苦手なりの受験英語!

 

2006年6月26日

模試の活用法(1)

今日から新シリーズです。(といってもいつも最初は予告だけですが)


今回は
「模試の活用法」
とします。お楽しみに。


更新はいつものとおり1日おき。つまり水曜日です。

2006年6月28日

模試の活用法(2)

模試なんですが、(英語に限りませんが)苦手な人にとっては怖い存在です。
自分の偏差値が出ますよね。苦手な人は、悪いに決まっている志望校の合否判定も良くないに決まっている。


ですが受けないわけには行かない。現状を客観的に見るためには必要なわけです。もっとも、試験結果が返ってくれば、厳しい現実を突きつけられることになるのですが……


もちろんこの辺は私の実体験。模試は怖かったですね。特に最初は。。。
浪人最初の模試は、全科目で偏差値30台という記録を打ち立てました
ですが、この時はそんなに辛くなかったですね。「悪い結果なのは覚悟していたから」です。
「今は仕方がない。だがこれ以上下がることはない。あとは上げるだけだ」と思っていました。


志望校についてもちゃんと「早稲田大学」と書きましたよ。もちろんF判定。
ですがほとんど気にしていませんでした。ここで良い判定が出るのならば、現役で合格してますとも。


私がここで「大事だ」と思っているのは「きちんと現状を把握すること」だと思います。
志望校も嘘偽りなく入りたい学校名を書くこと。実力差をきちっと計ることで「まだまだ足りないんだ」という意識を持つことができて、学習意欲につながると思うからです。


次回の更新は金曜日ですが、これは無料文法動画講義の回です。
この話の続きは、日曜日の更新予定です。次回は模試を受ける前の準備について書きます。宜しくお願い致します。

2006年7月 2日

模試の活用法(3)

今日は受ける前の「準備編」です。


模試はただ受ければ良いというものではないです。有効活用しましょう。
まず、用意するものがあります。ノートはさみお金


あ、あと模試が終わったあとの「時間的余裕」ですね~


「なに言っているのだ? この人は?」と思う方もいるかもしれませんね。まあゆっくり聞いてください。模試は私に言わせれば、解き終わった直後が1番大事だと思っています。特に英語が苦手な方は(別に英語に限りませんが)。


模試が終わったら即、コンビニに行きます。そして問題文を全部コピー。場合によっては、別紙でもらうはずの模範解答の解説もコピー。何をするかって? 当然模試の解き直しです。まずは工作をします。ノートの左上に問題文を貼ります。終わったら右には自分の答えと模範解答の答えを書く。問題文のわからない単語は全部辞書で引く! 単語の訳例を書きこむ! そしてもう1度時間無制限で解きなおす! それから解説を読みながら「なぜそれが解答なのか・自分は間違ってしまったのか」をチェックします。はっきり言って、模試を受けている時間よりも解きなおしの時間の方が余計にかかります。私が浪人の頃は、5時で模試が終わったあと、即行で復習し始め、終わるのは12時ぐらいでしたね。


何が言いたいかというと、「自分の解答はどうせ間違いだらけに決まっている。大事なのは、どうしたら今後正しい答えが出せるのか? を見つけ出すことにある」ということです。大事なのは、模試そのものではなく、『どうしたら今後正しい答えが出せるのか?』という「復習」が最も大事なのです。


ですが、受験生の中にはこれをしない人が多くて、私は不思議でたまりません。 なお復習はその日のうちにやること。翌日になったら翌日のノルマがあるはずで、とても模試の復習などしている時間がないからです。


だから「時間的な余裕」が必要なのです。


【模試は受けるときよりも、受けた直後が最も大事である】
覚えて置いてくださいね!続きは火曜日です。

2006年7月 4日

模試の活用法(4)

今日は、実際に試験を受けているときのどのようにするのか? これを考えます。


まず、どうしてもやらなければならないのは「問題用紙に自分が答えた答え(選択肢)を書き込んでおくこと・印をつけておくこと!
終わったらすぐ自己採点をしますから、これは絶対です。


