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苦手なりの受験英語!

 

2005年11月13日

受験と単語帳と覚え方(1)

今日から新シリーズ行きましょう。
題して「受験と単語帳と覚え方」です。

受験生である以上、というか英語の学習をする上で、単語の学習はどうしてもやらなくてはなりませんね。
その辺の話題について、色々「四方山(よもやま)話」を書こうと思います。
こうご期待!


また長いシリーズになりそうだなあ~w


次回は火曜日更新予定です。

2005年11月15日

受験と単語帳と覚え方(2)

さてと、しばらくは、受験と「単語帳」について語りたいと思います。このシリーズはやや雑学チックなことも入りますよ!(^^)


そもそも、市販の単語帳はなぜできたのでしょうか?
大学入試は、原則どんな英文でも意味を取らなくてはなりません。ですから一番良いのは辞書を丸ごと覚えること。実際戦前の逸話では、辞書を丸ごと覚えて、1ページ覚えちゃあそのページを食べた、なんて人がいたとかいないとかw


そんな非効率的なことはしたくない、と思う人が大半だろうから、そこで発明されたのが「単語帳」なのです。
概ね良く出てくる単語のみを「日本語の意味」とともに収録し、あまり見かけない単語を省いた画期的な本ができました。それが「単語帳」です。


歴史上最初?の単語帳は「赤尾の豆単」と言われています。今でもあるのかなあ?
文庫本ぐらいの大きさで、表紙が赤くて小さいから「豆単」と呼ばれていました。
単語のみならず、熟語も載っていました。


今でこそ百花繚乱の単語帳ですが、しばらくは豆単しか単語帳はなかったので、大昔の大学受験生は皆コレをやっていたのですヨ!


赤尾の豆単の特徴は「ABC順」に単語が並んでいる、という点です。そのため A から始まる単語はよく覚えていて、Z に近くなればなるほど、終わりになればなるほど覚えている単語が少ない、という受験生が続出したそうですw


ちなみに、「豆単」で最初に収録されている単語は abandon (あきらめる、捨てる) という単語だ、というのが有名な話です。
「豆単が嫌いな人」が、「豆単は最初に<あきらめろ!捨てろ!と書いてある単語帳>だ。だから豆単は辞めるべきだ!w」と揶揄し始めたからです。


「豆単」は受験生に辞書を丸ごと覚えさせないようにした画期的な本です。このエポックメイキングな本がその後の単語帳の歴史を築いたと言えるのではないでしょうか?


次は木曜日に更新です。

2005年11月17日

受験と単語帳と覚え方(3)

80年代だと思うが画期的な単語帳が世に普及しました。


「試験に出る英単語」


というものです。著者は進学校「日比谷高校」の先生であった「森一郎」。


この本の画期的なところは「豆単」と違って、(長文によく出てくる)「頻度順」に単語が配列されていたところでした。つまり最初の方でも覚えて置けば、それなりに英文が読める。易しいならなおのこと……という点です。


この本が世の中に普及する前は、この本は日比谷高校の秘伝であったらしいです。
 

この本には、「語源」が多少説明されていて、語源でも覚えられる人には都合が良くできていました。


この本の普及率は本当にスゴク、お陰で大学側は対策を講じました。つまり「試験に出る英単語」に<載っていない単語が多く出ている長文>を試験で出すようになってしまったのです。


お陰で大学入試英語はその後難しくなったと言われています。だから罪作りな本だという人もいます。しかし一昔、二昔前の受験生にとってバイブルであったのは間違いない事実です。


このシリーズのレギュラーの更新は土曜日の予定ですが、明日、金曜日は英文法授業の日です。よろしければご参加下さい。m(_ _)m

2005年11月20日

受験と単語帳と覚え方(4)

おっと予定がずれました。申し訳ない。


今日取り上げるのは


「ターゲット1900」


です。ちょうど私が受験の頃に盛り上がってきた単語帳でした。
「試験に出る英単語」(略して出る単)に出ている単語が、大学側の策謀を受けて、出にくくなったの受けて登場したのがこの本です。
その所為で単語数が出る単より増えてしまいました。


当時、出る単をの流れを受けて登場した単語帳は沢山ありましたが、その中でもっとも支持されたのがこの本でした。
基礎的なものから、スーパーハーイグレードな単語まで網羅されたこの単語帳は、現在でも支持される名著となりました。


さて、ここまでの「豆単」「出る単」「ターゲット1900」がひとつの流れです。
英単語が左側に羅列されていて、右側にその日本語の意味が並べられています。
単語帳と言えば、普通このタイプを指していました。


しかし、そうではないタイプの単語帳がこの後登場してきます。
そこで、それまでの、「豆単」「出る単」「ターゲット1900」のようなレイアウトの単語帳を、現在では「ターゲット式の単語帳」と呼ぶようになりました。


次回からは、「ターゲット式以外の単語帳」の話題に行きます。
予定では明日(月曜日)の更新です。m(_ _)m

2005年11月21日

受験と単語帳と覚え方(5)

続きです。
ここで、新しいコンセプトで生み出された単語帳ができました。


「速読英単語」(Z会)


です。これは略して「速単」と呼ばれます。速単は、今までが単語の羅列であったものに対し、「文章の中で覚える」という概念を持ちました。文脈があったほうが覚えやすかろう、といった発想で生まれたのではないでしょうか?おまけに文章もあるので「読解にも使える参考書」という側面も持ちました。出る単とは別の意味でエポックメイキングな単語帳となりました。


次回は水曜日更新予定です。

2005年11月23日

受験と単語帳と覚え方(6)

今日紹介するのは


「Duo.3.0」


というものです。これは元々は大学受験用ではなかったのです。英会話用でした。
でも今では大学受験用例文としても使える、という認知になっています。


内容は例文が書いてあります。でも全ての例文を覚えれば、例文と同時に大学受験でも必要な単語や熟語までが覚えられるというものです。つまり、試験でよく出てくる単語・熟語を、(網羅した)例文で覚えてしまおう、といういうものです。


紹介する本としては後1つかな?これは日曜日に紹介します。
明後日(金曜日)は、無料文法講座ですよ。
皆様宜しく~~(~O~)ノ☆

2005年11月27日

受験と単語帳と覚え方(7)

さて、今日は単語帳紹介の最後です。


システム英単語(駿台)

