苦手なりの受験英語!

 

2006年3月 9日

4人の師匠(1)

今日から新シリーズ「4人の師匠」を始めます。
と言っても今日は導入ですね。


私は浪人時代「早稲田予備校」というところに在籍していました。なぜ大手ではなく「早稲田予備校」にしたか……「ここ」には当時「ある先生」が在籍していたことによります。「彼は私と同じぐらい英語ができなかったのに、浪人して早稲田に受かった」という先生でした。彼の授業をどうしても受けたかったのです。


今日は予告編です。当時の早稲田予備校の恩師4人をこれから紹介しますので、どうか宜しくお願いします。
名前だけ挙げておきますね。


井川治久先生宮本守良先生小林弘先生、そして・川田拓矢先生です。


このうち川田先生以外の消息を知らないので、どなたかご存知の方がいると嬉しいのですが…


それではこのシリーズの続きは、土曜日です。


なお明日の金曜日無料文法動画講義の日です。メッセにおつなぎくだされば詳しい補足も聞けます。既に登録者の方はいつでも参加できますよ。もちろん新規も大歓迎です。それでは~

2006年3月11日

4人の師匠(2)

第一回:井川治久先生

私が高校で落ちこぼれていた頃、今はなき「ゲーメスト」というゲーム雑誌で彼の著書の広告を見たのが最初でした。


「ブタさんマークでおなじみの参考書『英語(秘)暗記するだけ』の著者 <井川治久先生>も昔ゲーム少年だった…」

という広告文句とともに著書が宣伝されていました。一目見た瞬間「これだ!」と思いました。私もゲーム少年であったので彼なら私の気持ちを分かってくれると思ったからです。彼は現役どこも受からず全滅したのに、1年で偏差値を40から70に上げて早稲田に入学したのです。それも聞いた私は、浪人が決まったとき、真っ先に彼が所属している「早稲田予備校」を選びました。そして彼の単科ゼミも追加で取ったのです。


彼の授業は「非常に真面目」なものでした。雑談など一切なし。はっきり言って疲れる! オマケに必ず授業が延長になる。およそ楽しいものではありません。
ですが、逆に言えば、100%全てが受験に直結するような内容でした。ですから気が抜けません。大変ハードな授業でした。


彼は、私がわからなくて困ったところをズバズバ解説してくれました。分かりやすかったです。「苦手な人は文法をやりなさい」というのは彼の教えです。文法は本当に分かりやすく、必要なことをドンドン言ってくれました。


ただ、英語が得意な人には評判がよくなかったようです。なぜなら「得意な人にとっては当たり前すぎることも解説する(苦手な人は知らないから助かるのに)・文法のことばかり説明する(英語好きは文法が嫌い)。だから疲れるだけだ(それは苦手な人も同じw)」……こう思われていたようです。


逆に言えば、苦手な人には「言って欲しいことばかり言ってくださった」のです。私のサイトやこのブログやの内容はほとんどは「井川先生の受け売り」と思ってくださって結構です。著書も結構あります。いずれも苦手な人には向いていると思います。


私は英語が苦手な人を救いたい一心でこうした活動をしていますが、そのルーツは、「井川治久先生」に全てあるのです。


次回は、月曜日、宮本守良先生の紹介です。

2006年3月13日

4人の師匠(3)

第2回:宮本守良先生
今日は宮本守良先生の紹介です。

この人の売りは「スーパー速読」と呼ばれる「速読法の講義」でした。
読むのが遅くて遅くてしょうがなかった私が、人並みの速読力を身につけられたのは、この人の講義のおかげです。


宮本先生は、もともと同時通訳者を志望されていた方です(今、実現されていれば嬉しいのですが)。私は宮本先生のおかげで「同時通訳」という言葉を知りました(いかに私が語学に興味がないことがこれでわかるでしょう)。


同時通訳の訳し方のポイントを少し紹介しましょう。なるべく左から右に訳すのです。
例えば
 I like the dog. 
の訳例を作るとき、通常は「私はその犬が好きです」といった形になるでしょう。しかし、同時通訳では「私が好きなのはその犬です」といった訳例になるのです。見事に左から右になっていませんか? このように左から右にジャンジャカとる読み方を宮本先生は教えてくださいました。


雑談も大変面白い人でした。


例↓
「みなさん知ってますか?新しい化粧品というのは、開発されたとき、まず「豚の肌」で実験するそうです!なぜなら豚の肌は人間よりもキメが細かいからです。豚の肌で上手く行けば人間にも上手く行くからです。豚の肌はそれくらい美しいのです!
 だから皆さん、というか、男の人に言うんですけど、彼女がいたら、彼女の肌をこう言って褒めてあげるんですよ。


      「君の肌は豚のようだね」


   最大のサンジ(賛辞・惨事)になります!!」


授業は楽しい反面、ものすごくレベルが高かったです。全国の私大過去問集から最高に難しいものばかりを選んだものがテキストになっていました。先生は自分の授業を「長文の講義としては日本一レベルが高く難しい授業」とおっしゃっていました。なにせ「英語がずばぬけて得意な人」が、フーフー言いながら解いていましたからね~。


この人こそ、今どこで何をなさっているか気になります。


次は小林弘先生です。水曜日の予定です。

2006年3月15日

4人の師匠(4)