ここで「特に苦手な人の場合」注意したいことがあります。「どれを解くか?」という問題です。得意な人と違い、苦手な人は模試の問題を全部解けないことが多いはずです。
どうしても時間内に解ききれないのです。じゃあ「どれを優先的に解けばいいの?」という話になります。ですがこれはあえて言明しません。なぜなら人によって違うからです。どうしても解釈を解きたい場合もあるし、解釈をいくつか捨てても文法や熟語問題を解きたい場合もあるでしょう。こういうのは人によって違うと思います。ただし、例えば、長文が2題あって、文法が2題あった場合、どちらか1問ずつはやってみては? と思います。なぜなら、どちらか片方でもやっておけば、自分の今の2つの力(解釈力と文法力)を計れるからです。解釈だけやって、文法を抜かせば、文法力が測れませんよね。だから満遍なくやるのが1つの方法だと思います。いかがでしょうか?


続きは木曜日です。

2006年7月 6日

模試の活用法(5)

さて、今回は、模試の結果が返ってきたときのことについて考えましょう。
このブログはあくまで「英語が苦手な人」に向けてのメッセージですから、その
辺を踏まえてくださいね。


まあ明らかに悪い結果が返って来ます。私など1浪時代はこの時期、偏差値30台
か40台でした
ね。


ここまで悪いと(実は)偏差値の微妙な差(例えば43と46の差のようなもの)はあまり気にしなくて良い気が実はしています。
合格ラインまでほど遠いことには変わりないからです。


実は、結果通知はあまり意味がないと思っているのです。結果を確認すると成績が上がるんですか? 実力がつくんですか? そんなことはないと思いませんか?


もちろん分析結果で「解釈力が足りない」とか「文法力がない」など表示されています。でもそんなの、受ける前から分かっている。全部悪いに決まっている!w


結果を見るとき大事なのは「合格ラインまでほど遠いのだ」というのを認識すること。これだと思います。


例えばですが、偏差値65の大学が自分の志望校であったとしますよね。
偏差値40台の英語ができない人が頑張って、実力を上げて、最終的に偏差値64まで上げたとします。それはそれはすごいことだとお思います。


ですが、受からないんです。ボーダーは65なのですから。これが受験の厳しさです。


「ボーダー以上まで実力を上げなければ受からない」というのを最も大事に思うのが大事だと私は思います。


明日は文法授業の金曜日ですよ。宜しくお願いします。


この話題の続きは土曜日です。

2006年7月 8日

模試の活用法(6)

今回は模試の傾向についてちょっと書きます。
といっても「高3:浪人向けの模試」についてです。


簡単に言うと
「4月~7月の模試」「9月~12月の模試」では傾向が違うのです。


以下、ちょっと覚えておいておくと良いかもしれません


「4月~7月の模試」
・長文問題がそんなに長くない。
・長文の大問が多くない。そして3問あったら、2問は易しい。
熟語を問う問題が多い。
・こてこての文法問題を出すことも多い。


「9月~12月の模試」

・長文問題がやたら長い。
・長文の大問が多い。そして5問あったら、3問は難しい。
熟語を問う問題がまずない
・こてこての文法問題は出ないが、英作文などが出る。


見事に逆になります。
「4~7月」で偏差値だけ上げたいのならば熟語をしっかり覚えてください
簡単に上がります。


しかし9月以降は通じません。もっともそれは模試の上の問題です。「偏差値に響かないなら熟語を覚えなくて良いや」などと思わないように。模試では出にくいだけであって、志望校の試験ではまず出るのですから。


9月以降の模試は「イキナリ模試が難しくなった」という印象を持つはずです。
その辺をしっかり踏まえて模試にのぞんでみては思います。


次は月曜日の更新です。

2006年7月10日

模試の活用法(7)

今回の模試については、気をつけたいことのあれこれです。
というか「偏差値」のことについてなのですが。


大きく3つのことを確認もしくは知っておいていただきたいのです。


<1つめ>
高2から高3に上がるときの偏差値は下がる
例えば、高2の終わりの模試で偏差値が60だったとしましょう。同じ実力を保ったまま、高3の1回目の模試を受けたとします。同じ偏差値が出るのでしょうか?
違います。
もし実力が変わらなければ、理論上、偏差値は下がります。
大体55ぐらいになると思ったほうがいいです。


何故だかわかりますか?