です。この本は、ターゲット式と、速単やDUOの「あいのこ」のような性格があります。


・ターゲット式は、単語1つ、1つ紹介、という形式
・速単やDUOは(例)文で覚えさせよう


というものです。


システム英単語は、このあいの子で、「単語1語」でも「文」でもないのです。


ターゲット式なら
  chronic  慢性的な   と覚えるところを・・・


システム英単語では…
   chronic diseases  慢性的な 病気  と覚えます。


これをこの本では「ミニマル・フレーズ」と呼んでいます。よく出てくる最小限の連語?(表現形態)=フレーズで覚えましょう、というコンセプトです。


紹介は以上ですな。本当は「萌え単」とか紹介したかったんですが。(ホレ!俺はオタクじゃけんw) とりあえず今は止めておきますw


次回からこれらの全ての考察に入ります。
キーワード「英語が苦手な人にとって」です。
「得意な人にとって」ではないのです。
火曜日更新です。お楽しみに。

2005年11月29日

受験と単語帳と覚え方(8)

今日は私が大学時代に、高校生を教えてたときの話から致します。
英語の成績が飛びぬけて良い生徒を教えていたときの話です。

その生徒にあるときこういう会話を交わしました。


生徒:「単語を1語1語覚えるのって難しいなあ」
:「え? 君ですらそう思うのかい?(意外だなー)」
生徒:「ええ。例文を丸ごと覚えるのなら楽なのに…」

 

:「

 

ここで私は仰天したのです! なぜか!?


私は例文を覚えるのが極度に苦手だったからです!
なのに彼は「例文を丸覚えするのが楽」と言ったのです。


: 「なんだって! <単語1つの日本語の意味を覚える>よりも、<文を丸ごと覚える>ほうが楽なのかい?」
生徒:「ええ。文を覚えるほうがはるかに楽ですよ

 


ここを見ている人にもお聞きしたいです。
あなたはどうですか? <単語1つの日本語の意味を覚える>よりも、<文を丸ごと覚える>ほうが楽なのでしょうか?

 

私にとっては、<単語1つの日本語の意味を覚える>ほうがはるかに楽です。(どちらにしろ本当の意味で楽ではない。あくまでどちらかといえば、という比較の問題)

 

だってそうでしょう!?

 

 拙者(せっしゃ) 【江戸時代の武士の1人称。わたし。おれ】

 

と、拙者の意味を覚えるのと、

 

 拙者(せっしゃ)親方と申すは、お立合いの中(うち)にご存知のお方もござりましょうが、お江戸を発(た)ってニ十里上方(にじゅうりかみがた)、相州小田原一色町をお過ぎなされて青物町を登りへおいでなさるれば,欄干橋虎屋藤右衛門(らんかんばしとらやとうえもん)、只今は剃髪(ていはつ)致して円斎と名乗りまする。<「外郎売」の口上の出だしを抜粋>)

 

 

↑これを覚えるのとではどっちが楽?

 


まして!まして、英語が苦手な人はただでさえ覚えている英単語が少ないんですよ!
1つ英単語を「読むだけでも苦労するのに、知らない単語の羅列の英文>など覚える気も失せるし、覚えられないですよ!

 

ですが、どうやら英語が得意な方「例文を覚える」ほうが「楽」なようです。そして「覚えやすい」と感じるようです。(少なくとも単語1語よりも)

 

しかし、少なくとも私は違います。例文を覚えられません。自慢ではないですが、私は覚えた例文など皆無です。
私にとって<1つの例文を覚える>のは「100キロのバーベルを上げろ」「朝青龍と相撲を取って勝て」「青汁を1時間おきに1リットル飲め」と言われているのと同じ困難さを感じます。はっきり言えば「苦痛」なのです。

ここを読んでいる得意な方はどうでしょうか? おそらくそうは思わないと思っているのですが……


 

まだまだ話は続きます。結論?はまだまだ先の話です。
次回は木曜日の更新です。

2005年12月 1日

受験と単語帳と覚え方(9)

さて、さあここで「お立会い」の時間ですw

 

世の中、いろんな人がおります。

 

足が速い人もいれば遅い人もいます。
取り立てて速くも遅くもない平均ぐらいの人もいるでしょう。

 

同じように
簡単に例文を覚えられる人もいれば、(俺のように)まず覚えられない人もいます。
取り立てて簡単に覚えられるわけでもなく、かといって覚えにくいわけでもない、平均ぐらいの人もいるのです。

 


ここでよく聞く意見を書いてみます。あなたもこの意見を聞いたことがあるはずです。

 

『単語は例文で覚えたほうが良い』

 

実はこれが私には昔からでした。私の感覚では「どこが良いのかさっぱりわからなかった」からです。

 

 

例えば、solve (~を解く)という単語を覚えるとします。

 

学校の先生に「この例文でsolveの意味を覚えろ!」と言われたとします。

 

 He solved the difficult problem.

 


これが高3当時英語ができなくて苦しみに苦しみ抜いてたマウスバード君の場合どうなるか考えてみましょう。(というか実際言われたのだ。「単語は例文で覚えろと!」w)

 

このようになります。


何で単語1語覚えるのに、余計な単語と一緒に文で覚えなくちゃならんのだ?
・difficult ? これはなんて意味?
 (「難しい」という意味のレベルの低い単語だがこの時点で私は知らない。)
・problem ? これもなんて意味だっけ?大統領だっけ?(それは President)
 (もちろん「問題」という意味だが、当時の私ならこの意味を知らない。)
・文全体「He solved the difficult problem.」←これなんて意味なの?
 (「彼はその難しい問題を解いた」だが、この時点でこの訳例を作るのは私には困難であった。当時の私なら仮に作ったとしても「彼はその怪しげな大統領を暗殺した?」とでも考えたのではあるまいか?もちろんそれが合っている自信もない。仮に正しい訳例を作れたとしてもそれが正しい自信は自分では全くないのだ。

なんで、solve 1語覚えるのに、difficult や、problem とかいう単語と一緒に覚えなくちゃならないのだ?3倍も力が要るではないか!
単語1個覚えるのに苦労してるのに、知らない別の単語と一緒に文で覚えるなんて、正気の沙汰とは思えない。そもそも私の脳みそは「例文を覚えるのが苦手なのだ!」

 

 
「He solved the difficult problem.」


「この例文を文ごと覚えること」で、「私にsolveの意味を覚えることは可能だ」とお思いでしょうか?


私のような英語が苦手な人は不可能だと思いませんか?

 

しかし、得意な人は違うようです。全く別の感覚のようです。
この続きは、土曜日にお話します。


明日文法無料動画講座ゼヨ~。こちらもよろしく~☆

2005年12月 3日

受験と単語帳と覚え方(10)

さて、得意な人の場合はどうでしょう?

 

『単語を例文で覚えるようにしてみよう』

 

例えば、solve (~を解く)という単語を覚えるとします。

 

 

 He solved the difficult problem.

