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苦手なりの受験英語

 

2014年2月10日

日本人は文法に詳しくなんかない。だから英語が喋れない(11)

今回でこのシリーズは最終回です。


これまでのまとめから。


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<先入観の是正>
「学校で文法を過度に教えているから、日本人は喋れないんだ」←などと未だに言われるが、これは完全な偏見実際は逆。文法はないがしろにされている。そもそも先生が文法に疎い。先生が文法を知らないのだから、生徒に文法を教えられるはずがない。


・戦後日本の学校英語教育の過程で「英文法」という科目があった時期は1度も存在しない。
・特に40年ぐらい前から年を経るごとにどんどん教える英文法項目がないがしろになり、その代わりに英会話の比率が上がっている。
・ここ40年間、英文法科目がない代わりに英会話科目がどんどん増えている。


現在英語がペラペラの人の多くは「英文法が要らない特別な人たち」
現在英語がペラペラの人の多くは「例文を(簡単に)覚えられる能力がある」ので、彼らには文法知識が要らない。ただし、この能力があるのは20人に1人ぐらい。


そのほかの大多数は、大量に例文を覚えられるだろうか? 覚えられれれば、喋るのにも文法はさほどいらない。
・文法を覚えていれば、例文を覚えやすい人もいらっしゃる(例:清水さん)
・文法を覚えていても、例文をさっぱり覚えられない人もいる(例:私)
・仮に例文をさっぱり覚えられなくても、単語を覚え、文法を覚えて、読解の演習をつめば、英文を読みこなせるようになる。...そして訓練次第(1週間の英語合宿など)でぺらっぺらに喋れるようにも成れる。私のような「英語を喋りたくない人間」でも喋れるように成る


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 おそらく「私が最悪のタイプのサンプル」だと思うのです。
・中学高校で、英語は赤点以外を取ったことがない英語落ちこぼれ。
英語に全く興味なし。英語には不快感しかもようさない
・何より「私は英語を喋りたくない!」


 ↑こんな最悪の人間でも、英語を喋れるようには成れたのです。喋りたくないのに喋れるように成ったのです。その原因・理由は「文法のおかげに他なりません。覚えている文法を駆使して、読解力をつけました。単語を組み立てて「意味が通る英文を喋る」ことも可能です。


 私ほど英語の才能がない人は珍しいと思います。皆さんはそれ以上の英語の才能をお持ちだと思います。しかし、20人のうちの1人に該当するような英語の能力が高い人を除けば、「文法は英語を使いこなすのに、喋るのに必要」だと思います。つまり20人中19人は多かれ少なかれ、文法が必要だと思います。


 最後に「文法の必要度は差がある」という話をしましょう。必要な文法力ですが、これも個人差があると思います。私のようなスーパーアンポンタンは、マニアックになるほど文法が必要です。


 必要な文法力はここで測ることができます


センス0...マニアックになるほど文法の知識が必要です。そして使いこなす訓練が必要です。私はこのタイプ。私は分厚い英文法の問題集を7回解きなおしました
センス20...センス0ほどではないですが、普通の人以上に文法に詳しくなる必要があり、訓練も多量に必要です。文法の問題集を6回ぐらい解きなおしましょう。
センス40(文法型)...ごく普通のセンスの持ち主です。文法型のあなたは、文法の問題集を5回ぐらい解きなおしましょう。
センス40(例文型)...ごく普通のセンスの持ち主です。例文型のあなたは、文法の問題集を4回ぐらい解きなおしましょう。ただし分詞と時制と仮定法は4回では足りないかもです。納得いくまで解きなおして下さい。
センス60(文法型)...普通以上のセンスがあります。文法型のあなたは、文法の問題集を3回ぐらい解きなおしましょう。
センス60(例文型)...普通以上のセンスがあります。例文型のあなたは、文法の問題集を2回ぐらい解きなおしましょう。ただし分詞と時制と仮定法は2回では足りないかもです。納得いくまで解きなおして下さい。
センス80...優れた英語センスをお持ちです。ですが最高値ではありません。文法の問題集を1回ぐらい解きましょう。ただし分詞と時制と仮定法は納得いくまで解きなおして下さい。
センス100 ...あなたに文法は必要ありません。