第3回:小林弘先生
今回は小林弘先生について書かせていただきます。


英語が苦手だった井川治久先生がいたので、私は早稲田予備校を選んだのですが、偶然にももう一人「英語が苦手だったにもかかわらず得意になって、東大に行ってしまったという方」がいらっしゃいました。それが小林弘先生でした。


当時、早稲田予備校では「クローズドテスト」と呼ばれる週間テストがありました。(今でもあるのかな?) このテストは毎回きちんと偏差値まで出るのです。当時、最初のクローズドテストで偏差値が45未満であると、強制的に「基礎英語」という講座を取る決まりになっていました。当時の私の偏差値は「45」どころか、「30.5」でした。だからやむなく取ることとなりました。


その講義の担当が小林先生であったのです。


小林先生には別名がありました。「基礎英語の神様」。この人の教え方は本当に分かりやすかったです。こちらが知りたい内容ばかりを講義なさってくださいました。この時に基礎英語で習った「5文型の識別法」はいまだに私のバイブルの1つです。この講義は「基礎英語の神様」に恥じない素晴らしい内容でした。


小林先生には別に「テストゼミ」という単科がありました。週間テストである<クローズドテスト>をわざわざ解説してくださるのです。「基礎英語」の授業で感銘を受けた私は早速受講することにしました。この授業では「どうすれば得点が取れるのか?」を苦手な私でもよく分るように説明してくださいました。おかげでどんどん成績が伸びました。


大学1年のとき、私は奇跡的な再会を小林先生と果たすことになります。サークルの夏合宿で信州に行ったときです。私だけ都合で一足早く帰らなくてはならず、単独で列車に乗ったのですが、駅で見覚えのある姿を見かけました。それが小林先生であったのです。先生は気さくにお話に応じてくださいました。


以来年賀状のやり取りをするようになりました。しかしあるときからぴたっとこなくなりました。おそらく他界されたのではないかと思います。本当に「基礎英語の神様」になられたのです。


私が苦手な人を教える内容は、小林先生が教えてくださったものもが多分に含まれています。井川先生とはまた違った意味で、苦手な人向けの大先生でした。


次回は川田拓矢先生です。川田先生のお話は日曜日に更新します。


金曜日は英文法無料講義の日になります。先週は休講となってしまい大変申し訳ありませんでした


今週は、先週できなかった「前編・後編」と、今週分「1つ」…合わせて3つの動画を使った授業となります。
お時間がありましたらぜひ、メッセ参加もお願いいたします。先週初参加予定のかた、本当に申し訳ありませんでした。m(_ _)m
どうかよろしくお願いいたします。

2006年3月19日

4人の師匠(5)

第4回:川田拓矢先生


川田先生は、まだ早稲田予備校の講師を続けられているはずです。
この人のエピソードはすごいです。


不良で野球少年。プロ野球からもヤクザ屋さんからもスカウトも受けた。
予備校講師の前の職業は、パチンコ屋の店員。


東大に2回も入ったのに大の早稲田びいき。早稲田にも1回通った。卒業したのは早稲田だけ。
「東大はつまらん、早稲田は楽しい。だから早稲田に入れ!」とおっしゃる。
英語の模試で偏差値114というのを出したことがあるそうな。(116だったかもしれない)
作家としての作品もある。検索していたら「川田先生のウィキペディア」を発見しました。ここで作品も分かります。

授業は大変面白く、笑いが絶えない。タモリのような喋り方である。(もっとも先生曰く、今のタモリは全盛期のタモリではないそうだ。昔のタモリはもっと面白かったそうだ)


参考書も出している。「川田流 英語のツボ ライオン社


私の授業で今不定詞をやっていますが、このなかで出てくる to 不定詞の15種類の訳例「こと、べき、ような、という、ための、(訳さない)、ために、て、なんてorとは、もし~ならば、(左から)て、ほど、のに、のは、には」は、川田先生の教えの受け売りです。


他にも
・「asの訳例7つ」=「ので、ながら、ように、とき、として、つれて、だけれども」
・「beの意味11個」=「ある、いる、なる、です、come、go、arrive、起こる、行われる、言う、する」
など、覚えておけば便利な数々を伝授されました。


この人の独自の世界に「まいって」しまう人は多く、「ファンページ」が存在します。


私が彼の言葉で好きなものが1つあります。
英語ってのは本来ゆっくり味わって読むものだ。単語だけ拾って流し読みするなどもってのほか。著者に対する冒涜だ!


この言葉は「速読ばかりする今の受験英語の風潮」を憂う言葉として私は大切に思っています。


こう言うだけあって、この人の作る和訳例は美しいです。きちんと文法に則っているのに、直訳調の変なものではなく極端な意訳でもないのです。文法の則った綺麗な訳例を作られるのです。






私の英語は主に以上の4人の先生方によって養われました。その後ろくに英語に触れていない私でも現在英語が使えるのは、いかに彼らが優れた講師であるかの証明だと思います。私はここを見ている誰よりも英語ができなかったのですから。


そうそう、最後にのこの4人が4人、全ての先生方に共通する点を2つ紹介します。
(1)文法を大事に思っていらっしゃって、かならず文法的な説明を加えた解説をなさった。
(2)「英語を好きになれ!」などと決しておっしゃらなかった
という点です。


これがいかに英語が嫌いな私を救ったか……その量は計り知れません。


次回は火曜日に更新します。雑談します。

新シリーズは木曜日からです。何を語ろうかな? リクエストがあったら宜しくお願いします。今の時期に合う何かにしたいのですが…
~~よろしく~~~♪


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