 

 

・difficult な problem を solve したわけか。
・(diffficult も problem も意味を当然知っている)
・おお、こんな感じで使うわけだな。じゃあ solve って「~解く」って意味だろう。(と類推する場合もあるが、とくに日本語の意味を考えない場合もある。この辺を感覚で処理してしまう。)
・(一応、意味を参照する場合もある。おお、「~を解く、解決する」か。やはりな。)

文で覚えると「感触がよくわかって」役に立つなあ~

 

 

苦手な人の場合とは違い、覚えやすく、感触もよくわかります。(ついでにいうと、自動詞か他動詞かも無意識に覚えることになる。動詞の後に名詞が来ているから、当然他動詞なのだ。だけど、こうした自動詞とか他動詞とかの役割も認識しないのに、「感覚的に」わかってしまう。文ごと覚えているわけだから、仮にHe solved with the difficult problem.という文を見かけたら、「あれ?変だよ!」と違和感を感じて、それが誤文だとわかってしまうのだ。「カン」で。


苦手な人とは違い覚えやすく、英語的感触もわかって応用も利く、すばらしい方法になるのです。


では続きは月曜日です。m(_ _)m

2005年12月 5日

受験と単語帳と覚え方(11)

速単タイプについて考えましょう。

 

これは特に例文で覚えることを奨励しているものではないですね。(覚える人もいると思いますが)


英文があるわけですから、その文脈で覚えようというものです。

 

ここで考えて欲しいことがあります。

 

・文脈があったほうが覚えやすいのか?

 

あったほうが覚えやすいに決まっている~~とおっしゃる方は多いでしょう。
それは私はよく知っています。私以外の英語部の方々は概ね「そうだ」と言ってましたから。

 

英語が苦手の代表例の私の場合はどうか?

 

ぜ~んぜんそうは思えない!w

 

この「文脈で覚える」というのは、どちらかといえば、「例文で覚える」に近くはないでしょうか?

 


「例文を覚える」でないにしても、先にあげた

 

He solved the difficult problem.

 

とか書いてあるわけですよ。

 

別に全部暗記しろって言っているわけじゃないからいいじゃないか!
という声が聞こえそうです。でもちょっとお考えください。

 

高3の時点のマウスバード君は「difficult」も「problem」も意味を知らないのですよw
つまり「文脈もわからない」
「じゃあその単語も一緒に覚えればいいじゃないか!」
ということになりますが、ここで英語が苦手君は「なんでsolve1語を覚えるのに、difficult も problem も一緒に覚えにゃならんのだ!?」と思うわけです。労力が3倍に感じるんです。したがって、あまり良い風には思えないのです。

 


英語苦手君は
「英語をできるだけ見たくない」のですよ。(あなたが数学の問題を見たくないようにw
なんで単語覚えるのに、わざわざ英文を読解せにゃならんのだ?
と思うわけです。

 

読解なら読解のテキストでやって欲しいわけです。なぜなら

 


仮に全部の単語の意味が明らかであったとしても、自力では解釈できないから。w
もちろん訳例は速単にはついていますが、「なぜその訳例になるのか」わからんわけです。
苦手な私でもわかる細かい解説がついているのならいいのですが、さすがに読解の解説書ではないので、難しいところはあってもそこまで細かい解説までは載っていないのです。というか、英語が苦手な人は「簡単な英文ですら理解できないw」

 

さらに、
速単で(別ページで)取り上げられている単語以外にも知らない単語がわんさかあるわけで、「それも覚えねばならない」という余計なプレッシャーを感じるわけです。

 

英語嫌いは「できるだけ少ないノルマにしたい」んです。
なぜなら「できるだけ英語を見たくないから」

 


以上が、英語が苦手な人の感覚でした。

 

水曜日は得意な人の感覚で速単を考えたいと思います。

2005年12月 7日

受験と単語帳と覚え方(12)

今回は速単タイプを得意な方が使った場合を考えましょう。

 

英文がありまして、内容もよく問われるようなものが多いです。
時たま難しい表現もありますが概ね平易な文です。
難しい表現は解説がついています。
仮にその解説がよくわからなかったとしても、概ね理解できる。(得意な人にとっては!)

 


文脈があったほうが、覚えやすい!(得意な人にとっては!)

 


また平易な文は読解できて当たり前だ!(得意な人にとっては!)
だから、少々難しいのがあったほうが良い!読解練習になる!(得意な人にとっては!)
う~~んすばらしい!!(得意な人にとっては!)

 


英語嫌いと違って得意な人「英文を見たい!読みたい!」わけです。
とすると、この本はみごとに一石二鳥になるのです!


以上はどうでしょう?英語が好きな方の感覚を私なりに類推した説明です。英語が嫌いな人とは大きく感じ方が違うと思いませんか?
(ただスイマセン。私は英語が嫌いなので本当のところはよくわからないのが本音です^^;)
英語が好きで得意な人で「違うよ~」という意見がありましたらぜひコメントをお願いいたします

m(_ _)m

 


このシリーズの更新は日曜日です。


次の金曜日無料英文法動画講座ですのでよろしくお願いします。
最初の参加、途中参加、復活参加、全然問題ありませんので、よろしければご参加ください。

2005年12月11日

受験と単語帳と覚え方(13)

単語学習の方法についてここまでをまとめてみましょう。


英語が得意な人は、
・例文で覚えるほうが、単語1つ1つ覚えるよりも簡単に感じる。また応用も利くので単語単独ではなく英語の総合力としても効率が良い。
・文脈があったほうが、感触もわかって覚えやすい。読解の練習にもなり一石二鳥。


英語が嫌いな代表である私の感覚だと
・例文で覚えることができない。つらい。苦痛以外の何物でもない。単語1つ覚えれば良いはずなのに余計な単語まで覚えなければならないからより多くの労力を必要とすると思う。
・基礎単語もよく知らず、解釈力も乏しいので、文脈がそもそもつかめない。だから感触などつかめるはずもない。なので覚えられるわけがない。


となります。ここまでよろしいでしょうか?


実は実は、この後に及んでも「得意な人の感覚」はにはあっている自信がないのです。例文のどこが良いのかサッパリわからないw。
ただ、1語1語覚えるタイプの単語帳の(現在の)代表である「ターゲット1900」でさえ、例文が付いています


実は!私が受験生の頃にすでにあった「ターゲット1900」には当時例文が付いていなかったんですよ。なぜ今は付いているのでしょうか?
・読者から「例文を付けて欲しい」という要望があった。
著者自身も「例文があったほうが覚えるのに良い」と思ったから。
なのではないでしょうか?


1900の著者自身も、とは違って、英語が好きで得意でしょうから、「例文があったほうが覚えやすいと感じられた部分」があるのではないでしょうか?