 「文法がいらないセンス100の人」はおよそ5%ぐらいだと思います。
 それ以外の95%はぜひ必要な文法力を身につけて欲しいと思います。そうすれば、喋ろうと思えば「私のように文字通り【嫌でも】英語が喋れるようになる」と思います。


 今回は以上です。いかがだったでしょうか?
金曜日はいつもの文法放送。
来週の月曜日は雑談です。新しいシリーズは再来週の月曜日から始めましょう。


(↓目次はこちら)
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Comments

>清水恭宏さん
 英会話学校に通われれば、【誰でも】簡単に話せるようになると思い込んでいらっしゃる方が多いようですね。残念ですがそのように「自分の都合に合う方法」を多くの方が望んでいらっしゃると思います。そういう人は1度適当な「英会話ごっこ」を試して「現実は違った・全然物にならない」と分かられないと、清水さんの主張を納得しないと思います。


 もっとも、いくら自分の考えとは異なった現実を体験しても、「そんなはずは無い」と言い張る人は大勢いらっしゃいます。そういう方は莫大なお金を「自分の都合に合う妄想」につぎ込み続けるはずです。それを止める手段はないと私は思います。


 そういう人はお金を英会話ごっこセンターにジャブジャブ捨てるでしょうから、私はそれを遠くから見てケラケラ笑っています。けれども、私と違って清水さんならばたぶん「うちにくれば金額に見合うようにちゃんとできるようになるのに」と悲しむと思います。

 なお、このお話で一番気になるのは、連絡してきた親御さんの「お子さん」に関してです。実際に英語を学ぶのはお子さんです。何をやるにしても【親は少しも学習で苦しまない】。学習するのは【お子さん】なのです。お子さんはどういうお考えなのでしょうか? お子さんは「英語を喋りたい」と思っているのか? 単に受験さえ突破できればいいのか? 私はとても気になりますす。
 「喋りたいと思っているお子さん」なら、「英語が喋れるようにはそうは簡単にならない方法」を「親が選んで入れさせよう」としています。
 「喋りたいと露ほども思っていない英語嫌いなお子さん」なら、「英語が喋れるようにはそうは簡単にならない方法」を「親が選んで入れさせよう」とし、もし入ったら「地獄を見る」と思います。英語嫌いにとって「英会話」ほど嫌なものはこの世に無いのです。
/beginner/article/mouthbird/2006/09/post_229.html
/beginner/article/mouthbird/2010/06/post_732.html

MOUTHBIRD様
先日、高校生の親御さんから「英会話を習わせたいんですが、二年くらいで普通に話せるようになりますか?」という問い合わせがありました。生徒さんの学校での英語の成績、英検取得の有無など詳しく訪ねた結果、私が出した結論は次のようなものでした。

「英語が話せるようになりたいなら、今やるべきことは、将来のセンター試験で9割得点できる学力をつけるか、英検二級をまず目指すことでしょう。そのためにレッスンを受講されるなら喜んで教えますよ。」

きっと期待外れの返答だったのでしょう。入会には至りませんでした。このような現実離れした考えを抱く親御さんが世の中には多くて困ってしまいます。

大学受験(合格)のために英語を勉強しようが、将来英語が話せるようになるために英語を勉強しようが、その過程で歩む道は同じだと私は考えるのです。高校生で英会話をやりたいなら、既に英検で二級レベルを持っていることが、私のスクールでは絶対条件です。(高校一年生でそういう子はめったにいませんが。)週に一度程度、「英会話ごっこ」をしても何の意味もないと思うのです。

受験英語と英会話は多くの親御さんには、全く接点のない別物なのだと捉えられています。私は正直に「そうでない」ことを論理的に説明するのですが、分かってもらえない場合もあります。それなら他の英会話スクールに行ってもらうしかないと割り切っています。他のスクールはきっと根拠のない受験英語批判をするので、そういったお客さんは大歓迎!なはずです。

「学校で文法を過度に教えているから、日本人は喋れないんだ」という先入観は私以外の英会話スクールにとっては格好のセールストークのねたなのです。消費者(学習者)も、もっともっと賢くなるべきです。