での英語教育導入に熱心なようですが、彼は金沢での街頭演説で「おっさんはHOW ARE YOU?しか分からないんだわ」と言ってうけを狙ってました。

実は学校英文法では、英語を使うという視点で考えた時、全くナンセンスな常識が今でもまかりとおっています。例えば
WILL=BE GOING TO とか、MUST=HAVE TOなどあたかも数学の公式のように、中学のドリルでは書いてありますが、これこそまさに英語を使えない人が勝手に編み出した非常識英文法だと思います。こんな低レベルのものが継承されているようでは、日本の英語教育は進歩しないはずです。

私はレッスン中に単語だけで答えることは原則禁止しています。単語だけで答えるのは全く時間の無駄であることを生徒さんに厳しく言います。まずSVが出てくるようにならなければ、次の段階へは進めません。最初は質問分のSVをそのまま利用して答えさせる練習を徹底的にやります。

例えば、What do you usually have for breakfast?
と仮に質問して、答えが I eat ,,,,,であれば、もう一度答えなおすように指示します。なぜなら、こういったケースの場合
質問文を日本語に訳してから、もう一度英語に変える作業を行っている可能性が極めて高いからです。

英会話スクールの大半はこのあたりをいい加減にしています。なぜなら厳しく指導して生徒さんに止めてほしくないからです。その結果、数年英会話スクールへ通っても、SVから話すという基本的な文法回路さえ構築できずに、英語難民となるのです。それでも何とか英語を習得したい人は私のもとへ来ます。一旦ついてしまった悪い癖を直すのは正直大変ですが、日々こういったケースと格闘しています。

>清水恭宏さん

 多くの英会話スクールが、ネイティブと「意志の疎通のない」のない英会話をさせているんでしょうね。 受講される側もそれで満足な人もいるかもしれないと私は思っています。相手の言っている言葉の意味が分からない(コミュニケーションではない)のに、どうして満足できるのか、私には謎ですが。

 なんと、三単現のSで止まる人がそれほどまでに多いとは! そこで止まってたら、他の文法なんか覚えられっこないですよね。で、三単現のSをできるようにするために、三単現のSの演習をしつこくやると「文法は嫌だ!」と言う人がでてくるんでしょうね。はあ…。そういう人は、意志の疎通のない英会話をネイティブとして多額のお金を貢げばいいと思いました。その代わり、できなかった場合「文法の所為だ」と言わないでもらいたいものです。三単現のSという初歩の初歩の文法習得学習でさえ拒否したのですから。

MOUTHBIRD様

英会話スクールへ通えば誰でも英語が話せるようになるというのは完全な幻想です。大半のスクールは、甘い言葉で生徒を誘い、適当にネイティブとフリーカンバセーションのレベルを出ないレッスンをさせて、お金儲けをしているだけ、というのが現実です。私がスクールを始めたきっかけは、まさにそういった劣悪な業界のあり方に一石を投じるためでした。HPを読んで頂ければわかりますが、一切甘い言葉は書いてありません。それなりの覚悟を持って受講を希望される生徒さんしか受け入れたくないからです。

私のスクールでは、特に読解力の強化を強調しています。具体的に言うと、ネイティブの自然な速度の会話についていくには、まず1分間=150語程度の速読力を身につける必要があることを認識させます。例えば、速読英単語(基礎編)の教材を例にあげると、最初のトマトの話(50語)は、CDでは20秒で話されています。これがネイティブが自然に話すスピードであるとすれば、READING SPEEDが1分間150語以下では、相手の言っていることを理解することは不可能です。もちろん、適当に理解するのではなくて、一文一文が正確に訳せるレベルであることは言うまでもありません。

速読力について触れることができるなら、教える方として大変やり甲斐があるし幸せです。現実はと言うと、生徒さんの中には3単現のSで止まる方も珍しくありません。つまり中学一年生の二学期のレベルで進歩はストップしていることになります。中には、何度教えても、これが習得できない生徒さんがいます。正直言って、そういった生徒さんは言語習得に向いていないと思います。日本語と異なる異質な言語体系を受け入れるのを脳が拒否するのだと思います。根本的に日本語力の欠如も原因としてあります。普段、主語・述語を含んだきちんとした文章を書く機会が皆無に近い場合、英語習得は非常に困難になります。なぜならSVという構造を組み立てる回路をゼロから構築しなければならないからです。

残念ながら、私の所で大成功する生徒さんもいれば、3単現のSさえも習得できずに止める生徒さんもいます。それは仕方ないことだと思っています。受験という明確な目標があるならば、もう少し一生懸命取り組むでしょうが。