さてと!ここまでよろしいですか?
この事情が、英語を苦手な人をさらに困難に追い込めることがあります
わかりますか?


ここまで私のログ読んで下さっていらっしゃる方なら、わかると思います。
この辺がヒント<あくまでヒント>)


この続きは火曜日です。

2005年12月13日

受験と単語帳と覚え方(14)

世の中の英語の先生は、概ね英語がお好きなはずです。
そして概ね英語が学生時代から得意であったはずです。
 

ということは、世の中の英語先生の多く
・例文で覚えるほうが、単語1つ1つ覚えるよりも簡単に感じる。また応用も利くので単語単独ではなく英語の総合力としても効率が良い。
・文脈があったほうが、感触もわかって覚えやすい。読解の練習にもなり一石二鳥。

 

という感覚なはずです。

 
怖いのは、こうした先生方
「英語を学ぶ学生は
全員↑同じ感覚に違いない


と思っている場合です。
 

こういう先生

生徒に全員に自分の感覚...

「単語は例文で覚えたほう覚えやすい!」
「単語は文脈の中で覚えたほうが覚えやすい!」
「だから、そうやって覚えろ」

強要する場合があります。学校や塾で例文型や文脈型の単語帳を指定される場合があります。
 

生徒側がどう思うか考えてみましょう。

 

先生「単語は例文で覚えたほう覚えやすい!だからお前もそうやって覚えろ!」
 英語が好きで得意な生徒「そうだよなあ~あったりまえじゃん! この先生わかってるよ~好き~大好き! 英語大好き!」
 英語が嫌いで苦手な私 :「なんでだ?どうしてだ?覚えにくいことこの上ないのに! この先生わかってない~嫌い~大嫌い!  英語大嫌い!」
 

先生「単語は文脈の中で覚えたほうが覚えやすい! だからお前もそうやって覚えろ!」
 英語が好きで得意な生徒「そうだよなあ~あったりまえじゃん! この先生わかってるよ~好き~大好き! 英語大好き!」
 英語が嫌いで苦手な私 :「なんでだ?どうしてだ?覚えにくいことこの上ないのに! この先生わかってくれない~嫌い~大嫌い! 英語大嫌い!」


英語が好きで得意な生徒は「(少なくとも単語1語1語覚えるよりは)浮き浮きしながら(?)」単語力も身につけ成績が上がっていくことでしょう。例文で覚えれば英作文などにも対応できる! 文脈で覚えれば解釈の練習にもなる! 良いことづくしです。
 

しかし、私のようなアンポンタンは違います。「地獄の苦しみを味わいながら」単語力も身に付かない! 覚えられないから馬鹿にされる! 周りは実力を上げるから当然自分の成績はさらに下がる! と悪いことづくしです。(このあたりはもちろん私の実体験です)

 
見事に逆になります。
 


さて、ここまでよろしいですか?
こういう感じで「英語が嫌いで苦手な人」は困るわけですが、まだまだ困ることのほんの一部です。
 

続きは木曜日です。(このシリーズは年内で終わらないかもw)
 

(お知らせ:毎週金曜日の英文法講義は年内は今週(16日)が最後です。年明けは12日を予定しております)

2005年12月15日

受験と単語帳と覚え方(15)

学校や塾で「例文系」や「文脈系」で単語を覚えろ! と強要された場合の話の続き(その2)です。
強要された場合は、英語が苦手な人でも「例文系」や「文脈系」に則ってやらなければならないわけです。それがどんなにやりにくいと感じたとしても。少なくともがこの状況であったなら「激しい苦痛を伴いながら」嫌々やっているでしょう。(こういうことを得意な人はわかっていらっしゃるかどうか非常に疑問です)


みたいなタイプは例文や文脈でやらされたら「嫌々やった」うえに、さらに覚えちゃあくれません
受験生でこういう状況に追いこまれたら、つらいので(英語が好きで得意な)英語の先生や、(英語が好きで得意な)友達に相談に乗ってもらうかもしれません。「どうしても例文で覚えられない~~~。文脈で覚えられない~~~」と。


しかし、相談に乗ってもらう英語の先生や、得意な友達からは概ねこういう返事が返ってくると思います。
 ・そんはなずはない(当人にとっては本当にそう)
 ・例文や文脈で覚えたほうがいいはず。(これはそのとおりだと思う。ただし覚えられればの話。「例文や文脈だと覚えられないのでどうしたらいい?」と相談しているのに、この前提条件を無視している)
  ・覚えようと思えば覚えられるだろうに! (それはそうだが、あなたが思っているよりも例文は簡単に覚えられない。文脈でも簡単には覚えられない。そもそも「それが困難だ」と相談しているのに……)
  ・おまえは努力が足りない、足りなすぎる! やってないだけだ! 勉強しやがれ! (当人にとっては本当にそう見える)


こう言われた場合、のようなアンポンタンが「うんうん!そのとおりだ!俺が間違っていた! よ~し頑張って例文や文脈で単語を覚えるぞ!」と決意する……わけがないですなw
「わかってくれない」と思いただでさえ少ないやる気がさらになくなり、勉強しません
そして結局、単語も覚えられない、例文も覚えられない。覚えてないのだから成績ももちろん上がらない。


こうして英語が嫌いな生徒はますます嫌いになっていくと思います。


さて、この手の弊害はまだまだあります。ホントはあと3つは挙げたいですが、土曜日に「極めつけを1つ」だけ挙げるだけにします。

明日年内最後英文法授業です。よろしければよろしくお願いいたします。
このシリーズの続きは土曜日です。

2005年12月17日

受験と単語帳と覚え方(16)

学校や塾で「例文系」や「文脈系」で単語を覚えろ! と強要された場合の話の続き(その3)です。


ホンマはね~、(その4)や(その5)も書きたいんですが、収拾付かなくなるんで、今はやめておきます。


困るというか弊害でとんでもないものがあるんです。


英語が嫌いで苦手な中学・高校生が、「例文で覚えるのは嫌だ!文脈で覚えるのも嫌だ!覚えにくいことこの上ない!」と主張した場合想像して下さい



↑説得力がありますか?



得意な人の多くは「そんなはずはない」と思うはず。到底ホントとは思えない。自分にとっては逆に覚えやすく「その所為で実力を上げている」から。まして「自分より英語ができる人が言っている意見」ではない。「自分よりはるかに英語ができない人の意見」である。正しいと思えますか?


