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苦手なりの受験英語

 

2015年2月16日

自動詞・他動詞の知識の効用(6)

ここから「自動詞と他動詞の知識」を知っていれば、分かる・解ける、役に立つ、という話題に移ります。
「自動詞・他動詞」が分からなければ、今回の記事を読まず、先にこちら(2)から(5)までに読んで、「自動詞と他動詞の知識」を覚えて下さい。


 ではこんなケースを考えましょう。
<常識で困る編>


【問題】
次の英文の意味を日本語で答えよ
 A dog has Ken.


【誤答例】
 ケンは犬を飼っている


【正解】
 ある犬がケンを飼っている


【解説】
 これは、このシリーズで紹介した姪に、姪が中2の頃に解いてもらった問題である。私は姪にこう言った。「いいかい。 have(has)は『~を持っている』という意味もあるけど、『~を飼っている』という意味もあるんだよ。Ken は人の名前だよ」と言った。その上で、解いてもらった。


 姪は A dog has Ken. の意味を「ケンは犬を飼っている」と答えた。これは誤訳である。


 「単語の意味さえ分かれば、英文の意味は分かる」と思い込む人ほどこの問題は間違える。こういう誤訳をする人は「犬が人を飼うわけがない。したがって『ケンは犬を飼っている』だろう」と判断してしまうのである。


 ↑こんな考えだから、いつまでたってもこんな単純な英文の意味でさえ間違う。


 have(has)動詞。直後に目的語必要
 「have 」で「を持っている」や「を飼っている」という意味である。
したがって
 「has Ken」…これは「ケンを持っている」や「ケンを飼っている」という意味でなければならない。


そして、全文は
 A dog has Ken. なのだから「ある犬がケンを飼っている」という意味である。何かファンタジー小説か何かのお話ならば、犬が人間を飼っていておかしくなかろう。そういう場合、英語では


  A dog has Ken.
(ある犬がケンを飼っている)…と表現される。こんな英文でも英語としては少しもおかしくない。


 ところが、他動詞のルールを知らずにこの英文を読もうとすると、常識で考えてしまい「ケンは犬を飼っている」と誤訳しやすいのである。


金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。


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