高3の模試には「浪人生」が加わるからです。
彼らは高3の間の1年間、受験勉強をこなしているのですよ。彼らのほうが1年分余計に勉強しているのです。押しなべて現役生よりは実力が身についているのです。その彼、彼女らと同じ土俵で戦う模試なので、偏差値は下がってしまうのです。偏差値は相対評価だから。


<2つめ>
高3から浪人したときの偏差値は上がる。(もしくは1浪から2浪のときなど)
例えば、高3の終わりの模試で偏差値が55だったとしましょう。残念ながら志望校に受からず、やむ終えず浪人したとします。同じ実力を保ったまま、浪人の1回目の模試を受けたとします。同じ偏差値が出るのでしょうか?
もし実力が変わらなければ、理論上、偏差値は上がります。
大体60ぐらいになると思います。


何故だかわかりますか?


偏差値の高い方々が大学に合格し、そっくりいなくなり、代わりに(総じて)実力不足の現役生が加わるからです。偏差値は相対評価ですから何にもしなくても偏差値は上がります。ちなみに昔、某掲示板で「浪人したら偏差値が急に60になった。いつのまにか実力が付いていたんだな~今なら志望校に受かるんだ。現状維持を決めこもう」という書き込みを見たことがありました。実際は付いていないのに


<3つめ>

4月の模試の偏差値60の実力は、12月の52,53ぐらいに相当する。
1年間で実力を上げるわけですから。同じ実力ならば、4月のほうが、偏差値はよく出て、12月のほうが悪く出ます。偏差値というのは相対評価です。みんなの平均量くらいずつ実力を伸ばしたとしたら、実力は伸びていても偏差値は変わらないのです。偏差値を上げるには、人並み以上の勉強をしないと、理論上は上がらないのです。


いかがでしたでしょうか? さてこのような偏差値の「妙」については、実は【一番大事なこと】をまだ語っていません。それを次回に語って、このテーマの最終回とします。
次回は水曜日の予定です。お楽しみに。

2006年7月12日

模試の活用法(8)

今日は模試の活用法の最終回です。

今日は模試、というか偏差値について大事なことを語りたいと思います。

受験期間の1年のうちで、(自分の)偏差値が一番上がる時期はいつでしょう?

実は、模試のない1月なのです。

1月は普通は模試がありません。ですがこの時期が最も実力が上がります。全受験生が追い込みをかけて勉強するからです。最後の総復習を皆さんこの時期にやるからです。総復習は偏差値アップにものすごく貢献してくれるのです
多くの受験生は、自分の実力のやや上の学校を志望します。つまり12月の模試の結果では受からない…という結果を見ることが多いのです。だからそういう多くの受験生がそのとき(12月)以上の実力がつくように1月は勉強するのです。

12月の模試で60の人だったら、1月に総復習をすると65にはなっているでしょう。ですが、その数字は模試の偏差値としては明らかにならないのです。模試がないから。

さて、ここで面白い出来事を紹介しましょう。私が「スーパーエクセレント失敗型」と呼んでいる事例です。
「受験期間中の1年間で概ねトップクラスの成績の人」がよくなってしまう悲しい例です。

12月の模試も上手くいき、偏差値も70近い、もしくはそれ以上。もちろん志望校の合否の判定結果もA判定。
こういう人はなぜか、1月に遊んでしまう人が多いのです。少なくとも現状維持。

こういう人たちの結果は「第1志望に受からず、よくて第2志望、普通は第3志望ぐらいに受かる」のです。
なぜだかわかりますでしょうか? 多くの皆さんが1月のうちに物凄い勉強し、この人の実力を追い抜いてしまうからです。それくらいこの時期は皆さん実力を上げるのです。1月にまじめにがんばった人は概ね志望校に受かると言っても過言ではないと私は思います。

つまり「12月の模試の判定ほど当てにならないものはない」ということです。


さて、次回は金曜日でいつもの文法講座です。
日曜日に雑談を入れて次の話題に行きましょう。

(↓目次はこちら)
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