つまり、こうした苦手な人の切なる意見は説得力がない、ことになります。


「自分にとっては例文系や文脈系は覚えづらい。単語1個1個のほうがいい」と主張して、多少なりとも説得力を持つには「自分が単語を1つ1つ覚えてその結果英語が得意になった場合」ではないでしょうか?つまり、少なくとも私みたいにならないと「声高には叫べない」ということです。



もっとも、私が叫んだところで結局ほとんど影響力はないでしょう。1つの大きな理由は、多数決をとれば少数派なはずだからです。今これを読んで下さっている得意な人でさえ「いやいや、そんなはずないでしょう」と思っている人のほうが大勢いると私は思っています。つまりどうあっても説得力がないのです。



こうして、英語が苦手な人は「例文や文脈で覚えるのは覚えにくい!」のに、その惨状をいくら訴えても、影響力がないままです。こうして「学校や塾で例文暗記や文脈覚えを強要」される場合得意な人はさらに成績が伸びやすく苦手な人はさらに成績が下がりやすいと思います。



次回は、ちょっと毛色の違った話をします。私が高校時代に「ある方法」で単語を覚えていたときに、ある事件が起こり、ものすごく腹がたったお話です。月曜日の更新予定です。お楽しみに。

2005年12月19日

受験と単語帳と覚え方(17)

さて、今日から少し毛色の変わったことを話します。


いままで“さんざっぱら”『は単語1個1個のほうが例文・文脈よりはるかに覚えやすい脳みそだ』と主張してきました。(注意:あなたはそうではない可能性能のほうが高いのはよく知っています。あくまで「」に限っての話です。もちろんそれは自分のことですから確かです)


じゃあだからといってそんなに覚えやすいのか?……と言ったらそれは違います。
『単語1個1個のほうが覚えやすいが、それは例文や文脈で覚えるのに比べて、まだまし』なのであって、1個1個ですら英語が苦手な人は苦労します


私が浪人初期のころ、1日で覚えられた単語はわずかに「5個」でした。それ以上は私の脳みそが「拒否反応」を示したのです。
得意な人はわからないでしょうが、私は「いまだに」たった1つの英単語を見るだけで不快なのです。私にとって英単語は、ドラえもんにとってのネズミと同じです。当時5個でもよく我慢できたと、誇りに思っています。私はアルファベット恐怖症なのです。



以下は私の感覚で申し訳ないですが、
私が単語1個1個覚えるのにかかる労力(困難値と表記することにします)を100として、得意な人と比べてみましょう。


が単語1個1個覚える困難値     100
が1つの例文を覚える困難値     2000 (200ではない)

得意な人が単語1個1個覚える困難値  10
得意な人が1つの例文を覚える困難値  



こんな感じではないでしょうか?もちろん正確なものではないです。なんとかして正確に測りたいですが。(これは、当時私が青息吐息で単語を5個覚える間に、英語が得意な友人Bは単語を50個覚えていたところから算出)



さて、私みたいなアルファベット恐怖症でも受験のためには単語を覚えなくてはなりません。私みたいなアルファベット恐怖症患者でも、どうにかして少しでも楽に覚える方法はないか、と当時悩みました。



その結果「私みたいなアルファベット恐怖症患者には有効な方法では?」というものを見つけました!!!

その方法とは……これは水曜にお話しましょう。(水曜日は私の怒りが爆発しますw)
お楽しみに。

2005年12月21日

受験と単語帳と覚え方(18)

さて、ここは慎重な上にも慎重に語ります。多くの方がここを誤解することが多いです。
これは私にとって良かったことであり、あなたにとっては最悪である可能性があります
得意な人には(勧めることもありますが)まず勧めません。苦手な人でさえ勧めないことがあります。私には良かったのですがあなたにとってそうかどうかは別問題です。良いかもしれないし悪いかもしれません。



私のようなアルファベット恐怖症患者でも、英語はやらねばならず、英単語は覚えなくてはなりませんでした。しかしどうしてもアルファベットが頭に入らない!

 



そこで英単語を日本語化してしまったのです。

 

どういうことか……「語呂合わせ」にしたのです。


アドレス1000人 「青春期」の友達
adolescence 


サイコロじっと見る 「心理学」
psychology


プリ天丼「のふりをする」
pretend


 

私には語呂合わせが最適であった」と高2のころに確信いたしました。
ただ、これが私にとって最適であったことがわかった、まさにその瞬間に事件は起きました



高校2年生のころの話です。
2時間目に「英単語100題テスト」なるものがある曜日のことでした。100個覚えなくてはならないのです。もちろん、私は準備など全くやっていないまま登校しました。(英語嫌いですからな。やるほうがおかしいのですよ)
ただ、その単語テストの50点以下には怖い怖い追試が待っていました。



暗いおもむきで登校すると、たまたま1時間目が自習になってくれたのです!
「お~~~!神よ! これで単語テストの勉強ができる!」
このときは本当にうれしい瞬間でした。得意な人にはわからないでしょうが、私にとっては「高校2年時点でもっともうれしい瞬間であった」と思います。もう追試はごめんだったからです。

ただ自習になったといっても、追試回避が確定したわけではありません。むしろこれからの頑張りが重要です。必死に単語とにらめっこしていました。

「類は友を呼ぶ」で私の左隣には同様に悩んでいる友達が頭を抱えておりました。お互いに相憐れんでいました。



departure … 出発



俺:「だめだ~どうしても覚えられない」



必死こいて見つめていたら、不思議な発想が思い浮かびました。

:「うん? depart と ure に分けたら 「デパート売れ!」にならないか?」
:「おお! デパート売って、新しい『出発』! よっしゃ! これで覚えられた!」


隣の友人としゃべりながら次々と良いアイデアが浮かんできます。


organization … 組織


:「『大蟹座・中(チュン)』ってのはどうだ?」
:「おお!それ面白い!」

この2つはこのとき本当に思いついた単語です。嘘偽りありません。今でもはっきり覚えております



こんな感じでどんどん良い発想が浮かび、これまでにないハイスピードでガンガン覚えられました! 奇跡だと思いました。
時間的にいって、「ぎりぎり合格点が取れそうな勢い」でした。お互いでしゃべればしゃべるほどどんどん良いアイデアが思い浮かびました。

私「やった!これでなんとか合格点はとれそうだ!高2で初だ!(毎回追試を受けていた)」(これがどれほど嬉しいことか、得意な人にはわかりますまい)

友達同士で喜んでいました!


 


その時、事件が起こりました。

我々が、快調に語呂合わせを作って、「人生で初めて英語で浮き浮きして喜びを感じられた」そのときのことでした。


 

自習監督が(別の)英語の先生でした。

語呂を作っている我々を見つけて、とてもありがたいアドバイスをしてくださいました(いやみ)。


 

英語の先生:君たち、英語はそんな覚え方をしてはいけない。いいからそんなやり方はやめろ! そうやらないほうがいいからね! わかったね?

そうおっしゃって我々を「暖かい目」(いやみ)で見つめてくださいました。


 

おかげでそれ以降、語呂合わせの話し合いができませんでした。もちろんそれ以後単語は覚えられず、今回もまた追試になりました。



こうして英語での人生初の喜びは怒りと変わりました
今でもあのときのショックが忘れられません。


 

ちなみにこの先生からあとでこう尋ねられました。

先生:「君、あのとき単語を語呂で覚えなくて良かったろう?(^^)」


 


私は一言こう答えました…


「はい」


先生は大変満足そうでした。


 




内申書のため、

ただでさえ仲が悪い英語の先生と

少しでも仲良くするため、

私は「大嘘」をつきました。



もちろん、




心の中では


「ハラワタが煮えくりかえって」


いました。




こうして私は英語に対する憎悪がまた1つ増えたのです。高2でもっとも嫌だったことの1つとして今でもよく覚えている事件となりました。

 


ちなみに……



このことがよっぽど嫌だったのでしょうか?そうかもしれませんが、それよりも私にとっては「語呂あわせ」がよっぽど水に合ったのでしょう。



私は浪人時代全ての受験単語を語呂合わせで覚えました。私はそれで早稲田に受かったのです。


次回は金曜日の更新予定です。お楽しみに。

2005年12月23日

受験と単語帳と覚え方(19)

今回は「語呂合わせ」が嫌な方について研究したいと思います。
 

私は大好きですが、嫌な方もいらっしゃることを私は知っています。
 

にとっては不思議なので、語呂合わせが嫌いな方(先生を含む)に色々昔、聞いたことがあります。
「なんで語呂合わせで覚えちゃいけないの?」と。
 

お返事で1番多かったものが、いかにも英語好きの特徴を表すものでした。それは……
 
 

  ↓
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「とにかくダメだ!」
 

 
 
もう、からすれば、


 
(゚Д゚)ハァ? 
 

もいいところで、到底納得できる理由ではないです。冷静に考えて「理由になっている」と思いますか?
ですが、実際一番多かった返事はこれです。ここをご覧になっていらっしゃる方でも、こう思っている方が多いのではないかと思っていますがどうなんでしょう??
 

 
 
でも、おそらくこれが本音だと思います。自分にとっては純粋に本能で「ダメダ」と言っているのだと思います。
当人にとっては、語呂合わせが良いとは到底思えないという「感覚」なのではないかと思います。
 

問題なのは「その感覚が、英語を学ぶ全ての人に当てはまる感覚だと思うこと」にあると思うのです。「そうではない人もいるのだ」ということを露ほども思っていらっしゃらない場合が問題になると思うのです。
 


ですが「本能的にダメダと思うこと」を「ダメでない人もいる」と言われても、「そうなのか。そうかもしれない」とはなかなか思えないようです。
本能が「そんなはずはない。ありえない」と言っているからです。
 

 

 
純粋に語呂合わせの悪い点をあげてみましょう。
 

(1):発音が悪くなる
(2):悪い発音が身については将来英語を活用するときに効率が悪かろう
(3):第一、英語らしくないではないか!
 
 


これらの悪い点ですが、英語がこの世で1番嫌いな私にとっては少しも悪い点ではないのです
 
(1)
発音が悪くなるのは認めます。ええ。ですが幸いスピーキングのテストは受験に出ません。ヒアリングに関係しますがそれは別で学べば良いと思っています。単語を覚えた上で「この単語はこう発音するのね」と覚えることができるからです。
 

(2) これは全く当てはまりません。これは私からすれば「激怒」する意見です。
こうおっしゃる人に問いたい!こうおっしゃる方は大抵数学がお嫌いなはず!
あなたは今から今後数学を活用したいとお思いですか?むしろできるだけ活用したくないのではありませんか?
 

 私は、英語がこの世で一番嫌いなのですよ!「英語を活用したくない」のです!(残念ながらしていますが、嫌々、やむを得ずやっているのです) 
だから全く無関係。これで説得されると非常に腹が立ちます
 

私はこういう意見の人に言いたい。
「あなたは英語が好きだから活用したいんだろう? 違うのか? 私は英語が大嫌いだから活用したくないんだよ! 英語を無くしたいんだ! あなたは数学嫌いだろう? だとしたら数学の先生にこう言われることを想像してみろ『将来数学を活用するときに困るから数学らしいことをしよう』 …どう思う?数学らしいことをしたくなるか? 意地でもやりたくなくならないか?」
今はやむを得ず活用している私ですが「効率が悪かった」などと少しも思っていません。それより覚えにくいその単語の意味を覚えられたほうがはるかに効率が良かったですよ。
 

(3) これは言わずもがなですな。「英語嫌い人間は、英語らしくないほうが良い」んです。
 

英語嫌い人間にとって英語は、ドラえもんにとってネズミと同じ。
できるだけ「ネズミらしくないほう」がありがたいのです。 
 
 

さて、次回ですが、私の懺悔(ざんげ)話をします。
私はこのブログで「得意な人よ! お前の感覚を苦手な人に押し付けるな!」と力説してきましたが、私も実は過去に「私の感覚を他人に押しつけたことがある」のです。
その話を月曜日にしまして、年内最後の更新と致します。(24と25は休ませてね^^;)
 

2005年12月26日

受験と単語帳と覚え方(20)

年内最後の更新です。年末にふさわしく? 今日は懺悔(ざんげ)のお話です。


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場所の覚え方【マウスバードは東の野獣(東ヤ-10)】


では懺悔(ざんげ)~ m(_ _)m


私が大学のころ、高校生に英語を教えていたときです。
たまたま、departure という単語が長文で出てきたのです。
ここにも書いてあるように、これは私が語呂合わせによって、面白く、かつ、いとも簡単に覚えた単語です。
 私は覚え方のコツ? をこう披露しました!


「ほ~ら。こうやって分ける(depart/ure)と「デパート売れ」になるでしょ? こうやって覚えると楽しいと思わないか? だから単語はこうやって覚えよう!


私はここで「語呂合わせ記憶を生徒全員に押し付けた」のです。
「だっておもしろいでしょう? すぐ覚えられるでしょう?」と。


一方、生徒側の反応はどうか? よーく覚えております。生徒たちの苦笑いを
生徒の多くは同意してくださらなかったのです。


「え~? なんで~? おもしろいでしょう? なんで?」
と私は言いました。とても不思議だったからです。
しかし、語呂合わせを語れば語るほど反応はすごぶる悪かったです。得意な人はもちろん、苦手な人でも同意して下さらなかった人がいました。この時私はなぜ反応が悪かったのか分からず、不思議に思っていました。


今思えば、このとき私は皮肉なひどいことをやったのです。
私はあのときをやっていたのです。そう! 語呂合わせをやめろと中止させられた時です。


あのときの先生は、自分の考えを押し付けました彼にとって「語呂合わせは絶対に良くなかった」から、私も同じだろうと思って、彼は自分の考えを私たちに押し付けたのでしょう
自分の考えをこのとき押し付けたのです。私にとって「語呂合わせは最良だった」から、生徒たちもそうだろうと思って自分の考えを押し付けたのです。


今では反省しています。語呂合わせは私にとっては最良でしたが、彼らにとっては「最悪であった」のかもしれないのですから。自分があの時に経験した辛いことを私は生徒にやっていたのです。知らず知らずのうちに……。

 

 

以上が私の懺悔(ざんげ)でした。m(_ _)m いかがでしたでしょうか?

 

 

 

さ~て、だいぶ結論? が近づいてきました。
どうです? 分かりますか? 「受験単語はどう覚えるべきか(と私が考えているか)」が?


たぶん、概ねお分かりになっていると思います。


ごめんなさいね。次の更新までは日が開きます。目標は1月4日更新予定です。やっぱりこのシリーズは年越しちまったなあ~。


本年もありがとうございました! (コミケ来る人はよろしく♪)
それでは皆様、良いお年を!(~o~)ノ☆!!

2006年1月 4日

受験と単語帳と覚え方(21)

あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
m(_ _)m

comike69.jpg
※画像はコミケでの販売シーンです。おかげさまで、「マンガで覚える英文法」の新刊はそこそこ売れました。ありがとうございました!
m(_ _)m


さて、シリーズが年末年始で間があいてしまいました。
なので、ちょっとまとめましょう。

「単語帳には大きく分けて2種類ある」
・ターゲット式(1語1語形式)
・文脈or例文式

英語が得意な方は「文脈or例文式」を薦める人が多い一方、私のようなアンポンタンはそれが良くは思えない
理由……得意な人は例文を覚えるほうが楽だが、私のようなアンポンタンは1語1語覚えるほうが楽であるから。  

だからといって、私のようなアンポンタンが1語1語覚える速度は、得意な人が1語1語覚えるよりもはるかに遅い例文だったらもっと遅い。いや、遅いどころか「覚えられない」。私のようなアンポンタンは1語1語のほうがまだマシであるというレベルに過ぎない、ということ。(だから私は、自分にとって最も覚えやすい覚え方(語呂合わせなど)をあみだした)

  …ということが、得意な人には理解できない。自分にとっては逆だから。
得意な人は「英語を学ぶ人は全員、文脈or例文のほうが覚えやすいし役に立つ」と確信している、
という
誤信をしていることが多い



  その結果、得意な人ほど覚えやすい「例文or文脈」で覚えるようにと、教師が強要する場合がある。 すると……元々それにあった人(多くは英語が最初から得意な人)はどんどん覚えて成績も上がる。一方それに合わない人(多くは英語が元々苦手な人)はますます覚えられず、周りが成績を上げる分だけ、自分は成績が下がる




      以上ですね。
 
さて、ここまでご覧になっていかがでしょうか?
1番問題点になっている部分を考えたいと思います。
   

こうだと思うのです↓    

「私が単語を覚えるに当たり最も効率が良かった方法は、


英語を学ぶ人に全員に当てはまるに違いない。


みんな私と同じ方法でやるべきだ! お前がやっている方法より私がやった方法のほうが良い!
私の方法が万人にとって最適だ!」

 



……と考えてしまうことだと思うのです。




      …とまあ結論めいたことを今日は書いて、具体的な説明は金曜日以後に続けます。
  今年も宜しくお願いいたします。m(_ _)m

2006年1月 6日

受験と単語帳と覚え方(22)

さて、もう少しだけ方法論を書きましょう。
といっても「1語1語覚える」場合のことですが。


私がまだ高校生だったころ、言われた方法をいくつか挙げましょう。


・「とにかく書きまくる」
書きやすいボールペンを用意する。ひたすらスペルなどを書く。
最終的にインクのなくなったボールペンの芯が10本以上になるくらい書く。

・「単語カードを作る」
今でも文房具屋に行けばあるはず。手に収まるくらいのカードを自作する。
表にスペルを書いて裏に意味を書く。

・「ひたすらしゃべる」
単語を発音し、意味を続けて言う。
dumb,口の利けない、dumb,口の利けない、……
というように覚えきるまでしゃべる。

・「テープに撮って聞く」
上記と基本は同じ。単語を発音し、意味を続けて言う。それをテープ(今ならMDかな?)に撮って聞く


こんなものですかね……以上はどれもこれも聞いたことがあるような方法ではないでしょうか?

さて、どうでしょう?この中で「誰にとっても」一番効率が良い方法は何でしょう?
……とっとっと、どうです、みなさん。まだ↑こういう風に考えてしまいますか?
そういう方もいらっしゃるでしょう……。


私にはそんな発想そのものがありません。


Aさんにとっては、他よりも「とにかく書きまくる」のがもっとも効率が良い。(Bさんには最悪かもしれない)
Bさんにとっては、他よりも「テープに撮って聞く」のがもっとも効率が良い。(Cさんには最悪かもしれない)
Cさんにとっては、他よりも「単語カードを作る」のがもっとも効率が良い。(Aさんには最悪かもしれない)
どれが一番効率が良いか?……それは、個人個人によって違うと思いませんか?


にとって、語呂あわせがもっとも良かった。しかしそれは私にとって良かったのである。(Dさんには最悪であったのだ)
Dさんにとっては文脈で覚えるのがもっとも良かった。しかしそれはDさんにとって良かったのである。(Eさんには最悪であったのだ)
Eさんにとっては、例文を暗記することがもっとも効率が良かった。しかしそれはEさんにとって良かったのである。(には最悪であったのだ)
自分にとって最良でも、別の人にとっては最悪なことは十分ありえるのだ!


つまり、
万人にとって【共通の】効率の良い方法などない。そんな方法があるのなら、既にみんな同じ方法でやっている! しかしそうではない。このことが「万人にとって共通の効率の良い方法などない」という証明になっていないだろうか?
友達のほとんどが上手く行った方法でも、自分には上手くいかないかもしれない。多数決に流されてはいけない。多数決で決まるのではなく、自分の感覚で決まるのだから。自分にとって効率が良かったら、大勢に反対されてもそれをやるべきだ! それは他人が分かることではなく自分にしか分からないのだから


さ~て、「最終的に大事なこと(2つ)」をまだ書いていません。それを次回と次々回で書いて、この年越しの長いシリーズをまとめたいと思います。
次の更新予定は日曜日です。

2006年1月 8日

受験と単語帳と覚え方(23)

前回のラストの結論をもう一回書きますね!


万人にとって【共通の】効率の良い単語の覚え方などない。個人個人によってバラバラである。
Aにとって最良の覚え方はBにとって最悪なことがありえる。Bにとって最良はAにとって最悪かもしれない。
自分にとって最も効率の良い方法は、教師の意見や多数決によって決まるのではなく、自分の感覚によって決まる


さて、ここで問題となるのは、
じゃあ、「自分は何で覚えれば良いの?」
ということです。
「どれが向いているかなんて、わからないじゃないか!」
ということです。


正直に言います。「やってみないとわからない」と思います。


1語1語(それをどう覚えるかも含む)、文脈、例文、それぞれいろんな方法をとりあえずやってみなくてはわからないと思います。


タダですね……「一応の指標」があるのです。(あくまで指標)


【指標】
英語が苦手な人ほど、1語1語の方がやりやすい傾向がある。
普通ぐらいが、文脈がやりやすい傾向がある。
英語が得意な人ほど、例文を丸ごとの方がやりやすい傾向がある。
(シス単のような、<1語1語と例文とのあいのこのようなもの>もあります。これは普通ぐらいの人がやりやすい傾向があるのではないでしょうか?)


今までのこのシリーズの私の論調も、概ねこの線に則って書いてきました。


ただし傾向です。必ずしもそうとは限りません。
私の好きな「語呂合わせ」は<苦手な人ほどやりやすい>と思ってはいますが、当てはまらない人もいるのを私は知っています。(ワイルド★ダックさんのコメントにもあるように)得意な人でも語呂合わせを好む人もいます。ここで示しているはあくまで「傾向」です。正確には試してみないとわからないでしょう。


だから大事なのは試してみること。大変かもしれませんがちょっとずつやってみて、一番上手く行ったものをやるべきだと思うのです。いかがでしょうか?


さて、いよいよ大詰めです。火曜日がこのシリーズのラストです(たぶんw)。とどめの一言が待っております。お楽しみに!
Ψ(`∀´)Ψ

2006年1月10日

受験と単語帳と覚え方(24)

「受験と単語帳と覚え方」の最終回です。


私がこの問題でもっとも危惧していることがあります。
それは「意見を言う側」の問題です。


世の中に数限りなくある単語帳の冒頭などに書いてある「はじめに」とか「使い方」のようなページの説明をみてみましょう。数十種類の単語帳のそれぞれに「この本が1番良く、この本の覚え方(活用法)が1番効率が良い」とそれぞれ別個の方法が述べられています。(それが本当ならそれぞれの本ごとにやり方違うのはなぜなのでしょうか?w) また中には「自分の方法がもっとも効率が良い理由」として「科学的?」な根拠も書いてあったりします。(その割には全員この方法でやっていないのはなぜでしょうか?w) また「これがもっとも多くの人に支持されるやり方だ」などと書いてあるものもあります。(多数決で効率の良い方法が決まるのでしょうか? 仮に100人中99人がAという方法が良かったとしても、残りの1人にとっては最悪の場合があるではないでしょうか? それでもその人はAのやり方をしなくてはならないのですか?


でも実は、本人にとってはその主張は正しいのです。本の作者、または「こう覚えたほうが良い」と意見を言う英語が得意な方にとっては、「自分がやった方法が一番効率が良いのは間違いない」のです。自分の感覚に合わないをやり方をどうしてもやりにくいと感じるからです。


だから問題になると思っています。
学校や塾の先生、英語が得意な人、といった方々が「自分の覚え方以外を認めない、自分の方法が最良だからをお前も使え!」と「どうしても自分の感覚を押し付けがちになる」......という現状が1番の問題点だと思うのです。(ここここを参照。私もかつては押し付けた!


しかし学習者側にとっては別の感覚なことが十分ありえます。私のように正反対の場合もあります。学習者側にすれば戸惑うし、場合によっては怒り狂いますw。 また先生方にも微妙に方法の差があって、各々が「自分の方法が1番」と別々の方法を提示することもあります。それによってもますます学習側は戸惑うことになります。これが最大の問題だと私は考えています。


だから指導者側は、「自分のやり方」を押し付けず、「色々な方法を提示する」べきではないかと私は思っています。
私がサイトを作ったとき、それを念頭におきました。単語の覚え方を押し付けないように注意しました。私は語呂あわせで単語を覚えましたが「単語の覚え方」を説明するページのタイトルは
 × 必ず語呂あわせで覚えよう
 ○ 自分なりの単語の覚え方を見つけよう
なのです。また、語呂の説明の前には「以下は私がやった方法である。あなたにこの方法が一番良いとは限らないゾ!」と注意書きが入っています。(確認


それでも「語呂あわせしか紹介してないじゃないか!」と言われると思い、別個に「単語の覚え方」というページを作りました。数種の別の覚え方を提示しています。なおまだまだアイデアは欲しいので現在でも皆様から覚え方を募集しております。m(_ _)m


ちなみに↑この中には「『速単』の面白い使い方」も書いてあります。「私は文脈では覚えにくいが、文脈で覚えるほうが効率が良い人も大勢いるはずだ」と思い、(私とは感覚の異なる)"そういう人"のために速単の活用法も紹介しているのです。
他の覚え方は今回ここでも少し紹介しました。また語源でも覚えやすい人もいるでしょう。そういう方は松澤喜好先生制作、スペースアルクの「語源辞典」をどうぞ!(無料で使えますよ! 松澤先生もアルクもすごい!)


一方、単語を覚える学習者は、指導者からなんと言われようと「色々自分で試して、自分にとって一番上手くいくと感じる単語帳や方法で覚えるべきだ」と思います。(指導者側は自分に当てはまらなくてもそれを認めてあげるべきです)


そして、学習者が英語がいずれ得意になり、指導したり、意見を言う立場になったとき気をつけることがあります。私もやってしまったように「私の覚え方が1番効率が良いはずだ! だからお前も私のやった方法で覚えるべきだ!」と自分の感覚を押し付けないことです。他人にとっては違うかもしれないのですから。


以上でこの長いシリーズは終わりました。皆様いかがでしたでしょうか?
 
 
 
 
 
次回は(木曜日)の更新予定です。疲れたので雑談を入れましょうw


なお次の金曜日から「無料文法動画放送」が再開します。こちらもよろしくお願いします。
次の新しいシリーズは「単語の類推について」を予定しています。(3~5回ぐらいの予定です。短いなw)
土曜日からです。どうかよろしくお願いいたします。m(_ _)m


(↓目次はこちら)
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